要点が伝わらない質問はNG!質問力を鍛える方法とは

質問力




質問力を鍛えるポイント2.答えを用意しておく

相手に質問をして、どんな答えが返ってくるか想像したことはありますか?一言一句はもちろん不可能ですが、ある程度のニュアンスや方向性が「こうかな?」と想像できるような質問をしているでしょうか。
この想像ができない質問は、漠然としていて相手を困らせる、また自分の欲しい情報が聞き出せない質問である可能性があります。自分が、相手から何を聞き出したいか明確でない、または聞き出したいことが複数あり、それらの順序が整っていないときにしがちな質問です。
この質問をして、相手はどういう答えをくれるだろうと想像することは、質問力のアップにつながります。
それにはまず自分が知りたい情報について考えてみた方が良いかもしれません。「相手の○○について知りたい」ではなく「相手は○○について賛否どちらだろう」「相手は○○を何にするのだろう」という考え方に変えてみましょう。

質問力を鍛えるポイント3.キーワードが聞き出せるよう質問する

相手との会話を続け、いよいよ核心の質問をするという際は、自分が知りたい情報についてのキーワードが得られるようにしましょう。
たとえば他社の製品を使っている企業に自社の商品を売り込みたいという場面では「他社製品を選ぶ理由」を聞き出したいと思いませんか。最終的な目標は自社の商品を使ってもらうことですが、その前のステップで「自社の商品が他社製品より優れている点」がPRでき、「自社の商品が他社製品より劣る点」を改善することができます。
そのようなキーワードを得るためには、自分の知りたいことがどのようなことであるかを、整理し、把握しておくことが重要です。
しかし核心の質問はいきなり始めのうちから話したところで、相手の警戒が解けていなかったり自分の信用度も低いままではうまくいきません。そこに辿り着けるかは、ここまでのステップを相手の様子も見ながらいかに着実に進めるかにかかっていると言えるでしょう。

質問力を磨いてビジネスに役立てよう

質問力を磨くことでどんなメリットがあるのでしょうか。
まず、疑問がなくなります。そもそも質問とは、疑問や分からない点について人からその答えを聞き出すものです。質問力を高めれば、その疑問や問題点について的確な質問ができ、知りたい情報を素早く手に入れることができます。
そして疑問を解消することは問題の解決へつながります。自分の抱えている問題点を解決することはもちろん、誰かが抱えている問題も解決できる力がつけば、ビジネスに大いに役立てることができるでしょう。
質問力は、質問する力であり、会話力であり、コミュニケーション力でもあります。
問題を抱えている人がいるとして、その問題を聞き出す力、解決する力がある人のところへビジネスチャンスがやってきます。問題を抱えている人がいても、聞き出す力がなければどうすることもできませんし、聞き出す力はあっても、解決することができなければビジネスには成り得ません。
一方で、質問力はスキルでもあるので簡単に習得することはできません。たくさんの練習や失敗を繰り返して、経験も積む必要があるでしょう。身に着けようと思うと大変な道のりですが、習得できれば大きな成果も返ってくるのが質問力のメリットなのです。

 




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RUN-WAY編集部

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