【女性のキャリア】派遣で働くという選択|その後の正社員への道は?




さまざまな働きかたがあり、正社員やアルバイトなど期間の定めがない雇用形態のほか、有期雇用という期間が定められた雇用形態もあります。

その1つが派遣での働きかたです。派遣業界の市場規模は6兆円以上と言われていて、人材関連(紹介、請負など)のなかでも市場規模が高く、参入している企業や利用しているかたが多いのが分かります。

そんな派遣での働きかたですが、メリットやデメリットを理解していますか?

本記事では、派遣で働くということ、派遣から正社員になる際の注意点などをお話していきます。

派遣とは?

派遣とは働きかたの1つで、雇用は派遣元、就業する場所は派遣先という内容です。

派遣には、登録型派遣と常用型派遣の2種類があります。

【登録型派遣】

登録型派遣は、派遣先が欲しい期間だけ、プロジェクト終了までといった働きかたで、派遣期間が終了したら雇用契約も終了します。

空いた時間を働きたい、1つの場所で長期間勤めるのが苦手というかたにはピッタリな働きかたで、転職活動などで次の会社に入るまでの期間が空いてしまう場合にも適しています。

一方で安定性に欠ける面があり、1つの派遣が終了したあと、次の派遣先が見つからない場合も考えられます。

【常用型派遣】

常用型派遣は、派遣元に常時雇用される働きかたで、派遣先が見つからない場合の待機期間中も給与の支払いがあります。(各派遣会社で規定あり)

派遣先で仕事をするのは、登録型派遣と変わりませんが、雇用の安定という意味では常用型派遣に軍配が上がります。

派遣社員のメリット

派遣で働くメリットは、「時間の融通」「人間関係のストレス」「フォロー体制」などがあります。

時間の融通が利く

働く人の都合によって、週2日~3日勤務、扶養控除の範囲内、残業一切なしなどの希望が通りやすいのが、派遣のメリットの1つです。

ただし、上記は登録型派遣の場合に限ります。

常用型派遣の場合は派遣元からの指揮命令に従う必要があるため、基本的に就業場所や就業時間を選ぶことはできません。

人間関係のストレスが少ない

派遣で働く人のなかには、「人間関係のストレスが少ない」から派遣で働いているという人がいます。

就業先に性格や価値観の合わない人がいても、派遣期間が終了すれば職場から離れることができるため、気が楽になるようです。

正社員雇用の場合だと、部署異動や転勤、退職がない限り性格や価値観の合わない人と離れるのは難しく、人によっては人間関係のストレスが溜まりやすくなります。

派遣元からのフォローやサポート

派遣で働く人の雇用元は派遣元の会社です。そのため、派遣で働いている人の監督責任は派遣元になります。

派遣先に対して何か言いたいことや伝えたいことがあった場合、派遣元に相談をすることで派遣先に伝えてくれます。

派遣会社によっては、資格や検定取得の学習サポートや、費用の負担を行っているケースもあります。

スキルアップに繋がる学習を、仕事をしながらできるのは大きなメリットの1つです。

派遣社員のデメリット

派遣で働くことのデメリットは派遣として働いている期間と、その後に正社員として働きたいと考えたときのデメリットに分けられます。

業務を教えてもらうのではない

企業が派遣を依頼する理由の1つに、雇用期間の調整がしやすいことが挙げられます。

新規ビジネスの立ち上げや繁忙期だけ人が欲しいといった場合、無期雇用の社員やアルバイトを雇用するより、予算が組みやすく、人を抱えるリスクが少ないのが派遣です。

一方で、必要なときに必要な人的資源を確保できるということは、原則として即戦力者が求められるということ。つまり、派遣先で業務の流れを教わることはあっても、職務内容を1から学ぶものではないということです。

完全未経験でできる仕事もありますが、基本的な考え方は即戦力を求められているのが派遣です。

福利厚生や手当が充実していない場合がある

常用型派遣の場合は正社員とほとんど変わらない福利厚生、手当を受けられる場合が多いですが、登録型派遣の場合はその限りではありません。

交通費を含まなかったり、社会保険への加入ができかったり、待遇面でのデメリットがあります。こういったデメリットは、派遣会社への登録の際に確認する、就業規則の確認、雇用契約の確認など、確認を徹底することで防げます。

