キャリアに失敗した女性から学ぼう!知っておきたい10の教訓とは【ライター/粕谷麻衣】




女性の活躍推進が当たり前となりつつある今、キャリアについて関心が高い女性にとって気になるのが「キャリアの失敗」ではないでしょうか。長く社会で活躍したい女性にとって、キャリアですることは避けたいのが本音ではないでしょうか。

そこで、今回はキャリアに失敗したくない方に向けて、実際に失敗したことのある女性からの教訓をご紹介します。

教訓を参考にしながら、自分のキャリアの選択肢について今一度考えてみてください。

キャリアに失敗した女性から学ぶ10の教訓

キャリアに失敗した女性は、どのような点で「この失敗が学びになった」と感じたのでしょうか。

さっそく、キャリアに失敗した女性から学ぶ10の教訓について詳しく解説していきます。

1.「ママでもOK」は鵜呑みにしない

キャリアにおける女性の教訓として、まずおさえておきたいのが「子育てへの理解があるアピールを鵜呑みにしないこと」です。

求人を見てみると、ママの活躍に触れている求人や、子育て世帯に理解があることをアピールしている求人などを多く見かけます。

しかし、いざ入社してみると、決して子育てに理解があるとは言えない環境であるケースは珍しくありません。人手不足を解消するための謳い文句である可能性もあるため、具体的に「子育て世帯」に向けてどのような制度・取り組みを実施しているのかをチェックしましょう。

2.焦って転職先を決めない

転職先を決める際には、焦って決めることは避けましょう。「前職を辞めたから」などの理由で転職先を早急に決めようとすると、さまざまな応募先で十分に比較・検討することができません。

また、焦っていると転職先について十分な情報収集ができなくなったり、判断力が低下したりするリスクもあります。条件の良くない企業に転職してしまう可能性もあるため、転職を検討するときには、時間や精神に余裕があるタイミングで行いましょう。

3.妥協できるラインを決めておく

キャリアを形成するにあたって、忘れてはならないのが「自分から見て完璧な企業にはなかなか出会えない」です。給与はもちろんのこと、仕事内容や福利厚生、職場環境など、必ずどこかで妥協しなければならない点が出てくるものです。

自分がどこまでであれば妥協できるのかを明確にしておくことで、転職するか否かを判断したり、今自分がするべきことなどが分かりやすくなります。

妥協のない完璧な求人にこだわってしまうと、転職先・入社先の選択肢が狭くなってしまう恐れがあるため注意してください。

4.停滞は極力避ける

キャリアにおける教訓として、ぜひ知っておいてほしいのが「停滞は極力避けること」です。自分以外の同僚や社会が成長する中、自分だけが成長できないままでいる状況は、後退している状況でもあります。

毎日一歩一歩前進し、成長し続けることがキャリアにおける成功への近道といえるでしょう。

5.人との交流は大切にする

多くの女性が失敗から学んだ教訓でもあるのが、人付き合いです。「親しい人とだけ関わる」「苦手な人とは極力関わらない」など、交流する人間を限定してしまうのはNGです。人づてにチャンスが転がってきたり、自分が問題を抱えたときに助けてくれる人が増えたりするため、人との交流は普段から大切にする必要があります。

「人付き合いが苦手」「人間関係の構築が得意ではない」といった方も多いですが、少しずつ関わる人を増やしていくことを意識してみてはいかがでしょうか。

6.弱点のカバーよりも「強みを生かす」を重視する

人はついつい自分の弱点やネガティブな部分に目が向いてしまうものです。キャリアに失敗した女性の多くも、自分の弱い部分ばかりに目を向けて、なんとかカバーしようと試行錯誤している傾向にあります。

しかし、弱い部分も個性として受け入れ、自分の強みをどんどん活かしたほうがチャンスは巡ってきやすくなりますし、自己PRの強化にもつながります。

強みをどんどん伸ばしていって、突出した才能やセンスを取り入れたほうが、自分のブランディングも実現しやすくなるでしょう。

7.失敗したときに落ちこんで終わらない

誰しも失敗はあるものですが、ここで落ち込んで終わらないことがキャリアに失敗した女性たちの教訓です。「うまくいかなかった……」と反省して終わってしまうと、この失敗で得たものを次に活かすことができません。

「失敗は成功のもと」といった言葉もある通り、次の成功に向けて失敗を活かすような意識が必要です。なぜ失敗してしまったのか、どうしたら失敗を回避できるのか、この失敗を何に活かせるかを考える習慣をつけてみるといいでしょう。

8.投資先は慎重に見極める

自分への投資をする際には、慎重に見極めることが大切です。「学習のために」とあれこれ手を出していては支出がかさんでしまいます。時間もお金も限られていることを頭に入れたうえで、どの投資先が今の自分に最も適切であるかを考えましょう。

とくに、「学習意欲が高い」「成長意欲が高い」などの方は、投資先が増えやすいため厳選することが大切です。

9.転職前提で自分のキャリアを考える

転職前提で自分のキャリアを考えることは、現代を生きる女性にとって重要です。今や、新卒で入社した会社で定年まで勤め上げるケースは少ない傾向にあります。転職を重ねて、スキルアップやステップアップなどを目指す方が大半である時代です。

転職を前提にしてキャリアを考えることで、「転職までに自分に必要なこと」が明確になります。目指すべき道もクリアになるので、普段から転職を頭の片隅に入れておきましょう。

10.ライフステージを考慮してスキルアップをしておく

現代の女性は、ライフステージを考慮してスキルアップをしておくことが重要です。

かつては、女性の多くが結婚・出産を機に仕事から離れていました。しかし、現代は、結婚や出産で一旦仕事から離れても、落ち着いた時期に社会人としてまた活躍する方が多いです。

中には、出産後間もない時期に復帰する女性もいます。いずれにせよ、「また社会人として活躍できる人材」になれるよう、スキルアップをしておくことは重要です。

まとめ

本ページでは、キャリアに失敗した女性たちが得た教訓についてご紹介しました。

キャリアアップを目指す女性が増えてきている今、先輩たちの失敗や教訓はとても勉強になるものです。

ぜひ、今回ご紹介した内容を参考にしながら、自分のキャリアについて今一度考えてみてはいかがでしょうか。

粕谷麻衣

ライター・キャリアコンサルタント。「子育てと仕事を両立したい」「自分らしく働きたい」「自分の好きなことを仕事にしたい」など、今どきの働き方にフォーカスした情報を発信。取材やインタビューを通して、リアルな声を追求していくことが好き。
自身は一児の子どもを持つシングルマザー。ワーキングマザーとしての人生を楽しく謳歌中。




RUN-WAY編集部

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