転職回数は、多ければ多いほど、合否に影響を及ぼすと思われています。実際に、転職をする人に聞くと「転職3回目だから合格貰えないかも」「なんとかごまかせないかな」なんて声も聞こえてきます。
ですが、本当に「転職回数が多いと不利」なのでしょうか? 実は、それにはとあるカラクリがあるのです。この記事では、転職回数と合否の関係性について解明していこうと思います。
①転職回数と合否の関係は「年齢」にアリ!
転職回数が多いと不利かどうかは、まず「年齢」に関係しているようです。
20代で、5回や6回の転職を経験していると、ガマン弱いとか、すぐに飽きてしまうのではというマイナスイメージを抱かれるため、何かしらの問題アリなのでは、と判断される可能性は当然高まります。
なぜ20代の転職回数が多いと敬遠されるのでしょうか。その答えとして大きいのは、「戦力になっていない20代から転職を繰り返しているということは、スキルが身についていないのではないか」とみなされてしまっていることでしょう。
ですから、20代での転職回数は、やはり注意が必要なのです。
②転職回数と合否の関係は「転職理由」にアリ!
転職したい気持ちはどこから生まれてくる?
転職をすると言うこと自体は、悪ではありません。むしろ、その「理由」が重要なのです。
社会人としてそれなりの成果を上げてきたあなたが、ふと「転職したいな」と思うとします。その時、理由は何だったでしょう。
会社の環境が悪い? 人間関係に疲れた? それとも、今の会社で学ぶべきことはすべて学んだから、新たなステージに行きたい? 様々な理由があると思います。そして、その「転職理由」こそが、何より重要な合否との関係になるのです。
転職理由の「非のありか」が重要!
上記で書いたように、転職理由にはさまざまなものがあります。そして、その理由が明確であれば、転職回数が多かろうが少なかろうが、悪印象にはならないのです。
極端な例ですが、会社の経営状況が悪化して従業員が一世解雇になったとか、そもそも会社が倒産してしまったとか、「自分の努力ではどうにもならない」理由での転職であれば、印象は悪くなりようがありません。
それに加えて、転職先の企業の仕事に大きなやりがいを感じた・魅力を感じたからという理由や、キャリアアップ・キャリアチェンジのためなど、自分を高めるようなポジティブな理由は、むしろ評価されることもあります。
逆に、人間関係が悪くてとか、体調を崩してとか、「今いる会社が嫌いだから辞めたい」と思われるような理由は印象が悪いよい。もちろん、その理由で転職をする人はたくさんいますから、「転職するな!」ということでは決してありません。
ですから、たとえ事実はそうだったとしても、なにかプラスの転職理由に変えて、面接官には伝えるようにしましょう。
転職は「天職」を探すための一歩!
日本は、終身雇用を推進していた名残や「耐え忍ぶ」文化の根付いた国。転職は悪だと思われがちですが、そんなことはありません。働き方が多様化している現在、あなたにとっての天職を見つける為のキャリアチェンジはあってしかるべき。
若いころはしっかりとひとつの会社で働き、社会人としてのマナーをしっかり身につけましょう。そしてある程度、スキルを学び、社会人としても実績を積んでしまえば転職を目指し動くことも可能なはずです!