「フィックス」の意味と使い方とは?「フィックス」のビジネスシーンでの使い方などを解説




フィックスの意味とは?

フィックスは、主として次のような意味があります。

確定

確定は、何回も修正や校正を行ってでき上がった最終版、何回も会議を開催して最終的に決めた事項などのように、最終的なスタイルになるという意味で使われます。

修正

修正は、特にIT業界において使われるときが多くあります。

例えば、プログラムやアプリケーションの不具合を修正したということをフィックスという言葉で表わすことができ、修正したプログラム自体をフィックスというときもあります。

ウインドウズにおいては、「Hotfix」という表現が重要な不具合が修正されたプログラムという意味で使われるときがあります。

固定

映像や建築においては、フィックスという言葉を固定という意味で使います。

なお、英語の「fix」がフィックスの語源になります。

英語の「fix」は、基本的に修理するという意味ですが、固定するという意味もあります。

フィックスの意味がいろいろあるのは、いろいろな意味が英語の「fix」にあるためです。

フィックスの使い方とは?

主なフィックスの意味は、決定する、固定するというようなものです。

フィックスは頻繫にビジネス用語として使われており、現在はいろいろなジャンルで使われています。

ビジネスシーンで一般的に使われるときは、ほとんど決定、確定の意味で使われています。

ビジネスシーンでは何回も変わるものが多くありますが、これらが決定して変わる可能性がそれ以上なくなったときに、フィックスしたというように使われます。

例えば、スケジュールを何回か組み直して決定したときや、修正・加筆を何回か繰り返して最終版の資料になったとき、または経営方針がいろいろな意見を取りまとめて決定するときなどがあります。

このように、フィックスという言葉は、何回も変わったものが最終的なスタイルになるときに使われます。

一方、IT業界では、微妙に違った使い方をします。

IT業界でのフィックスの意味は、ほとんど修正するということです。

不具合がソフトウエアやアプリケーションの動作に生じたときに、この不具合を無くすことをフィックスといいます。

また、不具合を無くしたプログラムそのもののことを、フィックスというときもあります。

さらに、フィックスが固定を意味する業界もあります。

例えば、建築業界においては、フィックス窓と嵌め殺しの窓をいいます。

また、映像業界においては、フィックスは固定した画面をいいます。

フィックスのビジネスシーンでの使い方

一般的なフィックスのビジネスシーンでの意味は、先にご紹介したように変わったものが最終的に決定するというようなことです。

フィックスのビジネスシーンでの使い方としては、次のようなものがあります。

  • 「新しいビジネスの方針について、やっとフィックスした。」
  • 「見積りに関しては、100円の単価でフィックスしました。」

フィックスのIT業界での使い方

IT業界においては、先にご紹介したように、一般的にフィックスはソフトウエアの修正について使われます。

また、ソフトウエアの開発においてコードや仕様書を作るときに、フィックスを最終版を決定するときにも使うようになっています。

フィックスのIT業界での使い方としては、次のようなものがあります。

  • 「このソフトウエアのコードは、これでフィックスになります。」
  • 「不具合がプログラムに見つかったため、すぐにフィックスしてください。」

フィックスの建築業界での使い方

建築業界においてフィックスが使われるのは、ほとんど固定の意味です。

フィックス窓が代表的なもので、嵌め殺しの開閉できない窓のことをいいます。

フィックスの建築業界での使い方としては、次のようなものがあります。

  • 「玄関ホールには、フィックス窓を採光するために取り付ける予定です。」

フィックスを使うときに注意することとは?

ここでは、フィックスを使うときに注意することについてご紹介します。

メールや文書でフィックスは使わない

カタカナ語のフィックスなどを使うときは、話し言葉としては問題ありませんが、書き言葉としては適当ではありません。

そのため、メールや文書で使うのは止める方がいいでしょう。

特に、年上の方などのときは、意味が同じ日本語で言い換えましょう。

フィックスと意味が同じ表現としては、確定、決定、取り決めなどがあります。

取引先の方にフィックスは使わない

フィックスは、社内の人に使うときは問題ありませんが、特に取引先の方や顧客に使うのは駄目です。

カタカナ語のフィックスのようなものは、注意しなで使うと失礼になるときもあります。

基本的に、このような言葉そのものを知らない人も多くいるため、誰でもわかるとは思わない方がいいでしょう。

特に、接するときに注意が必要である社外の人には、日本語できちんと伝えましょう。

フィックスの関連語とは?

ここでは、フィックスの関連語についてご紹介します。

フィックスショット

フィックスショットというのは、カメラを固定して写真を撮ることです。

フィックス航空券

フィックス航空券というのは、外国行きの航空券の一つの種類で、利用する全ての便の予約を出発する前に確定しておいて、出発した後は帰国する日を変えることができないものです。

予約するときは、フィックスで、あるいはFIXチケットといいます。

フィックス航空券としては、オープン航空券とフィックスオープン航空券があります。

オープン航空券は、帰国する日を出発する前に確定する必要がないものです。

外国に出張するときや滞在日が長くなる可能性があるときは、オープン航空券がおすすめです。

オープン航空券は、有効期限があり、10日間や1年間のものがあります。

フィックスオープン航空券は、帰国するときの便を出発する前に予約する必要がありますが、帰国する日を変えることができるものです。

しかし、帰国する日を変えるときは、手数料がかかり、航空会社によって変えることができる上限の回数などが違っています。

フィックスの類義語とは?

アジェンダがフィックスの類義語になります。

アジェンダの意味は、行動計画ということです。

アジェンダは、国際的な取り組みなどに関して使います。

例えば、地球の温暖化を対策するために、プランをいろいろな国が検討しています。

このプランをベースにして、行動をより具体的まとめたのがアジェンダです。

フィックスの意味としては、最終的に決定するということがありますが、アジェンダの意味はこのような行動をすると決定したものです。

アジェンダとこのことが似ています。

使い方としては、アジェンダを決定する、アジェンダを遂行する、などがあります。




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RUN-WAY編集部

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