ビジネスシーンでは、自分の主張や意見を相手に上手に伝えることが必要になります。このような状況で役立ってくるのが、ロジカルシンキングのアプローチです。ロジカルシンキングを学んでいく上で、ぜひ活用したい本を3冊ほど取り上げてご紹介していきましょう。
そもそもロジカルシンキングとは?
ロジカルシンキングは、物事を論理的に考えること。ロジカルシンキングは、ビジネスシーンでも重宝されるスキルです。プレゼンテーションや交渉事でも、相手を納得させるためには説得力が必要です。理路整然と内容を整理して、話に説得力を加えるためにも、ぜひ身につけておきたいのがこちらのロジカルシンキング。ビジネスでは、異業種の相手や、全くバックグラウンドが異なる相手と交渉しなければならないシーンが度々出てきます。ロジカルシンキングに沿って構成された話は、こういった考え方にギャップがある相手にも、話を理解してもらいやすいという特徴があるわけです。また、問題の解決にもロジカルシンキングは役立ってきます。複雑な問題にぶち当たった時には、一旦状況を整理して対処法を考えるのが、解決の1歩になることがあります。大きな問題を小さな事柄に分けて、状況を分析していくのもロジカルシンキングのアプローチの1つです。
読むべき本その1.世界一やさしい問題解決の授業
ロジカルシンキングを初めて学ぶ方は、内容が分かりやすく書かれた本を選ぶと良いかもしれません。例えば渡辺健介著の「世界一やさしい問題解決の授業」などは、ロジカルシンキングについて知りたい時に、真っ先に読んでおきたい本として挙げられます。こちらの本は、社会人はもちろんですが、中学生や高校生といった学生が読んでも分かりやすい内容になっています。イラストが多く、読み進めていくうちに自然に問題解決の基本が身に付くような構成です。この本を書いた渡辺健介は、アメリカの有名なコンサルティング会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーの出身。世界レベルのマッキンゼー流ロジカルシンキングが元になっているため、分かりやすい構成ながら内容は本格的です。ロジカルシンキングって何?と素朴な疑問を抱いている方も、こちらの1冊であれば基本から理解をしていけます。