韻を踏むとは? 由来や類義語・対義語、ビジネスシーンでの使い方などを解説




韻を踏むとは?

韻を踏むというのは、ラップなどの音楽や詩、小説などで、繰り返して同じ音や同じ母音を持っている言葉を使う方法です。

特に、ラップのときの特徴は独特なキレのある歌い方で、一度聞けば頭に曲調やフレーズが残ったりします。

「韻を踏む」の由来とは?

韻を踏むの由来は、「絶句(ぜっく)」という中国の詩の形式でもあるルールになっています。

絶句というのは、一つの詩について、韻を一つあるいは二つ以上踏むというものです。

中国の詩の特徴は、このルールに従って中国語の発音をベースに韻が美しく踏まれていることです。

一方、韻を踏む中国の文化が日本にも伝わり、日本語の音読みをベースに韻を踏んで、漢詩を作ったことがあります。

後世に韻を踏むという表現が伝わり、日常的に使われるようになったとされています。

なお、現代では韻を訓読みで踏むときも多くあります。

「韻を踏む」のビジネスシーンでの使い方とは?

ここでは、韻を踏むのビジネスシーンでの使い方についてご紹介します。

韻を踏むというのは、同じような発音の言葉を繰り返すことで、同じ言葉を単純に繰り返すことではありません。

ザイオンス効果というのは、韻を踏むことの効果を証明するための理論です。

このザイオンス効果は、ロバート・ザイアンス博士というアメリカの心理学者が提唱した心理的な効果で、単純接触効果と日本ではいわれています。

ザイオンス効果は、何回もある対象に対して繰り返して接触することによって評価や好感度がアップするという心の変化のことです。

例えば、同じ歌詞やメロディーのフレーズを何回も繰り返したり、商品名をテレビのCMで何回も連呼したりすると、ユーザーは関心がなくても記憶するようになります。

ビジネスにこれを応用すると、プレゼンテーションにおいて強いイメージを上長やクライアントなどに対して与えることができます。

例えば、会計ソフトの導入をクライアントにすすめるときに、次のような2つの説明を行うとしましょう。

(説明1)

この会計ソフトを導入することによって、業務の効率がアップするとともに経費の低減ができ、経営に対してもすぐにいい影響が現れるようになるでしょう。

(説明2)

この会計ソフトを導入すると、業務の効率アップ!経費の低減!経営の改善!収益のアップ!も確実です。

この説明は極端なものですが、説明1のようにだらだらと難しい言葉を連ねるよりも、説明2のように短い言葉をテンポ良く韻を踏んで説明することによってクライアントに対して強いイメージを与え、記憶に残りやすくなる効果が期待できます。

「韻を踏む」を使った例文とは?

ここでは、韻を踏むを使った例文についてご紹介します。

  • 「韻を踏むことによって、強くメッセージを語りかけよう。」
  • 「基本はラップで韻を踏むことであるが、演歌も今や同じだ。」

「韻を踏む」の類義語とは?

ここでは、韻を踏むの類義語についてご紹介します。

押韻、韻を押す

韻を踏むの類義語としては、意味が同じで他の表現の押韻や韻を押すがあります。

言い換えも文脈の特徴によってできますが、例えば、「韻を踏まないラップは面白くない」という表現を「押韻のないラップは面白くない」と言い換えるのは、文章的には適切ではありません。

そのため、文章に適した類義語を使うように注意しましょう。

ダジャレをいう

ダジャレを好んでいう人は、職場でもいるのではないでしょうか。

面白くないと苦笑いしながらも、作り手の感覚に実際になってみれば、「案外と韻をしっかりと踏んでいる」ことがわかったりします。

例えば、ダジャレの「酸っぱい、アップルパイ食べて、お腹いっぱい」や「布団がふっとんだ」などは、改めて考えてみれば効果としては韻を踏むことと同じようなものを発揮しています。

ここで、韻を踏むの類義語がダジャレをいうになるかは判断が困難ですが、韻を踏むことがダジャレを作るときには大切であることが納得できるでしょう。

「韻を踏む」の対義語とは?

韻を踏むの対義語は、残念ですがありません。

というのは、韻を踏むは短い詩句の中でリズムを全体に持たせたり、イメージをアップするために行ったりするものであり、これの逆の行いがないためです。

なお、散文詩というのは、詩句の作り方で字数や韻にとらわれないものをいいます。

「韻を押す」と「韻を踏む」の違いとは?

ここでは、韻を押すと韻を踏むの違いについてご紹介します。

「韻を押す」と「韻を踏む」の意味の違い

わかりやすく韻を押すと韻を踏むの違いをいうと、韻を押すより韻を踏むの方が少し一般的に使われているということです。

「韻を押す」と「韻を踏む」の使い方の違い

韻を踏むを使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「韻を踏むときは子音を忘れていいことがわかりました。」
  • 「韻の踏み方がこの曲は素晴らしいです。」
  • 「彼は韻を多く踏めるために頭の回転が速いのでしょう。」
  • 「韻をりんごと踏む言葉が考えつきません。」

また、韻を押すを使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「彼は韻を押す歌詞を作るのが得意です。」
  • 「記憶に韻を押した文章は残りやすいでしょう。」
  • 「韻を押す上手い方法があれば教えてください。」
  • 「韻をグリーンと押す言葉が考えつきません。」

「韻を押す」と「韻を踏む」の使い分け方

韻を押すと韻を踏むの意味はいずれも苦労や努力が無駄になることであり、違いとしては大きくありません。

違いをあえて挙げると、韻を押すよりも韻を踏むの方が少し一般的に使われているということです。

しかし、いずれも日本語としては正しいものであり、お互いに言葉を入れ替えても問題ないものであるため、好きな言葉を使っても基本的に問題ないと把握しておきましょう。

「韻を踏む」の英語表現とは?

ここでは、韻を踏むの英語表現についてご紹介します。

韻を踏むの英語表現としては、「to rhyme」があります。

「to rhyme」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「“Lose” rhymes with “snooze.”」( 「lose」は韻を「snooze」と踏む。)
  • 「“Pain” is a rhyme for “gain.”」( 「pain」は韻を「gain」と踏む。)






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RUN-WAY編集部

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