こんにちは、ヴァイオリニストのハルカです♪
今回も、はじめに1曲。パガニーニの「24のカプリス」のうちから3・6・9・12・15・20・24番の7曲の主題が出てくるという、とても豪華!!な、パガニーニの主題による無伴奏ヴァイオリン作品をご紹介したいと思います。
パガニーニアーナ《ヴァイオリン独奏のための変奏曲》
20世紀の偉大なるヴァイオリニストであるナタン・ミルシテインのオリジナル曲です。パガニーニの「24のカプリス」が凝縮されており、過去にはグラミー賞やレジオン・ドヌール賞を受賞するほど注目を浴びています。
「あ、これ、パガニーニのカプリス○番の作品だ!」と感じ取れるところが数か所あったと思います!
今回は17番から20番までのご紹介です♪
17番 Sostenuto
17番はパガニーニもよくアンコールで演奏したと言われています。転げ落ちるような高音の音階と、それを受けてずっしりと低音の重音が鳴ります。1つの音を2音同時に鳴らすというのはヴァイオリンとヴィオラにしかできない技ですが、その技をたくさん見ることができる1曲でもあります。