「相見積もり」とは?
「相見積もり」というのは、同じ条件でいくつかの業者に見積もりを出してもらって、いろいろな条件や価格を比べることです。
「相見積もり」を入手することによって、業者による納期や価格の違いなどが確認できるので、契約をよりいい条件で結ぶことができます。
ビジネスにおいて製品や作業を発注するときは、基本的に「相見積もり」を入手する必要があると考えておきましょう。
また、一般的に個人の引越しなどのときにも「相見積もり」を入手します。
「あいみつ」と「相見積もり」はいわれるときもあります。
「あいみつ頼みます」というように、上長からいわれるときがあるため把握しておきましょう。
「相見積もり」の使い方とは?
ビジネス用語として、「相見積もり」はよく使われます。
「相見積もり」を入手するように、上長からいわれるときも多くあるでしょう。
納期や金額、サービス内容など、しっかりと選択するポイントを上長に確認してから、「相見積もり」を入手しましょう。
また、仕事が忙しいため、「あいみつとって」などといわれるときも多くあります。
どのようなことをいっているかわかるように、ここでは「相見積もり」の使い方の例文についてご紹介します。
- 「相見積もりを次の会議までに入手しておくように。」
- 「納期が可能な限り短くなるようにしたいため、相見積もりを入手するようにした。」
- 「あいみつを入手しておいて。」
- 「あいみつを頼みます。」
「相見積もり」を入手するときのルール・マナーとは?
特有のルールやマナーが、「相見積もり」を入手するときにはあります。
ルールやマナーを守らなければ、不快な思いを相手がするのみでなく、迷惑をかけることもあるため注意しましょう。
ここでは、「相見積もり」を入手するときのルール・マナーについてご紹介します。
同じ条件で頼む
「相見積もり」の目的は、納期や価格などの条件を比べるためです。
そのため、条件が違っていると正しく比べることができません。
「相見積もり」を入手するときは、同じ条件で頼むのが基本です。
最低の発注数量や納期など確認しておく必要がある内容が入っていなければ、「再見積もり」を再度入手する必要もあります。
「相見積もり」を入手するときの条件は、しっかりと設定しておきましょう。
「相見積もり」ということを伝える
「相見積もり」を入手するときのマナーは、前もって相手に「相見積もり」ということを伝えることです。
「相見積もり」ということを伝えないで頼むと、自社に決まったと相手は考えて受注するために用意するようになってトラブルが発生することもあり得ます。
また、「相見積もり」が別のところにも出されていることがわからなくて、別のところに決定したことを他から知ったときはいい気持ちがしないでしょう。
そのため、頼むときには「いくつかのところに見積もりを頼んでいます」というのがマナーです。
納期や予算をはっきりと伝える
「相見積もり」を頼むときは 納期や予算をはっきりと伝えることが必要です。
事情が相手もあるため、希望するような納期や予算では基本的に対応できないことがあり得ます。
納期や予算を相手に知らせないで「相見積もり」を頼むと、最終的に無駄な手間のみをかけるようになります。
時間を相手が使っていることを考えて、やり取りがスムーズにできるように心掛けましょう。
「相見積もり」を入手するときに確認すべきこととは?
ここでは、「相見積もり」を入手するときに確認すべきことについてご紹介します。
トラブルの防止や費用の低減にもなるため非常に大切です。
金額と内容
まず、「相見積もり」を入手するときは、金額と内容を確認しましょう。
「相見積もり」のときは、最も金額はトラブルが発生しやすいものです。
商談を進めた後で、料金がプラスで発生してトラブルになることが多くあります。
内容まで確認することによって、過不足を確認することができます。
例えば、「相見積もり」を引越し業者に頼むときは、無料で段ボールをサービスしてくれるような業者もある一方、有料になっている業者もあります。
もし、段ボールを無料で準備することができると、有料の部分は削減することができます。
「相見積もりの内容から削減できるところがあるかもわかるため、しっかりと確認しましょう。
いろいろな条件
「相見積もり」を確認するときは、金額にのみ着目しがちですが、必ずいろいろな条件も確認しましょう。
代表的ないろいろな条件としては、納入期限、支払い方法、発注する側で行う必要があることなどが挙げられます。
プライベート・ビジネスに関係なく、条件面について十分に確認していないことによってトラブルが発生することは多くあります。
ビジネスシーンのときは、企業の信用問題にもなることがあるため、注意が特に必要です。
未然にトラブルを防止するためにも、条件面の確認をしっかりと行いましょう。
有効期限
「相見積もり」には、基本的に有効期限が設定されています。
また、短めに「相見積もり」の有効期限が設定されているときは注意しましょう。
決済を社内で取るために時間がかかれば、有効期限に間に合わないことがあります。
そのため、「相見積もり」を入手するときは注意しましょう。
「相見積もり」を断る方法とは?
ここでは、「相見積もり」を断る方法についてご紹介します。
断るときは必ず連絡する
「相見積もり」をして、いくつかのところを比べて検討すれば、どこかのところは断るようになります。
必ず断るときは連絡しましょう。
「相見積もり」を頼むときに、断るときの期限を伝えておきましょう。
断る理由をきちんと伝える
せっかく「相見積もり」をしてくれたため、断るときはきちんと理由を伝えしましょう。
一般的に、理由としては納期や予算などが合わないというものが多くあります。
「相見積もり」をしてくれたことに感謝する
「相見積もり」を作るときは、労力や時間がかかります。
断られると、労力や時間を使ったが儲けにならなかったようになるため、感謝の気持ちは最低限伝えましょう。
「相見積もり」を断るときのメールの例文
ここでは、「相見積もり」を断るときのメールの例文についてご紹介します。
「お見積りの件について」
○○株式会社 ○○様
○○株式会社 鈴木
いつも非常にお世話になっております。
この度は相見積もりをありがとうございました。
検討させていただきましたが、折り合いが費用面でつかなく、
大変恐縮ですが、今回はお断りさせていただくことになりました。
せっかくご提案いただきましたが、お応えできず、誠に申し訳ございません。
またの機会のときには、何卒よろしくお願いいたします。