未経験から経理になるには?アピールポイントと必要なスキル

未経験から経理になるには?

未経験でも取得の勉強はしておこう

採用試験でのアピールポイントとして活用できる他、入社後の業務に馴染みやすくなるので未経験者は特に資格の取得が望まれます。取得に至らないまでもその為の勉強をしておく事で仕事に役立つ知識は身に付きますし、入社後に必要な資格試験をすぐに受ける事も可能です。一般的に経理職において取得が勧められている代表的な資格には「日商簿記」と「MOS(マイクロオフィススペシャリスト)」の2つがあります。それぞれの資格概要や難易度を確認しておきましょう。

日商簿記3級

日商簿記試験には初級・3級・2級・1級の4段階があり、財務や会計関連の業務に活用できるレベルは3級からだと言われています。予備知識が全く無く心配な人は初級を勉強してみるのも良いですが、まずはこの3級を目標にしてみるのも良いでしょう。

日商簿記3級はビジネスパーソンが身に付けておくべき基礎知識の指標とされており、職種を問わず様々な企業で評価の対象とされています。財務関係書類の読み方や適切な処理の仕方、帳簿記入の正しい方法など初歩的な実務をこなせる程度の内容を身に付ける事が可能です。青色申告の作成も修得内容に含まれており、中小企業の経理担当者や個人経営者の財務管理に役立つレベルの試験となっています。

試験科目は「商業簿記」のみで試験時間は120分、70%の得点率で試験合格です。財務に関する初歩的な能力を証明する資格でありながらも合格率は平均40%前後と簡単な試験とは言えません。日頃からしっかりと勉強に励む事が必要とされる資格試験です。

日商簿記2級

日商簿記2級では一般的な企業で経理業務・財務管理を行う上で必要とされる知識を問われます。3級に比べて高度な商業簿記や原価計算を含む工業簿記を修得し、経営成績や財務状態を示す「財務諸表」の数字から会社の経営状況を読み取る力が証明出来るレベルです。未経験者が応募出来る企業の経理求人でこの日商簿記2級の資格所持が応募条件である事もままあります。

試験科目は「商業簿記」「工業簿記(原価計算含む)」の2つで試験時間は120分、得点率70%で合格となります。合格率は平均20%となっており、有資格者となれば採用試験でかなり有利に働くと言って良いでしょう。時間に余裕がある場合は2級の取得を目指してみる事をオススメします。

日商簿記1級

取得する事で国家資格である税理士試験を受験する権利を得られるのが日商簿記1級です。極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の内容を網羅した学習内容で、会社法や財務諸表等規則などの企業会計関連の法律に則って経営管理・分析を行う能力が証明出来ます。

試験科目は「商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算」の4科目となっており、試験時間は商業簿記と会計学で90分、工業簿記と原価計算で90分の2段階です。合格得点率は70%以上ですが一つの科目で40%以下をマークする事は許されていません。平均合格率は約8%前後で難関資格となっています。自分が将来的に経営のトップやそれに近いポジションで働きたいと考えるならばいずれ取得する事も視野に入れおくと良い資格です。しかし経理未経験のうちからここまでの高難易度資格を有している事を期待する企業はあまり無いでしょう。

MOS(マイクロオフィススペシャリスト)

パソコン関係の能力をアピール出来る資格はいくつかありますが、MOSはその中でもポピュラーな資格で評価対象とする企業も多いです。MOSを取得する事で期待出来るメリットや実用性には以下の様な事が考えられます。

  • アピールが難しいパソコンスキルの確かな証明
  • 就職、転職に有利
  • 資格取得の過程で自然と実務能力が身に付く
  • 世界共通で通用する資格取得者になれる

パソコンを扱うスキルというのは証明が難しいものですが、資格を有していれば自分の能力を客観的に証明する事が可能です。さらにMOSは経理職で必要不可欠とも言われるエクセルの実力アピールになるので取得して損はありません。履歴書の資格欄にMOSの文字があるだけでも大きく面接官の印象が変わる事でしょう。そして、MOSには筆記試験が存在せず実技試験で全ての合否判定を行います。その為、MOSの取得を目指して勉強や演習問題をこなしていく内に自然と実際にエクセルやワードを扱う能力が身に付きます。こうした理由からも即戦力の判断材料としてMOSは企業の採用担当者側から注目される資格なのです。また、マイクロソフトオフィスは世界共通のソフトウェアなのでグローバルな企業でも通用する資格となっています。貿易や外資系企業の経理を目指したい人にとっては魅力的な資格と言えるのではないでしょうか。

MOSの資格を取得する事で証明出来るスキルの種類

MOSは「スペシャリストレベル(一般)」と「エキスパートレベル(上級)」の2段階で構成されており、それぞれで修得を証明出来るスキルが異なります。上級資格を取得しておく事に越した事はありませんが、一般レベルでも十分に普段の事務業務に対応出来る能力を身に付ける事が可能です。自分の今の実力がどちらのレベル相当なのかを見極める為にもここで代表的な修得可能スキルを確認しておきましょう。ここでは経理職で特に重要視されるエクセルとワードについて記載します。

MOSで修得出来るエクセルのスキル

MOSのエクセル一般レベルでは以下のスキルが修得可能です。

  • エクセルシートの印刷と設定方法
  • セルのデータ作成
  • セルの表示設定(表示方法や色の設定)
  • グラフの作成・編集
  • 数式や関数の運用(セルに計算式を入力してデータを集計出来るなど)

さらに上級レベルでは

  • ピボットテーブル(複数の項目からデータを集計する機能)の作成と管理
  • 数式を応用した高度な設定や分析、データ集計

などのスキルが身に付きます。

MOSで修得出来るワードのスキル

MOSの一般レベルで修得出来る代表的なワードのスキルは以下の通りです。

  • 文書の書式設定(フォントや行間などの設定、表の作成と操作)
  • オブジェクトの挿入と設定(文書に画像やワードアートを入力する)
  • 文書の印刷設定

上級レベルではこれらに加えて以下のスキル修得が要求されます。

  • 一般レベルよりも高度な書式設定
  • 参考資料の作成(索引、引用文献一覧の作成)
  • 差込印刷の実行と管理

日商簿記もMOSも共に持っているだけで採用試験における強みになります。今の自分のスキルや知識で取れそうなもの、もしくは少し頑張れば取れそうなレベルの資格を取得しておくか勉強を進めておく事がオススメです。日商簿記では2級を、MOSでは初級を取得しておけば基礎的な業務をこなせるレベルのスキルを証明出来るでしょう。




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RUN-WAY編集部

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