「あくまでも」の意味とは?使い方や類義語などを解説




あくまでもの意味とは?

あくまでもは、主として意味が3つあります。

意味が同じでも、イメージが使っている文章によって非常に変わる時もあるため注意しましょう。

ここでは、あくまでもの意味についてご紹介します。

~に限定している

ビジネスシーンでは、あくまでも個人的な考え方ですが、という表現が使われます。

このあくまでもは、考え方が多くありますが、自分の考え方に限って話します、ということを強調しています。

この価格はあくまでも一つの目安です、という表現も、限定していることを強調しています。

価格を示した時に、確定か目安か、あるいは一つの事例かなど、選択肢がいくつかある中で、目安であることを限定しています。

どこまでも徹底して

決意表明としてあくまでもを使って、例えば、あくまでも謝罪するつもりはありません、というように使う時もあります。

強い意志を、絶対に謝罪するつもりがないということで伝えています。

これ以外にも、私はあくまでも入賞を目標にしていますなど、徹底して最後までやり抜くという決意を表明する時にも使われます。

とどまることなく

あまりビジネスのシーンでは目にすることは多くありませんが、あくまでもの意味としてはとどまることなくということもあります。

あくまでもブルーの海という意味は、ブルーの海がずっとどこまでも続いているということを表現しています。

あくまでもの使い方とは?

あくまでもは、先にご紹介したように意味が3つあり、フォーマルなビジネスのようなシーンから日常的なシーンまで使えます。

ここでは、あくまでもの3つの意味ごとの使い方についてご紹介します。

~に限定している

この意味のあくまでもは、ビジネスシーンでも日常的な会話でもよく使います。

例えば、日常的な会話の例文としては、次のようなものがあります。

  • 「あくまでも私の考え方であるためそれほど怒らなくても。」

この例文の意味は、限定した私の考え方であるためそれほど怒らなくても、ということです。

これ以外にも多くの提案や考え方がある中で、自分だけの提案や考え方に限定していることを表現しています。

ビジネスシーンで使う時は、確実でないことを示した時の言い逃れのようなイメージも受けます。

ニュアンスを次の例文でチェックしてみましょう。

  • 「前回の資料は、あくまでも参考にするものです。」

この例文の意味は、前回の資料は参考にするために限定したものです、ということです。

例えば、資料がまとまらなかったなどといわれた時に、あの資料はあくまでも参考にするためのものです、と答えるシーンをイメージしてみましょう。

ちょっと表現としては言い逃れに感じるでしょう。

どこまでも徹底して

どこまでも徹底してというあくまでもは、意思の強い表示という意味です。

また、ここまでは最低でも達成するという意味もあります。

日常的な会話の例文としては、次のようなものがあります。

  • 「あくまでも自分の担当箇所は終了させてよ。」

この例文の意味は、徹底して自分の担当箇所は終了させてよ、ということです。

  • 「あくまでも自分の理想は実現したい。」

この例文の意味は、どこまでも徹底して自分の理想は実現したい、ということです。

相手に対してあくまでもを使う時は、少し強めの強制したようなニュアンスになります。

これとともに、自分の担当箇所は最低限終了させてよ、というニュアンスもあります。

また、自分のことについてあくまでもを使う時は、強い頑固とした意志が表現されています。

ビジネスシーンにおいては、相手に対して強制するような表現は失礼になるためそれほど使いません。

しかし、強い意志や譲れない条件を伝えたい時は、次のようないい方をします。

  • 「このことについては、あくまでもこだわりたいと考えています。」
  • 「今回の故障については、あくまでも修理することを目指していきます。」

とどまることなく

とどまることなくという意味のあくまでもの使い方は、最も3つの意味の中で難しいでしょう。

とどまることなくという意味のあくまでもを使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「自分の仕業ではないと、弟はあくまでも言い張った。」

この時は、とどまることなく言い張った、と継続したニュアンスが受け取れるでしょう。

あくまでもの類義語とは?

ここでは、あくまでもの類義語についてご紹介します。

あくまでもの類義語を把握して、あくまでもをより適切に使えるようにしましょう。

なにがなんでも

なにがなんでもは、それほどビジネスのシーンでは使われていません。

何がなんでもという言葉は、無条件で結果をとにかく出したいという強い意思が感じられますが、同時にイメージとしては一時的な現実味にかけた勢いであるものが強くなります。

カジュアルな物事や若い世代についてよく使われる言葉で、気軽に責任がないシーンにおいて使われる言葉といえます。

絶対に

絶対にという言葉は、断言する気持ちがあくまでもよりも強い時に使います。

例えば、このツールを使うと売上は絶対にアップします、と伝える時には、状態がどのようなものであろうともできるという自信が感じられます。

絶対にという言葉は、根拠が何らかあるために使われるものであり、その言葉をほとんど100%約束できる時、あるいは自信がある時に使います。

どのような手段を使っても

どのような手段を使ってもという言葉のニュアンスは絶対に近いものがありますが、表現としてはちょっと過激なものになっています。

目的を達成するためには、倫理的に非道であると思われてもルール違反になっても問題ないというような意味になります。

どのような手段を使ってもという言葉は、脅し文句となる時もあるため、基本的にビジネスシーンでは使われません。

あくまでもの英語表現とは?

「just」が、あくまでもの英語表現になります。

「just」の意味としてはちょうどぴったりなどがありますが、単に~ですがよく使われます。

これが、そのまま、あくまでも~ですとして使えます。

「just」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「It’s just a plan.」(あくまでもプランです。)
  • 「It’s just a standanrd.」(あくまでも目安です。)
  • 「It’s just an assumption.」(あくまでも仮定です。)
  • 「assumption」の意味は仮定ということです。
  • 「It’s just ideal.」(あくまでも理想に過ぎない。)
  • 「It’s just my opinion.」(あくまでも私の意見です。)
  • 「It’s just an esitmate.」(あくまでも概算です。)

また、「only」も、あくまでもの英語表現になります。

「just」と「only」をあえて区別すれば、あくまでが「just」で、あくまでを強調したあくまでもが「only」というイメージで考えるといいでしょう。




この記事に関するキーワード

RUN-WAY編集部

RUN-WAYは、「自分らしくHappyに働きたい」と願う、全ての女性をサポートするためのメディアです。
  働く女性の困ったを解決し、理想のキャリアに一歩近づくための情報をお届けします。