女性の転職理由で特に多い5つをご紹介!こんな理由でも大丈夫?




転職を考えたことがある女性の割合は、7割以上といわれています。実際に転職をすることはなくても、多くの女性が直面する悩みといえるでしょう。女性は、どのような理由で転職を考えるのでしょうか?女性の転職の現状と多い転職理由について紹介します。

女性の転職の現状と主な理由

近年における転職の現状と転職理由について紹介します。

女性の転職の現状

まずは、総務局統計局のデータを基に女性の転職の現状を見ていきましょう。

  • 年度別転職者比率
年度 転職者比率
2015 5.7%
2016 5.8%
2017 5.7%
2018 6.0%
2019 6.2%

2015年~2019年の転職者比率は大きな変動はありませんが、徐々に増加しています。過去5年間で最も転職者比率が高いのが、2019年の6.2%になっています。

  • 2019年度 年代別転職者比率
年代 転職者比率
15~24歳 13.6%
25~34歳 9.0%
35~44歳 6.0%
45~54歳 5.0%

年代別の転職者比率では15~24歳が最も多く、13.6%になっています。ただし、この数字には学生のアルバイト等も含まれているため、当然の結果といえるでしょう。25歳以上で見ると、25~34歳が最も多く9.0%です。年齢層が高くなるほど、転職者が少なくなっているのが分かります。

(参考:総務省統計局「令和元年 労働力調査年報」

(参考:日経doors「転職白書 女性の7割が転職希望」

【5選】女性の主な転職理由をご紹介!

女性に多い転職理由を5つ紹介します。

  • 収入に不満がある

女性の転職理由に多いのが、給与や賞与など収入面に関する不満です。つまり、収入アップを目指して転職する女性が少なくありません。

勤務年数によって、徐々に給与や賞与が上がっていくのが一般的です。しかし、給与や賞与のアップ率は、会社によってさまざまです。

数年勤めても、さほど収入が変わらないこともあります。収入はさほど変わらないのに仕事の責任が増えると、やはり不満に感じますよね。また、頻繁に残業をしなければいけないほど仕事量が多いのに、収入が満足できる金額ではないというのも理由の一つです。

収入は日々の生活に関係するため、将来に不安を感じて転職をする女性も多いといえるでしょう。

  • 仕事内容や会社の方針に不満がある

「やりがいを感じない」「マンネリ化している」など、自分の仕事内容が不満で転職をする女性もいます。「雑用が多く、やりがいを感じられない」「責任のある仕事を任せてもらえない」といった状況に悩む人も少なくありません。

また、自分の希望する職種に就けても、実際に働いてみて「自分のやりたい仕事ではなかった」「自分には合わない」と感じ、転職をする人もいます。

「会社の将来性が不安」「会社の方針が合わない」など、会社自体に対する不安や不満を転職理由に挙げる人もいます。例えば、年功序列の古い体制や品質よりもコスト重視の方針などが合わないと感じる中で仕事を続けるのは、簡単ではないですよね。

  • 人間関係に悩みがある

会社での人間関係は、働きやすさに深く関係しています。そのため、「上司と合わない」「同僚と合わない」など人間関係に悩みがあると、会社に行くこと自体が苦痛に感じてしまいますよね。仕事へのモチベーションも下がり、転職を選ぶ人もいるようです。

また、中には上司のセクハラやパワハラに悩み、転職を余儀なくされる人もいるでしょう。人間関係の悩みは、人事などに相談ができます。しかし実際には、相談すること自体も精神的に辛いですし、人間関係をさらに悪化させてしまう恐れもあると考え、転職を選ぶ人も少なくありません。

  • スキルアップやキャリアアップをしたい

経験をある程度積むと、「自分の実力を試したい」「もっと自分が成長できる職場で働きたい」「新しいことに挑戦したい」といった気持ちが湧くこともあります。自分のスキルアップやキャリアアップのために転職をする人も少なくありません。

近年は、女性でもキャリアアップが望める企業もありますが、やはり男女差があるのが一般的です。そのため、仕事に役立つ資格を取得しスキルアップをして、女性でも活躍できる企業へ転職をする人もいます。

例えば、経理の仕事であれば、日商簿記の1級を取得し英語のスキルを磨いて、男女差が少ない外資系企業を目指す人もいるでしょう。

  • 仕事とプライベートのバランスを重視したい

近年の働き方改革により、残業なしや有給の消化が推奨されている会社が増えていますよね。そのため、「仕事とプライベートのバランスを重視したい」と思う人も増えています。残業が多く有給が取りにくい職場から、より働きやすい職場環境を求めて転職する人もいるのです。

女性の場合は、結婚や妊娠・出産などのライフイベントが転職のきっかけにあることも珍しくありません。例えば、残業や休日出勤がある職場では、子育てとの両立が難しいのが現状ですよね。従って、残業や休日出勤のない職場に転職したり、産後はパートに切り替えたりする人もいます。

また、職場の雰囲気によっては、産休を取ることや産後の復帰が難しいという場合もあるでしょう。

まとめ

女性が実際に転職する理由はさまざまですが、収入や仕事内容・会社の方針などへの不満が理由になっています。また、人間関係の悩みなどネガティブな理由だけでなく、スキルアップやキャリアアップなどポジティブな理由で転職する人も少なくありません。

仕事とプライベートのバランスを重視し、より働きやすい職場を選ぶ人も増えています。




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RUN-WAY編集部

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