「オンタイム」の意味とは? 使い方や類義語などを解説




オンタイムの意味とは?

広い意味でのオンタイムは、時間通りということです。

しかし、分野ごとに見ればオンタイムのニュアンスが少し違っています。

ここでは、オンタイムが比較的よく登場する、ビジネス、音楽、飛行機の分野における意味についてご紹介します。

ビジネス

ビジネスにおける意味としては、時間どおり以外に、勤務中ということがあります。

会話で出てきたオンタイムの意味がどちらになるのか、文脈で見極める必要があります。

音楽

現在は、どんどんデジタル機材、コンピュータ技術が進化しています。

音楽の分野でも、ライブ音源を編集したCD、音楽編集ソフトを利用した音源の製作も多くなっています。

この時、画面上で打ち込んで、拍に合わせて演奏を入力することをオンタイムといいます。

飛行機

飛行機は天候や前の便の影響によって、離発着する時間が決定していても、スケジュール通りに実行できない時も多くあります。

離発着が定刻通りにできる時にオンタイムといいます。

また、飛行機の分野においては、定刻通りの対義語である遅延はディレイといいます。

オンタイムと一緒に、ディレイを覚えておけば便利です。

オンタイムの使い方とは?

ここでは、オンタイムの使い方についてご紹介します。

前もって決定されていた時間通りで使う時が多い

オンタイムは、何かを前もって決定されていた時間通りにする時に使えます。

例えば、「オンタイムで会議をスタートしたい」の意味は、「予定通りの時間に会議をスタートしたい」ということです。

例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「電話が急にかかったため、面談がオンタイムでスタートできなかった。」
  • 「支障がそれぞれの日程に出ないように、会議はオンタイムで終わろう。」
  • 「参加する人は揃ったが、オンタイムまでには時間がちょっとあるため定刻まで待とう。」

ビジネスシーンでは、わざわざオンタイムといわなくても、基本的に定刻通り、時間通りに動くことです。

日程を早めないでオンタイムに開始する、だらだらと継続しないでオンタイムに終了することは、時間管理においても大切です。

勤務中であることを表現する時もある

オンタイムの意味としては、時間通りのみでなく、勤務中であることを表現する時もあります。

例えば、午後5時開始の会議について、「テンポ良くオンタイムに終われるように進めていきましょう」と使った時のニュアンスとしては、勤務中に終われるように、ともとることができます。

一方、時間が「午後5時~午後6時まで」と決まった会議の時の意味は、「定刻通り午後6時に終われるように」にもなり、ニュアンスがいくつか考えられます。

ラジオをオンタイムで聞くという表現は間違っている

オンタイムを使った表現としては、ラジオをオンタイムで聞くというものが間違っています。

このオンタイムで聞くは、時間通りに聞く、つまり番組が始まった時から聞くという意味です。

そのため、現在放送されているラジオ番組を聞くという意味では使えません。

単に、現在放送されているラジオ番組を聞くという意味合いであれば、リアルタイムの方がいいでしょう。

オンタイムと同じような表現とは?

ここでは、オンタイムと同じような表現についてご紹介します。

リアルタイム

リアルタイムの意味は、今その時ということです。

先にご紹介したように、現在放送されているラジオ番組を聞く時はリアルタイムで聞くというように表現することができます。

また、オンタイムは決められた定刻という時刻をいいますが、リアルタイムは経過した時間も含まれています。

オフタイム

オフタイムの意味は、勤務時間外ということです。

例えば、「明日は一日オフだ」と仕事が休みの日を表現する時がありますが、このオフはオフタイムのことです。

オンスケジュール

オンスケジュールの意味は、予定表・日程表に接している、つまり遅れが作業にないということになります。

簡単にいうと、オンスケジュールの意味は予定通りということです。

オンスケジュールは、略してオンスケといわれる時もあります。

オンデマンド

オンデマンドという表現を近年はよく聞きますが、このオンデマンドは時間に関係するカタカナ語ではありません。

デマンド(demand)の意味は、要求・需要ということで、一般的にオンデマンドの意味は、利用する人の注文によって、サービスや商品を提供することになります。

コンテンツをネット上で配信することは、ユーザーの要求に対応したコンテンツを配信するため、オンデマンドという表現が使われる時が多くあるようです。

オンタイムの類義語とは?

ここでは、オンタイムの類義語についてご紹介します。

定刻通りに、時間通りに

オンタイムは日、定刻通りに、時間通りにというようにいい換えられるでしょう。

時間ちょうどに、ともいい換えられます。

定刻通りに、時間通りにを使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「定刻通りに打ち合わせを始めよう。」
  • 「時間通りに会議は始まった。」

オンタイムの対義語とは?

オフタイムが、オンタイムの対義語になります。

オフタイムは、休み、休暇、就業時間外という意味です。

オンタイムの意味が就業時間内ということであるため、オフタイムは反対の意味になります。

ビジネスシーンにおいては、オフと休み日のことをいう時があります。

このオフはオフタイムの頭文字であり、広く一般的にも使われているものです。

一方、時間通り、間に合うの対義語としては、遅れる、遅刻するなどがあります。

「late」や「Being late」が英語表現ですが、ほとんど日本語での会話でわざわざ使う時はありません。

同じ言葉でも、セットで別の意味の対義語も使われているということではありません。

オンタイムの英語表現とは?

「on」に「time」をプラスしたものが、オンタイムの英語表現になります。

熟語であり、一つの単語ではありません。

「on」の意味は~に接して、~の上に、ということで、「time」の意味は時間ということです。

そのため、時間に接するから転じて、時間通りの意味になりました。

また、オンタイムと同じような意味の英語表現としては、「just in time」(ジャストインタイム)があります。

「ジャストインタイムだった」「ジャストだった」などということを耳にしたことがあるのではないでしょうか。

この意味は、ギリギリ間に合ったということです。

特に、時間は指定していなかったが、ちょうどタイミングが良かったという意味合いになります。

「on time」は時間が決まっていた時で、「just in time」は時間が決まっていなかった時であるため、正しく使いわけましょう。

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RUN-WAY編集部

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