体調が悪いと思って病院に行ったらまさかの入院!?有給でまかないきれなかったら、お給料が減っちゃうし生活出来ないかも…!?病気になると、身体のこと以外にもお金や生活において、不安な事が沢山ありますよね。そんな時には、傷病手当金というのが出ますので、まずは基本的なことをチェックしておいて非常事態に備えておきましょう!
1,傷病手当金って?
健康保険に加入している人が病気や怪我によって入院、医者の指示による自宅療養によって仕事が出来ない期間の生活保障をするための手当金です。お給料の3分の2の金額が、最長で1年6ヶ月支給されますので申請をしない手はありませんね!
2,休めばすぐに傷病手当金がもらえるの?
体調が悪いから6日間自分の判断で休んだけど、傷病手当金があるから大丈夫でしょ!なんて思っていたら大間違いです!もちろん支給条件がありますので要チェックです!
- 医師の判断が必要
- 会社に報告した後、待機期間として“連続して3日間”休んでいる
この待機期間は傷病手当金の支給対象とはなりませんが、支給するための条件としては必要です。2日だけ休んで1日出勤して…など連続して3日休んでいない場合は支給の対象となりませんので注意が必要です。
待機期間の3日間を、有給休暇を充てて対応することは可能ですので、少しでも給与が減るのを防ぎたい方は有給をあてることで対処することが出来ますよ◎
- 休業中に給与をもらっていないこと
会社の制度等で一定額の支給があったりするなどの場合は、傷病手当金の支給額が会社の支給額の方が高い場合には支払われません、また待機期間とは異なり支給対象の期間は、有給休暇はあてられませんので、有給として給与をもらいつつ傷病手当金ももらうということは出来ないので注意して下さいね!
3,なんか色々書類を用意しなきゃいけないの?
傷病手当金申請書という書類の準備が必要です。ただ傷病手当金を申請したい場合、総務担当の人に相談をすれば必要な物を教えてくれる場合がほとんどですので、通常はその指示に則って用意すれば問題ありません。その必要なものの中で少し手間な事といえば医師に記入してもらう欄がありますので、入院または治療にかかった病院に記入を依頼する必要があります、その場合は通常300円の負担金が必要となりますので注意が必要です!
4,他にも注意する事はあるの?
いくつか注意点がありますのでチェック!
- 傷病手当金は2年間という申請期限があるのでなるべく対象となる期間がある場合は早く申請を済ませるようにしましょう!
- 国民健康保険の場合はそもそも傷病手当金の制度がありますので申請自体を行う事ができません
- 労災の場合はそもそも傷病手当金ではないので注意!
その他にも出産手当金の支給がある場合には金額調整がされたりなど特殊なケースの場合には思うように支給されない場合がありますので都度確認が必要になります。
ちょっと難しかったかもしれませんが、長期間休んでいても会社勤めをしている働き女子ならば、多少は保障制度があるという事を認識しておくだけでも安心できますね!
ただ、やはり傷病手当金は普段の給与よりかはどうしても支給額は低いので保険にはいったり、貯蓄をしておくなど日頃の備えがあると更に安心です!いつ病気や事故に合うかは、誰にも分りませんよね。なので、いざ自分の身に起きたときに、自分なりに病気になったらどうする…?というのを考えているか、いないのかは大きな差があるので、いざという時に困った状況にならないためにも自分なりに考えておくことが、大切です☆