「年収いくら?」そんな質問に、パッと答えられる人はいるでしょうか。年収と言うのは、一種のステータス。年収アップは働く女性にとって、自立して生活していくために、目指すべき目標でもあります。2016年の女性の平均年収は359万円というデータがありますが、「人生の勝ち組である年収600万円」を稼ぎ出すことができたら、実際、どのような生活が送れるのでしょうか。
女性で年収600万を獲得するのはまだまだ遠い現実……
日本では、1人あたりの年収で平均して一番多いのは、400万円前後のようです。「ボーダーライン」と呼ばれている600万円台には、200万円の開きがあります(平成27年度「民間給与実態統計調査」)。
では、年収600万円の人は、いったいどんなキャリアを持っているのでしょうか。
実際に調査してみると、年収600万円を弾き出しているのは、働き盛りで、しかも部長や課長などの、大きな役職に就いている40代、もしくは50代の男性が中心のよう。つまり、若手である20代や、結婚や出産、育児でキャリアが停滞しがちで正社員でもいまだ役職につきにくかったり、パートなど非正規雇用の人が多い女性が年収600万円を獲得するのは、まだまだ難しい社会であると言えるでしょう。