コンスタントの意味と使い方とは?語源や類義語、対義語などを解説




コンスタントの意味とは?

コンスタントは、常に一定でいる様子を意味します。

また、言い換えの表現としては、恒常的であるがあります。

コンスタントは、一定の動きを常にしていることを表現します。

イメージとしては安定していて常に同じということを考えておくと、よく意味がわかるでしょう。

身近には、コンスタントに継続すべきものが多くあるでしょう。

例えば、日々の運動やダイエット、早寝早起きなどは、習慣にできることでもあります。

運動するために毎日歩くと思っているのであれば、例えば、毎日コンスタントに4km歩くという表現ができます。

しかし、歩かない日もあるというときは、コンスタントは使えません。

コンスタントは、少なくも多くもないというような状態を続けることをいいます。

ビジネスシーンでのコンスタントの意味

ビジネスシーンにおいては、コンスタントに〜してくださいという言葉が上長からのアドバイスや指示などで使われるシーンがあるでしょう。

このときの意味は、一定の行うべきことを続けてくださいということで考えておきましょう。

例えば、コンスタントに連絡してくださいというときの意味は、決められた一定のタイミングで連絡してくださいということになります。

しかし、具体的なコンスタントの意味は、一定の割合で、毎時間おきに、毎日一回はなどというように、指示された内容や状況によって違うときがあります。

そのため、上長などからコンスタントに〜してくださいと指示されたときは、どの程度のタイミングであるか具体的に質問してみるのもいいでしょう。

ITジャンルでのコンスタントの意味

ITジャンルにおいては、オリジナルという意味でコンスタントが使われます。

プログラミングするときは、一定の期間取り扱うデータを保存して使うために、固有の名前をデータに与えるときがあります。

このようなデータの中でも、後で変えることがないものをコンスタント、あるいは定数といいます。

コンスタントの語源

コンスタントは、カタカナ語として日本で定着していますが、語源は英単語の「constant」になります。

英単語の「constant」の意味としては、絶えず継続する、不変のということ以外に、忠実なということもあります。

また、英単語の「constant」は、しっかり立つという意味のラテン語が語源になっているようです。

しっかり立つ、つまりぶれない様子から、一定の状態が継続するという意味になったとされています。

コンスタントの使い方とは?

ここでは、コンスタントの使い方についてご紹介します。

コンスタントは、ビジネスシーンだけでなく、プライベートでも使うことができるため、コンスタントの使い方をしっかりと把握しておきましょう。

コンスタントに継続する

コンスタントに継続するという使い方としては、次のようなものなどがあります。

  • 「読書をコンスタントに継続すると、国語の成績が必ず良くなるでしょう」
  • 「活動をコンスタントに継続した結果、会員が現在では非常に多くなった。」
  • 「企業訪問をコンスタントに継続したところ、契約がとれるようになった。」

このときのコンスタントの意味は、絶えず継続するか、一定のか見極めが困難なときがあるため、文脈から見極める必要があります。

例えば、コンスタントに続けて訪れるのときは、コンスタントが定期的なのか絶えず継続するなのかということがはっきりしません。

コンスタントをこのようなときに使えば、意味は何となくわかるが正しい意味が曖昧になります。

そのため、相手に正しく伝えたいときは、コンスタントではない他の日本語を使う方がいいでしょう。

例えば、次のように言い換える方がしっかりと意味が伝わります。

  • 「企業訪問を定期的に継続した結果」
  • 「毎日継続して企業を訪問し続けた結果」
  • 「企業を頻繁に訪問し続けた結果」

コンスタントに利益を上げる

プライベート、ビジネスに関係なく、コンスタントに利益を上げるは、次の例文などのようによく使われます。

  • 「常にユーザーの志向や好みをリサーチすることが、コンスタントに利益を上げるためには大切である。」
  • 「競馬やパチンコで、月に5万円コンスタントに利益を上げる。」

このときは、コンスタントの意味が継続的であるか定期的であるかはっきりしにくいですが、どちらの意味でも影響はそれほどなく、コンスタントという言葉が適しています。

前者の例文では、結論のところが常にリサーチするのが大事になっているため、コンスタンスの意味としては絶え間なくの方が定期的よりも適していると思われます。

一方、後者の例文では、10万円毎月利益を上げているということであるため、継続的でもあり、定期的でもあるということです。

どちらの意味であると特定することはなく、月に10万円コンスタントに利益を上げているというと意味が特定します。

このように、コンスタントの意味は文脈によって考える必要があります。

コンスタントの類義語とは?

ここでは、コンスタントの類義語についてご紹介します。

コンスタントの類義語としては、いつでも、毎回、習慣的に、毎度、通例で、慣習的に、伝統的に、規則的に、定期的に、恒常的に、定常的になどがあります。

コンスタントの類義語の英語表現としては、次のようなものがあります。

  • 「certain」(一定の、確実な)
  • 「fix」(決まった、固定した、不変の)
  • 「definite」(確定した、一定の)
  • 「stable」(しっかりした、安定した)
  • 「steady」(不変の、安定した、むらがない)
  • 「standard」(基準、標準)
  • 「uniform」(一定の、同形の、不変の)

コンスタントの対義語とは?

コンスタントの対義語は、常に一定でないという意味の言葉になります。

コンスタントの対義語としては、不規則に、たまに、時々、不定期に、変則的に、イレギュラー、異例、異常、不安定、非定型的、不順、反則、不正規などがあります。

コンスタントの対義語の英語表現としては、次のようなものなどがあります。

  • 「variable」(不定の、変わりやすい、変数)
  • 「unstable」(不安定な)
  • 「unbalance」(不均衡にする、不安定)

コンシスタントとコンスタントの違いとは?

コンスタントと同じような言葉として、コンシスタントがあります。

ここでは、コンシスタントとコンスタントの違いについてご紹介します。

コンシスタントの意味は、矛盾がない、首尾一貫した、一致したということです。

一方、コンスタントの意味は、常に一定していることです。

そのため、コンシスタントとコンスタントは全く意味が違っています。




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RUN-WAY編集部

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