「やむを得ず」の意味とは? 由来や使い方などを解説




やむを得ずの意味とは?

やむを得ずは、どうしようもなく、仕方なくという意味です。

実際にはやりたくないが、仕方なくどうしようもない事情によって行なっている状況です。

漢字でやむを得ずを書く時は、已むを得ずと止むを得ずがあります。

いずれも正しい漢字表記ですが、止むを得ずと書いている辞書が多いため、止むを得ずが一般的に使われています。

なお、やむをえずとひらがなで書く時もありますが、やむおえずの書き方は間違っているため注意しましょう。

やむを得ずの由来とは?

もともと、やむを得ずは止む事を得ずという表現でしたが、これを省略してやむを得ずになったようです。

止む事を得ずという言葉は、吉田兼好によって鎌倉時代に書かれた徒然草の中で使われています。

この文章は、「一日の中に、飲食・便利・睡眠・言語・行歩、止む事を得ずして、多くの時を失ふ」というものです。

現代語にこれを直すと、「一日の中に、飲食・トイレ・睡眠・会話・散歩など、多くの時間を止める事ができない用事で失ってしまう」になります。

止むの意味はやめるで、得ずの意味はできないということです。

そのため、止む事を得ずの意味は、やめることができないということで徒然草で使われており、これがやむを得ずの由来であるといわれています。

さらに、転じて、やめたくてもやめられないという意味から、仕方がない、どうすることもできないになったと考えられます。

ビジネスシーンでのやむを得ずの使い方とは?

ここでは、ビジネスシーンでのやむを得ずの使い方についてご紹介します。

断りを入れる時に使う

ビジネスシーンでは、やむを得ずは断りを入れる時に使います。

例えば、やむを得ずを相手の期待を裏切る時や欠席を申し出る時などで使うことによって、自分の本意ではないことが表現できます。

断りを入れる時にやむを得ずを使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「どうしても必要な用事があり、やむを得ず辞退します。」

この例文の意味は、どうしても必要な用事があり、仕方なく辞退します、ということです。

やむを得ず中止

やむを得ず中止の意味は、仕方なく中止ということです。

実際には中止したくないが、どうしようもない理由のために中止する時に、やむを得ず中止を使いましょう。

やむを得ず中止を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「やむを得ず中止という連絡があり、がっかりした。」
  • 「大雨の影響によって、やむを得ず中止にします。」

やむを得ずを使った例文とは?

ここでは、やむを得ずを使った例文についてご紹介します。

  • 「気に入ったものが置いてなかったため、やむを得ず買った。」
  • 「お金に困っていた友達は、祖母の遺品をやむを得ず売ったようだ。」
  • 「やむを得ず自宅に帰ることにしたが、仕事がまだ残っている。」

止むを得ずを使った表現とは?

ここでは、止むを得ずを使った表現についてご紹介します。

止むを得ず急ブレーキを踏む

ブレーキを踏む時は実際には余裕を持つ必要がありますが、例えば、車が急に脇道から出てきた、あるいは歩行者が出してきた、などというような時は急ブレーキを踏む必要があります。

最近は、アクセルとブレーキを踏み間違えて事故が発生するというケースがありますが、万一アクセルペダルが本当に戻らないなどがあると、ブレーキをかけることを考える必要があります。

あるいは、サイドブレーキを必要に応じて使うことも必要です。

止むを得ず欠席する

何かに出席する必要がある時に、止むを得ない理由によって出席できないことがあるでしょう。

例えば、仕事の都合や家庭の事情などで出席できなくて欠席することなどがあるでしょう。

あるいは、どうしても欠席したい時は、不幸事が近所にあったのでなどということで止むを得ず欠席することもあるでしょう。

止むを得ずの類義語とは?

ここでは、やむを得ずの類義語についてご紹介します。

仕方なく

仕方なくの意味は、これ以外にやりようがない、嫌々ながら、ということです。

例えば、ショッピングに行きたくなくても、料理をする材料がないとショッピングに仕方なくいく必要があるでしょう。

牛乳をどうしても買う必要がある時に、どこのお店でも売り切れになっておりやっと探した牛乳の価格が高いということでも、その高い価格でも仕方なく牛乳を買うような時もあるでしょう。

渋々

渋々という言葉の意味は、仕方なく不本意ながら賛成、実施、処置する、などということがあります。

やりたくないと考えながら嫌々することであり、学習はしたくないが試験勉強はする必要があるため渋々学習する、というような人もいるでしょう。

面接をやむを得ず辞退する時に伝える理由とは?

やむを得ず面接を辞退する時に伝える理由としては、シンプルな一身上の都合で辞退させていただきますというのものでも問題ありません。

面接を辞退する理由として、仕事に興味が湧かなかった、あるいは給与面や待遇面で納得できなかった、などのように表現がストレートな時は相手の心証が悪くなることもあるため、できるだけ避けることが必要です。

一部の会社では、詳しく面接を辞退する理由を教えて欲しいといわれることもあるでしょう。

このような時は、当たり障りのない面接を辞退する理由を伝えておくと問題ありません。

基本的には、面接を辞退することをメールで伝えた後、電話で気になる時は連絡するような流れになります。

まだ面接は選考する段階であるため、メールのみで面接を辞退することでも問題ありません。

返信がもしなければ、直接会社に電話をかけて、メールは着きましたでしょうかと確認すると誠意が相手に伝わります。

また、面接を辞退しにくいということで、面接を無断でキャンセルするのは社会人としてのマナーに違反するようになります。

メールは一方的な連絡方法であるため、会話が相手とないため失礼に思うかもしれませんが、連絡を早めに行う時は有効な方法であり、送った時にデータが残るためメリットも大きくなります。

面接をやむを得ず辞退する時は、メールですぐに伝えましょう。

やむを得ずの英語表現とは?

ここでは、やむを得ずの英語表現についてご紹介します。

「I have no choice but to」が、やむを得ずの英語表現としては適しています。

英語表現の「I have no choice but to」の意味は、せざるを得ないということでで、選択肢がそれ以外にないことを表現します。

例えば、「cancelled」(中止)をプラスした「I have no choice but to cancelled」という文章の意味は、やむを得ず中止にする、中止にせざるを得ないということになります。






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RUN-WAY編集部

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