内定をもらうというのは、就職活動を通じて非常に嬉しいことです。ですが、その内定もいったん保留にしてもらいたい、というケースがあります。それは、第一志望の企業が別にあるケースや、同じくらいの死亡どの企業がまだ結果が出ていないなどの場合です。こんなとき、内定を出してくれた企業にすぐ返事ができないことをどう伝えればよいのでしょうか。
内定は1週間程度なら保留できる!
内定というのは、基本的に即日で返事をしなければならないという決まりはありません。ただ、早ければ早いほうが企業に対しても誠意があると言えますし、採用担当者の心象もよいでしょう。ですが事情がある場合は、内定は1週間程度であれば保留してもらえるケースがほとんどです。
待ってもらえる期間というのはもちろん目安であり、企業によって屋、募集の急を要す度合いなどによっても異なってきます。
1週間以上保留しなくてはならない場合は正直に話して相談を
他の企業の選考結果の発表が1週間以上先の場合は、正直に担当者に話してどのくらい待ってもらえるか相談するのがベストです。採用先の企業も、今は優秀な人材は喉から手が出るほど欲しい売り手市場のため、多少の期間であれば待ってくれる可能性もあります。
内定保留を申し出た結果、内定取消になる場合もある
残念なことではありますが、内定を保留するということは辞退の可能性があるということに直結しますから、あなたの印象が悪くなってしまうというのは避けられないことなのです。
特に、長期の内定保留は企業側も対応できないことが多く、あなた以外に別の候補者をすぐに採用したいと思うことは致し方のないことでもあります。内定を取り消される場合もあるけれど、それでも保留したいという場合は、必ず誠意ある対応をしなくてはなりません。
「2週間は待てない」「明日までに連絡をください」など、内定保留を断られた場合、そこの企業に入社するか、それともまだ内定が出るか分からない企業に賭けるかを決めなければなりません。
この時、怖くなって慌てて内定を受けてしまって、ほかの企業にすればよかったと後悔することがないよう、再度仕事の条件をよく確認しましょう。一人では不安なら、友人や両親など、第三者の意見を聞くのも大事です。
内定保留をするなら誠意ある対応をしよう!
内定保留は、基本的に「企業側に迷惑がかかること」であることを忘れてはいけません。誠意をもって、内定を保留してほしいという気持ちを伝えてください。
大切なのは、いつまでも返事をしないなどのうやむやな対応は控え、保留の意思はすぐに伝えることです。その際、いつまでに結論を出せるのかも同時に伝えましょう。
失礼にならない内定保留の伝え方!
内定保留はあくまでも求職者側から企業に対する「お願い」です。偉そうな態度や、上から目線の文章になってはいけません。誠心誠意込めて、気持ちを伝えるようにしましょう。
保留理由を伝えるときに嘘はつかない
内定の保留をお願いする場合、必ず相手から理由を聞かれるでしょう。もしあなたが選考側なら、多くの求職者の中から一人に内定を出すというのは本当に多くの労力を有すでしょうし、その人から答えを待ってくれと言われたら絶対に気分を害すはずです。
同じことをしているのだという認識を持ち、他社の選考が残っていることを正直に伝えます。その際に必ず伝えておくべきなのが、「入社したい気持ち」です。
内定を出してくれた企業に対して、感謝の気持ちを伝えることが最優先です。内定を出してくれたことはとてもうれしく、ぜひ入社したいと思っているが、他社の結果がまだ来ていないのでそちらを踏まえ、慎重に判断したいと伝えるようにしましょう。
そして、内定を受けるか辞退するかがはっきりしたら、すぐに保留にしてくれている企業に連絡をします。誠意ある対応をすれば、相手もわかってくれるはずです。
最後に
確かに、内定保留というのは印象を下げてしまいがちな行為です。最悪内定を取り消される可能性さえあります。だからこそ、内容保留後に受諾を伝えるときは、待ってくれたこと・入社できたことへ最大の感謝の気持ちを伝えつつ、誠心誠意企業に対して力を尽くすことを伝えましょう。