転職回数として数えられる

派遣として働いた場合も、職務経歴書の1社として数えられます。転職回数にカウントされるため、正社員で働こうと考えた場合、転職回数が多すぎるとネックになってしまうことがあります。

一般的に転職回数が多いか少ないかは、年齢の十の位+1が限度と言われています。例えば、20代なら転職回数3回まで、30代なら4回まで、40代なら5回までが限度回数になるケースが多いです。

転職理由や職務内容によって増減があるため一概には言えませんが、転職回数が多くなるにつれて、正社員での転職のハードルは上がると考えておいたほうが無難です。

派遣から正社員にはなれる?

では、派遣から正社員にはなれるのか?というと「なれます」。

派遣ならではの3年、5年ルールの適用や、面接選考で聞かれやすい質問を紹介していきます。

有期雇用から無期雇用へ

【5年ルール】

派遣には5年ルール、2018年問題と呼ばれるものがあります。

5年ルールは無期転換ルールとも呼ばれ、2013年4月に労働契約法の改正があり、労働期間が通算5年以上の有期契約労働者は、派遣元との契約を無期雇用に切り替えられるものです。有期契約労働者は、派遣として働いているかただけでなく、アルバイトやパート、契約社員にも適用されます。

名称に関わらず、契約期間に定めのある場合は、無期転換ルールが適用されます。

労働者から無期転換への申請があった場合、使用者(派遣元、雇用元)は断ることができません。

無期転換の申込権は、【契約期間1年間の場合は5回目の契約更新後の1年間】です。

【3年ルール】

5年ルールのほかに3年ルールというものもあります。

5年ルールとの違いは、3年ルールは派遣社員のみに適用されるということです。

3年ルールは、同一の派遣先であれば派遣元が変更された場合でも、労働期間が通算して3年であれば適用されます。

無期転換の申込権は、【契約期間3年間の場合は1回目の契約更新後の1年間】です。

※参考:厚生労働省|有期雇用契約労働者の無期転換ポータルサイト

派遣で働いている明確な理由を言えるようにする

正社員の採用選考では、なぜ前職を辞めたのか?なぜ派遣として働いているのか?なぜ正社員になりたいのか?など、「なぜ」を繰り返し聞かれます。

正社員は期間の定めのない雇用契約になります。人を雇うとそう簡単に人を解雇にすることはできないため、企業は採用選考をかなり慎重に進めます。

なぜ?を繰り返し聞かれるため、人によっては圧迫面接に感じられる場合もあるかもしれません。

しかし、なぜ?の質問は確実に聞かれるため、準備をしておくのが正解です。

転職面接で聞かれやすい質問

具体的に面接で聞かれやすい質問を、箇条書きにしてみます。

  • なぜ派遣で働いているのですか?
  • 派遣を辞めようと思ったのはなぜ?
  • 前職の退職理由は?
  • なぜウチの会社を志望している?
  • 派遣元で正社員になろうと思わない?

派遣で働いている、もしくは派遣で働いていた場合を対象にしています。

人それぞれの事情があるのは重々承知の上で、企業も質問をしています。企業に好印象を残すには、前向きな理由での回答をするのが正解の1つです。

例えば、「派遣業務は職務が限定されるため、もっと幅広い仕事を担当したいと思った」などです。この回答をしたあと、もしかすると人事担当者から更に「派遣で働き始める前に、派遣の職務は限定されるのを調べなかったのですか?」など聞かれる場合も十分あります。

こういった転職で聞かれそうな質問を、自分なりに回答したあと、更に回答に対して自分自身で突っ込んで考えてみることも必要です。

まとめ

派遣の概要から働きかた、派遣から正社員になる際の注意点などをお話してきました。

派遣から正社員としての就業を目指すのは十分可能ですが、本記事で挙げたメリットやデメリットを認識するようにしましょう。

3年ルールや5年ルールなどの制度理解、正社員として転職活動をする際は、質問に対して更に質問を重ねて練習をすると、良い面接対策となります。

正社員就業を目指すときに、本記事を参考にしていただけると幸甚です。

 






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RUN-WAY編集部

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