「会社の飲み会欠席したい…」角が立たない断り文句まとめ【ライター/粕谷麻衣】




「会社の飲み会を欠席したいけれどどう断ればいいだろうか」「上司から誘われているからなんとなく断りにくい」など、会社や仕事関係の人との飲み会の断り方に頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。

会社の飲み会を欠席すること事態は、法律に触れることではありませんし、会社の規約にも原則として出席するよう明確なルールとして設けられていません。とはいえ、毎日顔を合わせる職場の人を相手に、面と向かって飲み会を断るのは勇気が必要ですよね。

そこで、今回は会社の飲み会を欠席したいときに使える「角が立たない断り文句」をご紹介します。

会社の飲み会を欠席したいときの断り文句まとめ

会社の飲み会を欠席したいときの断り文句をご紹介します。シーンや誘ってくれた人との関係性と照らし合わせながら、使えそうな断り文句を探してみてください。

禁酒を始めたことを伝える

会社の飲み会を欠席したいときに、まず伝える断り文句が「禁酒を始めました」といった内容を伝えることです。

  • 「禁酒を始めたのでお酒を控えているんです」
  • 「健康診断で引っ掛かってしまったので、しばらくお酒をやめようと思っていまして」
  • 「最近、お酒が朝まで残るようになってしまったので、飲まなくなったんです」

禁酒の理由は、自分が伝えやすいものでOKですが、特に健康のために禁酒をしていることを話すとよいでしょう。仮に「金欠で禁酒している」といった要旨を話してしまうと、上司や先輩が相手では「奢るから大丈夫だよ」と、押し切られてしまうことも考えられます。

また、禁酒していることをアピールすれば、今後もお酒の場に誘われにくくなるので、毎回断る必要もなくなるでしょう。

家族を理由にする

配偶者や子どもなど、家族を理由にして飲み会を断るといった選択肢もあります。実際、妻が会社の飲み会に行くことを、良いと思わない夫は少なくありません。また、子どもとのコミュニケーション時間の確保を優先したいと考える方も多いため、使いやすい断り文句です。

  • 「飲み会に行くと、夫が機嫌悪くなってしまうんですよね……」
  • 「子どもから”もっと早く帰ってきて”って言われることが増えたんで、最近早めに帰っているんです」
  • 「ちょうど今日、子どもの習い事の送迎がある日でして……」

一口に「家族を理由にする」といっても、意外にもさまざまな口実が挙げられます。最近は、家族の時間を優先することに理解がある職場も増えてきている傾向なので、お酒を断りたいときには便利な理由でしょう。

翌日の仕事を理由にする

翌日の朝に大切な仕事が入っていることを伝えたり、普段より早く出社しなければならない日であったりするなど、翌日の仕事を理由にして飲み会を断る方法もあります。

  • 「明日の朝から○○会社と商談が入っていまして、万全の体制で出社しないといけないんです」
  • 「朝一でミーティングが入っているので、今日のうちに資料を完成させないとならなくて」
  • 「明日は重たいタスクが多めなので、今夜はお酒をやめておこうと思っています」

翌日の仕事を理由にすれば、しつこく飲み会に誘ってくる人はいないでしょう。しかし、自分のスケジュールが職場で共有されている場合は、上記の口実でお酒を断ることは難しくなるので注意が必要です。

お酒を断るための嘘がバレてしまうと、職場で居づらくなるリスクがあるので、相手が自分のスケジュールを知らないときにのみ使いましょう。

お酒を飲むと体調が悪くなることを伝える

飲み会を断りたいときに手っ取り早いのが「体調不良」を理由にすることです。しかし、「今日は風邪気味だから」「今日は体の調子が悪いから」など、突発的な体調不良を理由にしてしまうと、回復したであろうタイミングを見計らって、再度飲み会に誘われてしまうことがあるので注意しましょう。

体調不良を理由に飲み会を欠席したいときには、「お酒を飲むと体調が悪くなる」といった内容がおすすめです。

  • 「お酒を飲むと頭痛がするようになったんです」
  • 「最近、二日酔いになりやすくて困っているんですよね」
  • 「年齢のせいか、お酒を飲むと吐き気がするようになってしまって……」

お酒を飲んだら体調が悪くなると聞いて、それでも誘ってくる人は少ないものです。この日以降もお酒を断る理由として使えますし、便利な断り文句でしょう。

勉強や習い事を始めたことを話す

できる限り、今後も飲み会に参加したくない方や、何度も断る理由を探すのが面倒、といった方は「勉強や習い事」を理由にしてはいかがでしょうか。勉強や習い事は長期的に継続するものなので、単発で断り続ける必要がなくなります。

  • 「最近、仕事のために○○の勉強を始めたので、今夜もその続きをしないといけないんです」
  • 「そろそろ資格を取ろうと思っていて、教材を準備したところなんです」
  • 「最近習い事を始めまして、毎週レッスンがあるんです」

勉強や習い事が飲み会に来ない理由であれば、誘った側も「それなら仕方がないな」と感じるものです。また、実際に飲み会を欠席した時間を、勉強や習い事にあてて自分磨きをするといった選択肢もあります。時間を有効活用したいと考えている方には、まさにピッタリの断り文句でしょう。

会社の飲み会を断る際の注意点

会社の飲み会を断る際に、注意すべき点があります。仕事関係の飲み会を断りたいときには、以下の点に注意しましょう。

ドタキャンは避ける

面と向かって事前に断るのは苦手だから……と、ドタキャンを選ぶ方がいますが、あまり好ましくありません。何度もドタキャンしていると印象が悪くなってしまいますし、仕事においても信頼されなくなってしまいます。

また、本当にやむを得ない事情でドタキャンしても、「またドタキャンか」「どうせ適当な理由なのだろう」と、信じてもらえない可能性もあるでしょう。

曖昧な返答はしない

しっかりと「欠席します」「参加できません」と断るのが苦手な方の場合、つい曖昧な返答をしてしまいがちです。「行けそうだったら行きます」「たぶん行けるとは思いますが……」など、曖昧な返答をしてしまうと、相手は参加すると受け取ってしまうことが多いのです。

結果的に、「やっぱり行けません」と返答することになり、より心理的な負担も大きくなります。早い段階で、自分にある理由を見つけてしっかりと断ることが重要です。

まとめ

本ページでは、会社の飲み会を断りたいと考えている方へ向けて、使いやすい断り文句について解説しました。

会社の行事や、上司・先輩から誘われたときなど、「どのように飲み会を断ろうか」で悩む方は少なくありません。しかし、飲み会を断ること事態は問題ではありませんし、理由次第では円満に断ることも可能です。

今回ご紹介した内容を参考にしながら、お互いに嫌な想いをしないよう、断るセリフを考えておきましょう。

粕谷麻衣

ライター・キャリアコンサルタント。「子育てと仕事を両立したい」「自分らしく働きたい」「自分の好きなことを仕事にしたい」など、今どきの働き方にフォーカスした情報を発信。取材やインタビューを通して、リアルな声を追求していくことが好き。
自身は一児の子どもを持つシングルマザー。ワーキングマザーとしての人生を楽しく謳歌中。




RUN-WAY編集部

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