ワーママはうつ病に注意!受診の目安は?私は大丈夫は危険!

ワーママはうつ病に注意

子育てと仕事を頑張っているワーキングマザーはうつ病を患ってしまう人もいます。
うつ病は「心の風邪」とも言われるように、誰もがなってしまう可能性がある病気です。

家庭も仕事も大切ならば、まずは自分を大切にする方法を知りましょう。

この記事の目次

 

うつ病を疑ったほうがいいケース・症状とは?

うつ病を疑ったほうがいいケース・症状とは?

どんな症状があればうつ病を疑ったほうがいいのかについて紹介をします。

うつ病の症状を「なんとなく、ずっと気分が塞いでしまう」とイメージする人も多いですが、それだけではありませんよ。

心身共に様々な症状が出るのがうつ病です。

うつ病による心の症状

1つでも2週間以上続くようならばうつ病が疑われます。

  • 気分が塞いでしまう
  • あらゆることに興味や楽しみを見いだせない
  • 不安や焦りを感じる
  • 遠くに行きたい、消えたいと考えてしまう
  • 自分を責めてしまう
  • 注意力が散漫になる。会話や本の内容についていけない

 特に一日中憂鬱な気分が続いたり、興味や楽しさを感じられなくなってしまっていたりする場合は気を付けてください。

うつ病による体の症状

 うつ病は脳が正常に機能しなくなって起こる病気なので、心だけでなく、身体にも症状が出る場合があります。

1つでも2週間以上続いている場合や内科などを受診しても異常が見られない場合はうつ病が疑われます。

  • 寝付けない、夜中に目を覚ます、寝すぎてしまうなどの睡眠障害
  • 食欲不振、または過食をしてしまう
  • 疲労感や倦怠感が続く
  • 動悸、息苦しさ、口が渇くなどが頻繁に起こる
  • 頭や肩、腰に痛みや重み、コリなどを感じる

小さい子どもを抱えているワーママだと寝不足や疲労感、ストレスなどを「大変なのは当たり前」と思い、見過ごしてしまいやすいです。

いつの間にか「疲れている筈なのに眠れない」「間食の量がストレス解消の域を超えている」などとなっていたら注意してくださいね。

うつ病以外にワーママが注意したい病気について

うつ病以外にワーママが注意したい病気について

 ワーママはついつい自分の体調は後回しにしてしまいがちです。

しかし、どんな病気も早期発見早期治療に勝るものはありません。うつ病以外にもワーキングマザーがかかりやすい病気について知っておきましょう。

貧血

倦怠感、情緒不安定、だるさなど、貧血の症状はうつ病と似ています。妊娠や授乳、月経などで女性はもともと貧血になりやすいです。それに加えて忙しいワーママは食生活が乱れやすく、鉄分の摂取が不十分である場合も少なくありません。

貧血が酷い場合、食生活を見直しただけでは改善できないので、内科や婦人科などで鉄剤の処方を受けましょう。

貧血を軽く見てはいけません。単純に鉄分の摂取が足りないだけでなく、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮がん、大腸がんなどが原因である場合もあります。

遺伝疾患や重篤な病気による貧血でない限りは鉄剤を服用すると症状はほぼ改善しますよ。

若年性更年期障害

月経異常、のぼせ、倦怠感、不眠、不安、集中力低下、憂鬱など若年性更年期障害の症状はうつ病と似ています。更年期障害は40代以降の女性に多いですが、30代も無関係とは限りません。

30代の若年性更年期障害の原因は過度なダイエットやストレス、不規則な生活などと考えられています。

問診や血液検査などで診断し、治療はホルモン剤の投与、漢方薬、カウンセリングなどです。軽度ならば生活習慣の見直し、有酸素運動などで症状を軽減できる場合もありますよ。

うつ病かもと思った時に取るべき行動とは?

うつ病かもと思った時に取るべき行動とは?

「うつ病かもしれないけれど、ちょっと疲れやストレスが溜まっているだけかも」と、もう少し様子を見たい時には少し生活や考え方を少し変えてみましょう。調子を取り戻せたのならばその調子で疲れない工夫やストレスを溜めない工夫を続けていってくださいね。

症状が改善しない場合、生活や考え方を変えるのが難しい場合は専門家の手を借りるのを検討したほうがいいでしょう。 

短期的な目標、計画を立てる

将来に対して悲観的な気持ちになってしまいやすいならば、まずは今日1日や、1時間先などについて考えるようにしましょう。

午前中の仕事はどんなペース配分で行おうか、子どもとお風呂に入った時に歌う歌は何にしようかなど、すぐに実行できる楽しい事案について考えると気持ちが前向きになりますよ。

遠い未来は考えてもどうしようもない場合が多いです。元気が出ないときはすぐに具体的に思い浮かべられ、実行できる課題に取り組みましょう。こなしていくと自信にもつながります。

生活習慣を整える

寝不足、食生活の乱れは体と心の調子を直撃します。家事を多少犠牲にしても睡眠時間と栄養を確保しましょう。

朝はバタバタ、昼間は仕事、夜に子どもが寝た後がようやく自分の時間だというワーママも多いでしょうが、夜更かしはほどほどにし、決まった時間に寝るのがおすすめです。

上司や家族に負担の軽減を相談する

時短や残業免除のワーママにとって、これ以上仕事を減らしたいと相談するのは気が引けるかもしれませんね。夫も忙しい場合、これ以上家事育児を負担して欲しいとは言い出しにくいでしょう。しかし、1人で抱え込んでパンクしては元も子もありません。

うつ病が疑われるようなときには視野が狭くなってしまいやすいので、相談すると意外な提案を受けられるかもしれません。どんな点に困っているのか、どうしたいのかなどを話してみましょう。

