返信メールのタイトルにつく「Re」の意味とは?




返信メールのタイトルにつく「Re」の意味とは?

返信メールのタイトルに自動的につく「Re」は、語源がラテン語で、意味は「○○に関して」あるいは「○○について」ということです。

「Re」の語源のラテン語は、「res」という女性名詞で、意味は物事や主題、物語のテーマということです。

なお、「Re」を「RE」と大文字で表記することもありますが、いずれも間違いではありません。

「Re」は返信メールのタイトルにつく表記で、読み方としてはあまりありません。

あえて「Re」を読むときは、「リー」や「リ」、あるいは「レー」や「レ」になります。

返信メールのタイトルにつく表記としては、「Re」の他にもあります。

「Re>」や「Re」の後に返信数の数値を入れて「Re5」と表記されるときも、メールのソフトによってはあります。

「Re」以外の表記のときは、英語以外の返信メールでもあります。

ドイツ語の返信メールのときは答えという意味の「AW」、デンマーク語やスウェーデン語の返信メールのときは「SV」、フィンランド語の返信メールのときは「VS」などがあり、小文字でも大文字でも問題ありません。

しかし、メールのソフトで国際化されたものは言語だけでなく標準として「Re」を使うことが多いため、「Re」を使うと問題ないでしょう。

「Re」の使い方とは?

ここでは、「Re」の使い方についてご紹介します。

「Re」はビジネスメールの返信で使う

ビジネスメールの返信に「Re」をつけるのは相手に対して失礼であると考えている方もいるでしょうが、「Re」をつける方がむしろいいときもあります。

というのは、「Re」をつける方が相手にとってはどのようなことについてのビジネスメールかがわかりやすいためです。

内容が同じビジネスメールで返信するときは「Re」をつけて、要件がメールをやり取りしているときに変わったのであれば、「Re」をつけた返信をその時点で止める方がいいでしょう。

このときは、タイトルを要件に適した新しいものに変えましょう。

多く「Re」がつき過ぎたときは数字に変える

ビジネスメールをやり取りしていて多く「Re」がつき過ぎたときは、ビジネスメールが読みにくくなることがあります。

また、ビジネスメールが開かないというようなトラブルが発生することもあります。

このようなときは、1つだけの「Re」にしてタイトルの後に返信数をカッコ書きで書くような方法もあります。

例えば、「:Re:Re:Re:Re:Re:Re:」のときは、「Re:○○の件(6)」などのように書きます。

「Re」という表記をメールのタイトル以外で使う事例

「Re」という表記は、インターネットが普及したためかもしれませんが、よくアニメやマンガ、楽曲などに使われている感じです。

ここでは、「Re」という表記をメールのタイトル以外で使う事例についてご紹介します。

「Re:Re:」

アジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の「Re:Re:」があります。

アジカンのファンに高校のときからなっている人は、当時からこのタイトルは印象的であったそうです。

「Re:Re:」の意味は、「返信への返信」ということのようです。

「RE:I AM」

Aimerの「RE:I AM」は、機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode6「宇宙と地球と」のテーマソングでした。

「ReLIFE」

「ReLIFE」は、「comico」という漫画アプリで、2013年10月12日~2018年3月16日に連載されたマンガです。

2014年には「comico」で初めて単行本化されました。

返信メールのときにタイトルを変えると駄目な理由

では、相手からの返信メールのときにタイトルを変えている人はどの程度いるのでしょうか?

一般社団法人日本ビジネスメール協会の「ビジネスメール実態調査2014」によると、相手からの返信メールのときにタイトルにつく「Re」を削除してタイトルを変えているかという質問に対しては、「変えていない」が約83%、「変えている」が約16%、「わからない」が約1%になりました。

このように、タイトルを変えないでメールを返信する人が多くなっています。

ここでは、返信メールのときにタイトルを変えると駄目な理由についてご紹介します。

「Re」によって返信メールかを伝える

「Re」がついていると返信メールであるとわかります。

一方、「Re」がついていないと新しいメールであるとわかります。

仕事が返信メールによって前に進みます。

伝えたいというこちらの行動についての相手の反応が、返信メールになって返ってきます。

そのため、メールを受け取る人にとっても、返信メールは意味深いものです。

一方、「Re」がついていないメールは新しいものです。

新しいメールの中には、報告メール、連絡メール、相談メール、依頼メール、苦情メール、営業メール、迷惑メールなども含まれています。

そのため、メールを受け取る人は自分に無関係のものも含まれていることを知っています。

新しいメールよりも返信メールを先に読むような人もいます。

そのため、返信メールのときにタイトルを変えないようにしましょう。

効率と丁寧さ

マナー講師の一部は、返信メールのタイトルを毎回変えましょうと教えています。

また、「様」がタイトルの中についていると、削除するように教えています。

コミュニケーションのツールが、ビジネスメールになります。

そのため、著しく効率が落ちるのは全く意味がありません。

一方、不快な感じを相手に与えるのも良くありません。

返信メールのたびに「様」をつけたり、削除したりしていると、非常に時間がかかります。

返信メールの件数が1日あたり1件であれば、時間がかかってもいいでしょう。

しかし、1日あたり何十件もの返信メールに対してこのような作業をしていると、時間が非常にかかります。

これが積もってくると、大きな時間の無駄になります。

返信メールのときにタイトルを変えると駄目

このようなことから、返信メールのときにタイトルを変えると駄目であるといえます。

当然ですが、相手によって最終的に判断するのがおすすめです。

相手がほとんどメールを使わない人であれば、「Re」は何だろうか、間違いではないか、などと思うこともあります。

このような相手には、タイトルを変えるのもいいでしょう。




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RUN-WAY編集部

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