美大卒の私がたどり着いた“産業カウンセラー”と“会社員”のダブルキャリア【会社員・産業カウンセラー/布佐真帆さん】

布佐真帆

昼間はIT系の会社員、夜や休日は産業カウンセラーとして、働く人の悩み相談やキャリア形成のサポートを行う布佐真帆さん。美大卒業後、彼女がダブルキャリアとしての生き方へたどり着くまでの歩みや、大切にしていることを伺いました。

ポイントは……

  • 美大卒から産業カウンセラーへ
  • ダブルキャリアを体現!
  • まずとにかく“やってみる”!

会社員・産業カウンセラーという二つの顔

株式会社パーソルプロセス&テクノロジーで、オフィス開設・移転の際にIT回りの工事手配をしています。簡単に言うと、電話やネットの回線を使える状態にする仕事ですね。会社勤めをする一方で、夜間や休日に個人で産業カウンセラーとして、さまざまな方の相談に乗っています。
産業カウンセラーと聞くと、メンタルヘルスを連想する方が多いと思いますが、人間関係の相談はもちろん、キャリア形成の悩みなど、相談内容は多岐にわたります。働く人が抱えるさまざまな悩みを聞き、モヤモヤを解決するお手伝いをしています。

産業カウンセラーとの出会い

布佐真帆

最初からカウンセリングに興味があったわけではなく、デザインや企画が好きだったので、美大へ進学しました。でも、卒業制作と就活の両立が難しくて…。卒業後は旅行会社に派遣社員として就職。その後、正社員として働きたい!と思って今の会社へ入りました。
30歳になる少し前に、10人前後の技術者を抱えるリーダーとして抜擢いただいたのですが、部署のメンバーには、自分より一回り以上も年上の男性もいて。メンバーを束ねていくことへの不安に、プライベートの悩みも重なり、いっぱいいっぱいになってしまって…。
そんなとき、友人の紹介で知り合った産業カウンセラーの方に、お話を聞いていただく機会があったんです。アドバイスを受けてモヤモヤが晴れるのを感じたのと、もともと誰かの話を聞くのが好きだったこともあり、「私も産業カウンセラーになりたい」と思うようになりました。

なりたい!と思って、すぐなれる訳ではない

産業カウンセラーになるには、まずは約1年の講習を受講し、一般社団法人 日本産業カウンセラー協会の認定資格を取得する必要がありました。平日は仕事をして、土日はひたすら勉強を続ける日々。自分がカウンセリングをした音源を聞きながら、一言一句漏らさず書き起こす「逐語記録」が特につらかったです…。
でも、絶対にモノにしてやる!という思いと、家族や周囲の支えで合格することができました。つらくなったら、料理を作って気分転換をしていました(笑)
働く人を取り巻く環境は年々変わっていくので、資格の取得後も協会の会報やニュースを確認したり、傾聴の練習をしたりと、技術と知識を磨いています。

ダブルキャリアという生き方

布佐真帆

会社員として働きながら、産業カウンセラーとしても活動していく道を選んだのは、会社勤めをしていることで、より相談者に近い存在で話を聞けると思ったから。独立してしまうと、会社で働く感覚から遠ざかってしまいますし。また、カウンセリング時に大切になるのは、相談者の話をフラットに聴くことと、客観的な判断力。それは会社の業務でも活かせる部分だと思っています。

まずやってみることが大切

最初に就職した旅行業界では、複数業務を同時並行で進めることが多く、マルチタスクで業務を進めるスキルを磨けました。今の会社ではまず電話営業をやって「あ、自分には合わないな」と気づけたり。だから20代のうちは「まずやってみる」ことを大切にしてほしいと思います。そして30代になると、育児・職場での後輩育成など「人を育む」ことがテーマになってくる。誰かを育てる経験も、立派なキャリアになるはずです。まずは気になったことにどんどんチャレンジしてみてください!

布佐真帆

布佐 真帆 (Maho Fusa)プロフィール
株式会社パーソルプロセス&テクノロジー(旧:インテリジェンス ビジネスソリューションズ)勤務。1981年8月生まれのO型。会社員としてはたらく一方、組織と人をつなぐ産業カウンセラーとして、個人でさまざまな相談に乗っている。趣味は料理や高校野球・旅行などで、一人旅も好き。よく行く旅行先は大阪と京都。
URL:https://mahostyle.amebaownd.com/
BLOG:https://ameblo.jp/mahostyle1225/


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