エトセトラの意味とは?
「エトセトラ」の意味は、「その他いろいろ」ということです。
例えば、観光スポットが東京には多くあります。
有名な観光スポットとしては、新宿や渋谷、浅草があります。
しかし、これ以外にも探すといろいろあります。
エトセトラは、この他の観光スポットをまとめていいます。
エトセトラの使い方とは?
エトセトラは、ビジネスや何かを説明するときに使われることが多くあります。
それほどカジュアルなシーンでは使いません。
エトセトラを使った例文としては、次のようなものなどがあります。
- 「私のカバンの中には、ペンやノート、エトセトラが入っています。」
この例文は、説明についてのものです。
カバンの中身について説明していますが、ペンやノートの他にもいろいろなものが入っているということです。
- 「エトセトラの割合がアンケートの結果では多い。」
この例文は、アンケートについてのものです。
エトセトラは、表やグラフなどについて説明するときに使うことがよくあります。
この例文の意味は、「その他を多くの人が回答した」ということになります。
- 「このプロジェクトは、エトセトラに優先度を切り替える。」
この例文の言い換え表現は、「プロジェクトの優先度を下げる。」になります。
エトセトラは、その他であるため、主な部分ということではありません。
そのため、主なものではないために大切ではないということになります。
エトセトラの語源とは?
エトセトラの語源は、「et cetera」というラテン語です。
エトセトラは、略して「etc」とよく表記されることがあります。
ラテン語の「et cetera」のスペルを見ると、これが略されていることがわかるでしょう。
なお、「ETC」と大文字で書いてあるのを目にすることがあるでしょうが、これは料金所であるために勘違いしないように注意しましょう。
また、影響をラテン語に受けたフランス語などでは、そのまま「et cetera」という単語が残っています。
また、英語表現は「and so on」になります。
中学生レベルの英単語であるため、この表現を耳にしたことがあるでしょう。
なお、「et cetera」は英語で使っても通じます。
エトセトラの類義語とは?
ここでは、エトセトラの類義語についてご紹介します。
エトセトラは、その他のように日本語では使われているため、類義語はその他、他多数、など、等々になります。
その他、他多数、など、等々を使った例文としては、次のようなものなどがあります。
- 「その他にも、お祝いとしてお花や季節の菓子折りをプレゼントすることもできる。」
- 「今回取材する地域は、渋谷、新宿、品川と他多数です。」
- 「風邪を防ぐ方法としては、うがいや手洗いなどがあります。」
- 「準備する物は、着替え、タオル、運動靴等々です。」
エトセトラの対義語とは?
ここでは、エトセトラの対義語についてご紹介します。
エトセトラの意味がその他もろもろということであるため、この対義語としては主要ながあります。
また、メインも、意味が何かの中心・主要な部分ということであるため、エトセトラの対義語になるでしょう。
主要なとメインを使った例文としては、次のようなものなどがあります。
- 「今回の主要な行事としては、新しい商品の発表会があります。」
- 「牛フィレ肉のロッシーニ風が、本日のメイン料理です。」
エトセトラの略語表記と正しい表記の方法とは?
ここでは、エトセトラの略語表記と正しい表記の方法についてご紹介します。
エトセトラの略語表記は「etc.」
エトセトラは、一般的に「etc.」の略語表記の方が広く知られているでしょう。
エトセトラの略語表記は「etc.」で、「et cetera」というフランス語の頭3文字をとったものです。
また、「etc.」の略語表記のときは、ドット(句読点)を最後に必ず付けるようにしましょう。
意味は「etc」でも通じますが、厳密にはドットが末尾に付いた「etc.」が正しい略語表記です。
なお、「etc.」の略語表記は、「イーティーシー」とは読まないために注意しましょう。
カンマ「,」を「etc.」の前には付ける
エトセトラは、多くのものごとがあり、それらに対して包括的に「その他もろもろ」「…など」というニュアンスで一般的に使います。
また、エトセトラを文章中で使うときは、略語表記の「etc.」をほとんど使いますが、カンマ「, 」を「etc.」の前につけるようにしてください。
ここでは、一般的な例文についてご紹介します。
日本語で使うときの例文としては、次のようなものなどがあります。
主に必要な材料:塩、砂糖、小麦粉、ベーキングパウダー、牛乳、卵、etc.
英語で使うときの例文としては、次のようなものなどがあります。
- 「Could I please text me your number, fax number, Email address,etc., if you don’t mind?」(電話番号、ファックスナンバー、Emailアドレス等を教えていただけませんか?)
エトセトラを使うときに注意することとは?
ここでは、エトセトラを使うときに注意することについてご紹介します。
文章では略語表記の「etc.」を文末に使う
メールを仕事で顧客や取引先などに送るときは、スッキリ見た目も映える略語表記の「etc.」を文末に使いましょう。
なお、文章中ではほとんどエトセトラと表記をすることはありません。
エトセトラの連発に会話では注意する
エトセトラという言葉は、日常的によく使われます。
短時間で多くのことを説明する必要があるときや全てのことがらや項目を羅列する必要がないときは、文章をエトセトラを使ってまとめることもあるでしょう。
しかし、一つの会話の中でエトセトラをいくつも使うと、全体の内容が曖昧なイメージを与えることがあります。
さらに、確実性や真実味が少し欠けることも考えられるでしょう。
会話の中にエトセトラをむやみやたらに連発すると、何を「等」が指すのか、具体性がなくなることがあります。
相手によっては、いい加減だなと思われたりすることがあるため、エトセトラは使い過ぎないように注意しましょう。