「自尊心」とは? 「自尊心」が高い人の特徴などを解説




「自尊心」とは?

「自尊心」というのは、英語の「self-esteem」を和訳したものです。

「自尊心」は、社会心理学者の小林知博氏によれば、最初に1892年に文献に登場しました。

小林知博氏によれば、「自尊心」は次のような種類があるそうです。

  • 自覚できている「顕在的自尊心」
  • 自覚できていない「潜在的自尊心」

「顕在的自尊心」というのは、感情や思考として現れるため、自分で掴みやすいものです。

例えば、質問票に答えるなどして測ることができます。

一方、「潜在的自尊心」というのは、心の奥に秘められたものです。

「潜在的自尊心」は、行動や発言の中に現れますが、自覚するのは無意識であるために困難です。

「自尊心」が自分は高い方であると考えている人も、無自覚な不安や自己嫌悪感に心の奥底ではさいなまれているでしょう。

「自尊心」については、中島敦の『山月記』の小説が有名です。

国語の教科書にも掲載されているため、多くの人が読んだことがあるのではないでしょうか。

『山月記』は、李徴という青年が主人公で、舞台は618年~907年の唐代の中国です。

李徴は、秀才で科挙に若くして合格するくらいでしたが、役人の仕事を「自尊心」が強すぎて見下していました。

やがて、仕事を辞めて詩作にふけますが、才能がないことに絶望して巨大な「人食い虎」に発狂して変身してしまいます。

李徴の告白によれば、虎になった要因は尊大な「羞恥心」と臆病な「自尊心」でした。

李徴は、詩人として有名になりたいと思いながら、才能がないことがわかるのを心配して行動しませんでした。

しかし、役人にも馴染めなく、完全に人間社会からドロップアウトしました。

人間社会から外れたものを虎の姿が象徴し、膨れ上がった「自尊心」を体の大きさが象徴します。

『山月記』は、「自尊心」が強くなりすぎれば社会生活に馴染めないという教訓が含まれています。

「自尊心」が高い人の特徴とは?

ここでは、「自尊心」が高い人の特徴についてご紹介します。

他の人と比較しない

「○○さんが羨ましい」と考えたときに、その人と比較してどこが具体的に劣っているかを意識しないで、前向きな「自分なりに頑張ろう」というエネルギーに変えることができます。

周りに流されないで判断が自分でできる

他の人と意見が違っても、「自分はこれでいい」「自分はこうしたい」などというように、自分の考えで判断したり決断したりすることができます。

自分のミスを認めることができる

肯定的にものごとを考える傾向があり、自分のミスを認めることができたり、素直に他の人からの忠告や注意を聞いたりすることができます。

例えば、他の人から忠告や注意を受けたときに、「そのシーンでは好ましくなかった言動についての忠告だ」「プライベートとは関係ない仕事上での注意だ」などというように、自分の人格と区別して考えることができます。

周りの人に感謝する

普段から、周りの家族や友達などに感謝することが多くあります。

ものごとに積極的にチャレンジできる

日本や外国の研究でも、仕事や学業に積極的に取り組む姿勢があることが示唆されています。

自分を受け入れることができ、ミスしてもポジティブに「いい体験をした」と考えられるため、不安が積極的に行動することについて少ないと考えられます。

「自尊心」が低い人の特徴とは?

ここでは、「自尊心」が低い人の特徴についてご紹介します。

自分の軸や信念を持っていなく、他力本願な傾向がある

「自尊心」が低い人の特徴は、自分の考えを持っていないことです。

自分の軸や信念を持っていないため、自分の判断で取捨選択したり、行動したりすることができません。

そのため、周りの行動や意見にいつも流されることが多くあるでしょう。

自分の考えを主張しないで、楽なのは周りに従う方であると思います。

マイナス思考でネガティブに考えやすい

「自尊心」が低い人の特徴は、「何をしても自分は上手くいかない」と考えることです。

自信がないためにネガティブに考えるなど、マイナス思考に常になってしまいがちです。

肯定的に自分のことを考えられないことが、そのまま外部へのものごとの見方にも反映されています。

正しく事実が解釈できないため、良くない意味に必要以上に拡大解釈することもあるでしょう。

劣等感を覚えやすく、すぐに周りの人に対して嫉妬する

「自尊心」が低い人の特徴は、他の人と自分をすぐに比較してしまう傾向があることです。

自己愛が感じられないため、他の人から自分は受け入れられないと思ってしまいがちです。

例えば、他の人からの評価が高いような人を見れば、嫉妬心が激しく沸き起こってきます。

そのため、邪魔をしたり、嫌味をいったりすることもあるでしょう。

自己肯定感が低く、あまり自分が好きでない

「自尊心」が低い人の特徴は、自分自身をありのままに受け入れることが困難なことです。

そのため、自己愛があまり持てない人が多いでしょう。

変に謙遜して「こんなことしか自分はできないため」と思って、誰でもできるような仕事だけを選んだり、他の人から見るとやる気が無いように見られたりします。

積極的にチャレンジしようという気持ちも、自分が好きにならなければ持てないでしょう。

必要以上に他の人の顔色が気になって、上手くコミュニケーションがとれない

「自尊心」が低い人の特徴は、適切な対人関係を他の人と築くのが困難になることです。

というのは、自分を批判したり否定したりする気持ちが、攻撃的な他の人に対する態度として表れるためです。

他の人の言動に対しても敏感になって、本当に信頼できるような人を見つけるのがなかなかできないでしょう。

タイプが同じような人同士が集まるようなことも多く見られます。

性格が弱気で、他の人から頼まれても「自分はできない」と拒む

「自尊心」が低い人の特徴は、成功体験が多くないことがあります。

前提として初めからミスしたり諦めたりすることで考えたりするため、何かを他の人から頼まれたときでも「自分にはどうせ無理だ」と思って断ることもあるでしょう。






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RUN-WAY編集部

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