「カリスマ」の意味とは? 使い方や類義語などを解説




「カリスマ」の意味とは?

「カリスマ」は、「神の恵みの賜物」という意味の古代のギリシャ語です。

一般的に、「カリスマ」の意味は、「英雄・教祖・預言者などの民衆を惹きつける言葉」や「非日常的・超人間的な能力・資質」ということです。

日本語では、一般的に「カリスマ」は「人」という意味で使うときが多くありますが、非日常的・超人間的な能力や資質自体を「カリスマ」ということがあるため注意しましょう。

「カリスマ」という言葉がもともと持っていた意味で考えれば、「神格的」「神格」などがそれに該当します。

しかし、日本で現在使われている「カリスマ」は、それほど重々しい意味ではないため、ちょうど該当する言葉はありません。

日本で「カリスマ」が広まった理由

1年間に渡って1999年4月から放送された、美容師を都内の人気ヘアサロンから集めてマンツーマンのリーグ戦スタイルで対決する「シザーズリーグ」という深夜番組が、日本で「カリスマ」が広まった理由であるといわれています。

「カリスマ美容師」はこの番組に出た「人々の心を魅了する資質」がある人気美容師であり、「カリスマ美容師」ブームが全国的に起き、「カリスマ」はこの年の新語流行語大賞にも選ばれました。

「カリスマ」の由来

「カリスマ」は、ギリシャ語の「カリス」という「恩愛」「恵み」という意味の言葉に由来します。

「カリスマ」の用法としての由来は旧約聖書にあります。

旧約聖書では、「カリスマ」という言葉が、特別の功業をヨセフ・ヨシュア・サウル・ソロモンに下ってなさしめるヤハウェの霊を指して登場します。

また、新約聖書のパウロ書簡では、「カリスマ」が永遠の生命と罪からの救いを与える神の恩寵の賜物という意味の言葉として使われています。

「カリスマ」の使い方とは?

ここでは、「カリスマ」の使い方についてご紹介します。

「カリスマ性がある」

誉め言葉として「カリスマ」は使われます。

例えば、他の人の心を引きつける存在感や魅力がある人に対しては「カリスマ性がある」という表現が使われます。

リーダーシップがある人や他の人にサポートされる人に、「カリスマ性がある」が使われるときもあるようです。

「カリスマ的存在」や「カリスマがある」のような表現でも、相手を同じように誉めることができます。

「カリスマ性がある」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「彼はカリスマ性があるためリーダーに適していると思う。」

「カリスマ〇〇」

「〇〇のカリスマ」や「カリスマ〇〇」と続けて使うことによって、〇〇の中で人気・実力を兼ね備えている人が表現できます。

実力があっても、地味で存在感がない人にはあまり使われることはありません。

「カリスマ○○」を使った例としては、次のようなものなどがあります。

職業に使った例としては「カリスマ美容師」「カリスマブロガー」「カリスマモデル」、分野などに使った例としては「若者のカリスマ」「スポーツ界のカリスマ」があります。

「カリスマ」の類義語とは?

「カリスマ」は最近になって日本語として使うようになりましたが、日本に「カリスマ」が入ってくる前は「カリスマ」と同じような意味の類義語がありました。

ここでは、「カリスマ」の類義語についてご紹介します。

「カリスマ」の類義語をいわれたことがある人は、「カリスマ性」がある可能性があります。

「ヒーロー」

「カリスマ」の類義語としては、「ヒーロー」があります。

「ヒーロー」は、ギリシャ神話に由来しており、意味は英雄ということです。

「カリスマ」と「ヒーロー」は、由来の面で共通しています。

「ヒーロー」は、ヘラクレスのような神話にも登場するような人物を現し、意味は勇士ということです。

「hero」が英語表現で、意味は英雄や勇者ということです。

「大物」

「大物」は、よく昔から使われている言葉で、意味がどの世代でも通じるでしょう。

「大物」の本来の意味は、種類が同じものの中でも特に大きなものです。

また、ものでなくても、大きなスキルや力をマスターした人物も「大物」といいます。

他の人からも一目置かれた人物で、一段上の存在の人物です。

「大物」のモデルとはいいませんが、「カリスマモデル」のように使い方としてはモデル界の「大物」などと表現します。

よく現在でも使われている言葉としては、「政界の大物」などがあります。

「天才肌」

「天才肌」は、能力が人並み以上にある人という意味です。

また、「天才肌」の人は、雰囲気が「天才」であるような感じの人です。

なお、「天才」の意味は、努力しても誰しもが至らない能力がある人のことです。

つまり、言い換えれば神からの贈り物といえ、「カリスマ性」がある人になります。

「天才」と同じような言葉としては、他にも「天才的」などがあります。

「カリスマ性」の魅力がある人の特徴とは?

ここでは、「カリスマ性」の魅力がある人の特徴についてご紹介します。

「カリスマ性」の魅力がある人の特徴としては、共通点があることです。

自分の周りで「カリスマ性」がある人や、ネットやテレビなどの「カリスマ性」がある人をイメージしてみましょう。

安心感を他の人に与える

「カリスマ性」の魅力がある人の特徴としては、安心感を他の人に与えるということがあります。

「カリスマ性」の魅力がある人は、豊富な経験から自信を自分に対して持っているため態度が堂々としています。

ネガティブな行動や考え方の人に対しては、この人は心配ないかと不安に考えてしまいます。

「カリスマ性」の魅力がある人は、どのような人でもこの人は安心できると考えます。

常に冷静で動じない

「カリスマ性」の魅力がある人の特徴としては、驚くようなことがあっても常に冷静で動じないということがあります。

「カリスマ性」がある人は、予想していなかったことが発生しても、それをまるで楽しんでしまうようなこともあり、ポジティブに取り組みます。

決して自分を見失わない

「カリスマ性」の魅力がある人の特徴としては、決して自分を見失いません。

例えば、「テレビであのようにいっていたため」「このようにあの人がいっていたから」などということで、意見に流されることがありません。

これは、自信が自分にあることも影響を及ぼしているためでしょう。

ダイナミックな行動である

「カリスマ性」の魅力がある人の特徴としては、ダイナミックな行動であるため説得力があるということがあります。

発言するときも非常にパワフルで説得力があるため、他の人から着目されます。

話の構成や内容もいずれも非常に魅力があることも、「カリスマ性」の魅力がある人の特徴になります。

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RUN-WAY編集部

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