うつ病の可能性があるワーママの退職・休職のタイミング

うつ病の可能性があるワーママの退職・休職のタイミング

うつ病である、またはその可能性が高いからといって即、退職や休職をする必要はありません。また、症状が重くても「復職できないかもしれない」という躊躇いからなかなか踏み出せない人も多いでしょう。

適切なタイミングの見極めは自分だけでは難しいので、1人で決めるのは危険ですよ。 

休職はうつ病の医療診断書を発行してもらってから

医療機関を受診し、うつ病だと診断され、さらに医師が仕事を休む必要があると判断した場合、その旨を記した医療診断書を書いてもらいましょう

診断書を勤め先に提出すると、それをもとに休職の期間について考えてもらえます。企業が診断書に従わないのは違法です。配慮してもらえなかったことが原因で悪化した場合、安全配慮義務違反により、損害賠償責任が生じるほどの効力があります。

逆に、診断書がないまま「うつ病かもしれないので休職させてください」と勤め先に訴えてもスムーズにいきにくいです。 

退職はいつまでも状態が変わらないとき、復職出来ないとき

うつ病の治療を受けても、休職を続けても症状が改善しない、改善はしたけれど職場に戻るのを想像すると「無理」と思ってしまう時などは退職を検討しましょう。

休職についての規定は企業ごとに違いますが、休職期間が過ぎても復職出来ないときには退職という流れが多いです。

うつ病の症状が重篤で、退職後すぐに次の勤め先を見つけられるような状態ではない場合は傷病手当の支給が受けられる場合があるので確認をしましょう。

また、保育園も病気の療養中ならば「保育の必要性」に該当するので、即退園にはなりにくいですよ。詳細は自治体や保育園ごとに違います。

こんな時は医療機関に受診して!

こんな時は医療機関に受診して!

どんな場合に医療機関を受診すればいいのかの判断基準について紹介をします。いままで診療内科や精神科などにかかった経験がないとハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、脳も臓器の1つです。調子が悪い場合は専門医に見てもらいましょう

簡易抑うつ症状尺度(QIDS-J)によるうつ診断で6点以上の場合

QIDS-Jは世界10か国以上で使用されている簡易的な自己診断です。睡眠、食欲、体重、精神状態などについて18の質問に答え、その点数でうつ病の可能性や程度を判断します。

27点中6点以上でうつ病の可能性が高くなるので受診の目安にしましょう。厚生労働省のサイト(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/kokoro/index.html)や精神科のサイトで利用できます。

電話などの相談機関で受診を勧められたとき

厚生労働省のホームページではいくつかの相談窓口や相談機関を紹介しています。客観的な意見を取り入れたい時に利用してみましょう。

働く人の「心の耳相談電話」0120-565-455:メンタルヘルスの不調や過重労働、ストレスチェックなどについて相談できます。

こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556:都道府県・政令指定都市が実施している「心の健康電話相談」等に接続されます。

現状を改善したい時

休職や退職さらには自殺を考えてしまっている、毎日が辛くてどうしようもない、そんな状態は健康とはいえませんので、診察、治療が必要です

 診断が下りれば治療が始められますし、周囲からの配慮も受けられますよ。

うつ病になってしまったワーママの悩み

うつ病になってしまったワーママの悩み

A子さんは37歳、家族は3歳の男の子と同い年の夫です。ショッピングセンターに勤務していて、今は時短で働いています。夫は多少手際が悪いところはあるものの、家事育児には協力的です。ただ、出張や残業が多く、どうしてもA子さんに負担が偏ってしまいがち。

朝は追い立てるように子どもを保育園に送り届け、日中は残業ができないのでとにかく働きまくっています。でも、結局仕事が終わらず、同僚に迷惑をかけてしまうこともしばしば。女性が多い職場ですが、時短勤務をしているのは部署でA子さんだけなので仕事仲間にどう思われているかと思うと憂鬱です。

退社後は子どものお迎え、ご飯、お風呂、寝かしつけを朝同様追い立てるようにこなしていき、子どもが寝たらやっと皿洗いや洗濯、明日の準備ができます。布団に入っても今日やってしまった失敗や明日の心配事でうまく寝付けません。

朝起きた時から疲れていて、とにかくタスクをこなしていると夜になっているといった日々の繰り返しです。子どもの話をゆっくりと聞いてあげたいのに「ちんたら話してないで早く食べ終わって!」と思ってしまって自己嫌悪。前は夢中だったドラマにも興味が持てず、録画が溜まっていく一方です。

休日は布団から出ることができず、子ども向けDVDをエンドレスで流し、たまった家事を終えた夫が公園に連れて行ってくれ、帰りにお弁当を買ってきてくれるのが定番スタイルになってしまいました。夫だって疲れているのに……。

これは流石におかしいと精神科を受診したらうつ病と診断されました。これ以上周囲に迷惑をかけられないと思う一方で、キャリアや保育園、収入を手放すのにためらいがあり、投薬を受けながら働いています。

診断が下りてからのAさんは、今は思うようにいかないことがあっても「病気だからしかたない」と言い聞かせています。仕事はこれ以上減らせませんが、家事は紙皿で食事をするなど、どこまで手を抜けるか限界に挑戦中です。 

ワーママだからこそ、うつ病の兆候を見逃さないで!

「私よりもっと頑張っている人がいる」というのは自分がうつ病ではない理由にはなりません。

2週間以上心身の調子が悪い、楽しいと感じられないなどの症状があったらうつ病を疑ってみましょう。早期治療は早期回復につながります。

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RUN-WAY編集部

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