「エッセンシャルワーカー」とは? 代表的な職種や着目される理由などを解説




「エッセンシャルワーカー」とは?

「エッセンシャルワーカー」というのは、日常生活を保つために必要な職業です。

例えば、「エッセンシャルワーカー」としては、公共サービスの医療、保育、介護福祉、自治体・公共交通機関、教育など、生活インフラのガス、電気、水道、通信など、物流、生活用品を扱うドラッグストアやスーパー、小売業のコンビニなどがあります。

「エッセンシャルワーカー」は、「きわめて重要な」「必要不可欠」という意味の「エッセンシャル」と「労働者」という意味の「ワーカー」を組み合わせたもので、景気などに影響されないで、社会インフラ上でどのような状況でも必要なものであり、将来的にも無くならない職業でしょう。

代表的な「エッセンシャルワーカー」の職種とは?

代表的な「エッセンシャルワーカー」の職種としては、医療従事者があります。

また、生活をインフラや物流などでサポートしている人々も「エッセンシャルワーカー」になります。

ここでは、代表的な「エッセンシャルワーカー」の職種についてご紹介します。

医療・介護関係者

医療・介護関係者は、医療関係の仕事を行う人です。

医療従事者の範囲を、厚生労働省では次のような資格を持っている人と決めています。

医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、歯科衛生士、診療放射線技師、歯科技工士、臨床検査技師、衛生検査技師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、臨床工学技士、義肢装具士、救急救命士、言語聴覚士、管理栄養士(栄養士)

公務員

行政サービスを地域市民に提供している公務員も「エッセンシャルワーカー」です。

公務員としては、正規公務員と非正規公務員があります。

学童保育支援員や公立保育園保育士など、雇用が安定しない低処遇の「困難を抱える市民の支援者」や「地域に不可欠なサービスの従事者」は、非正規公務員になります。

小売販売業者

コンビニやスーパーなどの小売販売業者も、代表的な「エッセンシャルワーカー」の職種です。

商品の購入のみでなく、地元に密着した宅配による見守り機能など、高齢化社会をサポートする役目や防犯、防災の機能も期待されています。

また、さらなるITの利用によって、効率化だけでなく新しい価値を創出するために新しい挑戦が世界中で行われています。

農業関係者

人々の食をサポートする農業に携わる農業関係者も「エッセンシャルワーカー」です。

飲食店は、新型コロナウイルスによって営業を自粛しています。

また、給食を休んでいる学校も多くあります。

そのため、多くの生産者が販売先に困っています。

このような中で、農作業を止めない生産者がいます。

また、跡継ぎの問題が深刻になっているため、ITを使ったスマート農業の導入も拡がっています。

運輸業者

急速にネットショッピングなどが普及することによって、人々の生活に物流が必要な職業として、再度認知されています。

物を運ぶドライバーのみでなく、鉄道会社の職員や交通局の職員、バスのドライバーやトラックのドライバー、倉庫内のスタッフ、宅配スタッフなども、「エッセンシャルワーカー」に含まれます。

教育、保育関係者

学校や保育の現場に携わる教師や保育士なども「エッセンシャルワーカー」になります。

ICT教育が強化され、勉強がリモートでもできる環境が整備されつつありますが、限界が遠隔での教育にはあります。

インフラ事業者

生活するうえで必要な公共インフラの水道や電気、電話やガスを維持管理する従事者も、「エッセンシャルワーカー」です。

現場作業が、ライフラインを保つためのメンテナンスやオペレーションには必要です。

「エッセンシャルワーカー」が着目される理由とは?

では、「エッセンシャルワーカー」がどうして着目されるのでしょうか?

着目される大きな理由は、新型コロナウイルスの影響です。

感染の拡大を防止するために外出の自粛が要請される中でも、「エッセンシャルワーカー」は生活をサポートするために感染リスクがあるにも関わらず仕事をしています。

そのため、「エッセンシャルワーカー」へのサポートや援助について考慮する必要ができたことが大きな理由でしょう。

外国においては不満が「エッセンシャルワーカー」への対策や待遇などに集まってストライキが起きるなど、日本よりも着目されています。

また、基本的に少子高齢化が先進国をメインに進む中で、「エッセンシャルワーカー」として仕事をする人も少なくなっており、仕事の負担が大きくなっていることも着目されている理由です。

少子高齢化の問題を考慮した上で、どのような環境をいろいろな福祉課題や生活課題と共存していくために作っていくべきか、「エッセンシャルワーカー」の存在がそのためのキーワードとして重視されています。

「エッセンシャルワーカー」が抱える問題とは?

「エッセンシャルワーカー」を取り巻く環境は、望ましいものとは決していえないようです。

ここでは、「エッセンシャルワーカー」が抱える問題についてご紹介します。

新型コロナウイルス感染症の感染リスクが高い

各国では、新型コロナウイルス感染症の感染リスクを下げるために、3密の密閉、密集、密接を避けるように国民に促しています。

しかし、「エッセンシャルワーカー」は在宅勤務が困難で、不特定多数の人と接触するチャンスが多い3密の環境下に置かれがちです。

そのため、別の職種の人よりも、「エッセンシャルワーカー」は新型コロナウイルス感染症の感染リスクが高いとされています。

待遇、給料

新型コロナウイルス感染症の感染が拡がるにつれて、「エッセンシャルワーカー」の心理的負荷、業務負荷が増えています。

しかし、休日や労働時間などの待遇や給料は改善されていないようです。

ニュースでは、「病院の経営が新型コロナウイルス感染症のために悪化し、医療従事者の賞与が減額された」「エッセンシャルワーカーの最低賃金のアップを、労働組合連合会が訴えた」などというような話題が取り上げられるチャンスも多くなりました。

新型コロナウイルス感染症のリスクがあるにも関わらず毎日仕事をしている「エッセンシャルワーカー」の待遇、給料は、早急に改善すべき問題でしょう。






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RUN-WAY編集部

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