二足のわらじどころか、ダンサー、振付師、コーチ、イベント運営、スタジオ経営、ブロガー。夏にはヨガインストラクターも加わるので、7足ものわらじを履く松居摩耶さんに、人生を輝かせるヒントを教えてもらいました。
ポイントは……
・右脳と左脳の切り替え
・1年後の準備と3年後のイメージ
・結果、今が常に一番!
今しかできないことを最優先に
中学・高校時代には創作ダンスを本格的にやっていて、大学でジャズダンスサークルに入りました。ダンス三昧の学生生活でしたね。
大学3年の時にサークルの幹事長をやって、4年の時に12大学合同のダンスの卒業公演をやることになったんです。その同じ時期に、学外で所属していたダンスカンパニーでポーランドのコンクールにも参加することになって。
両方やりたいから、大学を半期休学しました。どちらも無事成功させて大学に戻ったんですけど、結局卒業しませんでした。日本の就活システムを考えると新卒の機会は大事ですし、真面目に通えば大学は卒業できるものなので、後輩たちには4年ですっきり卒業することをお薦めしますけどね(笑)
勉強は身体が動かなくなってからでもできるなって思ったし、ここまでやってきたダンスをやめるつもりはなかったので、就職をするつもりもありませんでした。明確なヴィジョンがあったわけじゃなく、単純にダンスを中心に面白いことをやりたい!と思ったんです。
日本 → ニューヨーク → 日本
大学をやめてからは、学生にダンスを教えたり、舞台に立ったり、振り付けをしたりしていましたが、1年後くらいにニューヨークに引っ越しました。小さいころにアメリカに住んでいたので永住権があったのと、アメリカでダンスをやってみたいという思いが捨てきれなかったんです。
日本のダンスカンパニーには所属したままだったので、振り付けの時には日本に帰ったりしていました。そしてサークル仲間でやることになった社会人公演のために、ニューヨークにいながら日本の施設を探していた時に、今経営している日本のスタジオの物件に出会ったんです。
物件を契約したあたりから日本で一緒に仕事をしたい仲間が増えてきて、興味深い方達にも出会えるようになったので、日本を活動拠点に戻しました。