「つらつらと」の意味とは? 使い方や類義語、漢字表記などを解説




「つらつらと」の意味とは?

「つらつらと」は、頻繫に小説や映画などに登場したり、日常会話に登場したりします。

しかし、「つらつらと」の意味がわからない人も多くいるでしょう。

ここでは、「つらつらと」の意味についてご紹介します。

「つらつらと」の意味は、対象のものについて、深くじっくりと観察したり考えたりすることです。

そのため、「つらつらと考える」の意味は、「深くじっくり考える」ということになります。

「つらつらと」の漢字表記とは?

「つらつらと」は、ひらがなで書くことが多くあるため、一般的な表記は「つらつらと」であると思っている人も多くいるでしょう。

しかし、「つらつらと」の漢字表記も実際にはあります。

漢字表記のときは、「つらつら」という部分が漢字表記に当たります。

ここでは、「つらつらと」の漢字表記についてご紹介します。

結論からいえば、「つらつらと」の漢字表記は「熟々」という漢字になります。

「熟」という「熟(じゅく)す」などで使われる漢字を2つ並べて使うことによって、「熟々(つらつら)」という漢字表記になります。

「つらつらと」の使い方とは?

「つらつらと」は深く考える、よく考えるという意味であるため、どのような使い方をどのような文章でするといいか迷うでしょう。

一般的に普段の日常生活において「つらつらと」という言葉はほとんど使われることはないため、当然ですが、使い方がわからないでしょう。

しかし、もし使うチャンスがあったときは正しく使う必要があるため、正しい使い方を把握しておきましょう。

ここでは、「つらつらと」の使い方についてご紹介します。

後に続く動詞を修飾する

「つらつらと」の使い方としては、後に続く動詞を修飾するものがあります。

何かの動詞の前に「つらつらと」を付ける使い方をすれば、「つらつらと」の意味は、深く考えて何かをする、よく考えて何かをするということになります。

「つらつら」のみでも意味が「つくづく」などの副詞ですが、普通は「と」を「つらつら」に付けた使い方をします。

「つらつら」はもともと古語として使われていましたが、「と」をつけた使い方が長年の間にされるようになりました。

「つらつらと」は、後に続く動詞を「ゆっくりと」などのように使うということを把握しておきましょう。

ビジネスシーン、小説で使う

「つらつらと」の使い方としては、ビジネスシーンや小説で使うものがあります。

「つらつらと」は、一般的に普段の日常会話においてはほとんど使われません。

というのは、自分は「つらつらと」の意味がわかっても、意味を相手がわからないときは間違って捉えられるときもあるためです。

正しい「つらつらと」の意味がわかっている人が多くないため、ビジネスシーンのように堅い言葉を使うときや、日本語に詳しい文章を読むのが好きな人が好むような小説などで、「つらつらと」は使われるときが多くあります。

また、このようなときに使うのであれば、それほど不自然ではありません。

「つらつらと」を日常会話において使うと少し違和感がありますが、ビジネスシーンや小説などで使うのであればそれほど違和感がないでしょう。

「つらつらと」の類義語とは?

ここでは、「つらつらと」の類義語についてご紹介します。

「念入りに」

「念入り」の意味は、注意を払って細かいことまで行うことです。

例えば、「念入りに考える」と「つらつらと考える」は言い換えることができます。

「よくよく」

「よくよく」の意味は、物事を念入りに行う様を表現する言葉です。

「よく」のみの意味でも「十分に」ということがありますが、繰り返して「よくよく」ということによってさらに念入りな様子になります。

「すらすら」

「つらつらと」の意味が「なめらかな様」というときは、「すらすら」が類義語になります。

「すらすら」の意味は、なめらかに途中で止まらなくて進む様子です。

「ぺらぺら」

「ぺらぺら」の意味は、流ちょうに話す様子です。

「ぺらぺら」の使い方としては「ぺらぺらと話す」などがあり、複数の意味がある「つらつらと」よりもわかりやすいでしょう。

「つらつらと」の対義語とは?

ここでは、「つらつらと」の対義語についてご紹介します。

「いい加減に」

「つらつらと」は深く考えたり、良く考えたりすることを意味するため、それほど考えもしないという意味の「いい加減に」は「つらつらと」の対義語であるといえます。

しかし、「いい加減」の意味としては「適度」ということもあるため、この意味のときは対義語ではありません。

「がさつに」

「がさつ」は態度や動作などに落ち着きがなく、ぞんざいで荒っぽい様という意味であるため、「がさつに」は落ち着いてよく考えるという意味の「つらつらと」の対義語になります。

「つらつらと」の英語表現とは?

ここでは、「つらつらと」の英語表現についてご紹介します。

「carefully」「deeply」

「つらつらと」の英語表現としては、「carefully」や「deeply」があります。

「carefully」の意味は注意深く、「deeply」の意味は深くになります。

「carefully」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「You should think about this problem deeply enough to find the answer.」(回答が見つかるまでつらつらと考える必要がある。)

「deeply」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「You should think about the Japanese economy deeply enough to find policies to be improved.」(改善すべき政策が見つかるまで、つらつらと日本経済を考えるべきである。)

「smoothly」

一方、「つらつらと」の意味が「なめらかに」ということで使われるときの英語表現は、「smoothly」になります。

「smoothly」は、カタカナ表現の「スムーズに」の由来にもなる英語表現です。

「smoothly」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「to write smoothly」(つらつらと書く)




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RUN-WAY編集部

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