「ガチ勢」の意味とは? 語源や類義語、対義語などを解説




「ガチ勢」の意味とは?

「ガチ勢」の意味は、「普通のレベルをオーバーして熱狂的に取り組んでいる」あるいは「本気でやり込んでいる」ような人たちです。

主として、ゲームで使われる言葉で、もともとは娯楽のゲームに対してそのレベルをオーバーして熱中している人たちを表現する言葉です。

時間のかけ具合だけでなく、ゲームなどについての考察や研究に近い方法で取り組んで極めようとするくらいのプレイヤーです。

10時間以上1日に費やすときもあり、プレイを単にするだけでなく、スタンスはやり切れる部分は全てやるというようなものです。

そのため、やり込み要素の多いゲームやオンラインゲームについて多く見られ、普通のプレイヤーでは追いつけないくらいのやり込み程度になっています。

また、広く「ガチ勢」という言葉は使われており、現在ではゲーム以外でも使われています。

ネット上であればSNSや掲示板でよく見ることがあり、日常会話でも使うことができます。

もともと「ガチ勢」はゲームについて普通では考えられないくらいに熱中する人たちをいう言葉でしたが、現在ではゲーム以外にも使われるようになっているでしょう。

そのため、「ガチ勢」の意味は、ゲームだけでなく、「普通では考えられないほど本気で取り組んでいる人たち」ということになります。

「ガチ勢」の語源とは?

「ガチ勢」の語源は、「ガチ」と「勢力」です。

「ガチ勢」は、「ガチ」と「勢力」を組み合わせて省略した言葉です。

「ガチ」は、意味が「真剣に」「本気で」などで、取り組む姿勢についての本気度を表現しています。

「勢力」の意味は、「人たち」「そこに属しているグループ」などで、そこに振りわけることができる区分けや属性分けを表現しています。

このような「ガチ」と「勢力」を組み合わせた「ガチ勢」は、本気で取り組む人たちになります。

そのため、「ガチ勢」の意味は、「ガチで取り組みをしている勢力」になります。

ゲームなどについての取り組みの中で、区分けを力の入れ込み程度によって行なってグループ分けをするときに使われます。

スタンスはガチで取り組むものなのか、楽しむためのみに参加しているものなのかをわけるための言葉です。

「ガチ勢」の類義語とは?

ここでは、「ガチ勢」の類義語についてご紹介します。

「マニア」「廃人」

「ガチ勢」の類義語としては、「マニア」や「廃人」があります。

「マニア」の意味は「狂気」で、語源はギリシャ語の「μανία」です。

「一つのことに熱中する人」や「熱狂者」という意味で、「激辛料理マニア」や「歴史マニア」などのように使います。

「廃人」は、ネット用語で、「ネトゲ廃人」や「ツイッター廃人」などのように使います。

「何かに熱中し過ぎて支障が日常生活にあるくらいになっている人」をいいます。

「オタク」

「オタク」も、「ガチ勢」の類義語です。

「オタク」は、自分の好きな事柄や興味がある分野にのめり込む人をいう言葉です。

サブカルチャーに傾倒している人たちについて多く使われ、「ヲタク」ということもあります。

「オタ(ヲタ)」と省略して、主として嗜好分野の後に「ドルオタ(アイドルオタク)」「アニオタ(アニメオタク)」「サカオタ(サッカーオタク)」などのように付けて使います。

「ガチ勢」の対義語とは?

ここでは、「ガチ勢」の対義語についてご紹介します。

「趣味勢」

「趣味勢」の意味は、「趣味の範囲で楽しんでいる人たち」です。

勝負にこだわらなく、気軽に少し楽しもうというようなユーザーをいいます。

ほとんど「エンジョイ勢」と同じです。

なお、「ノリ勢」は、ノリで楽しんでいる人たちをいいます。

「ガチ勢」の中には、ライト層の「趣味勢」などを邪魔者扱いするものもあります。

「にわか」

「にわか」は、「始めたのみの人」「あまり知らないでゲームをやっている人」をいいます。

「にわか」は、もともとの意味が「急に物事が起きる様」「突然」で、「にわかに」の形で使います。

また、名詞の上に付くことによって、「その状態に急になる様」を表現します。

流行ったためになんとなく急に始めたような人です。

「エンジョイ勢」と「ガチ勢」の違いとは?

ここでは、「エンジョイ勢」と「ガチ勢」の違いについてご紹介します。

「エンジョイ勢」と「ガチ勢」の意味の違い

「エンジョイ勢」と「ガチ勢」の違いを簡単にいうと、「エンジョイ勢」は勝負にこだわらなくてゲームを純粋に楽しむ人のことで、「ガチ勢」はゲームに真剣に取り組んで勝負にこだわる人のことです。

「エンジョイ勢」と「ガチ勢」の使い方の違い

「エンジョイ勢」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「私はエンジョイ勢であるため、好きなキャラを使います。」
  • 「エンジョイ勢であるため、課金はあまりしていません。」
  • 「エンジョイ勢とガチ勢はわかり合えないと思う。」

一方、「ガチ勢」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「ガチ勢と勝負してボコボコにされました。」
  • 「彼は課金を毎月10万円行なっているガチ勢です。」
  • 「彼はランキングトップを狙っているため、ガチ勢だろう。」

「エンジョイ勢」と「ガチ勢」の使い分け方

「エンジョイ勢」と「ガチ勢」はいずれもネットスラングですが、全く意味は違っていると把握しておきましょう。

「エンジョイ勢」は勝負にこだわらなくてゲームを純粋に楽しむ人のことで、「ガチ勢」はゲームに真剣に取り組んで勝負にこだわる人のことです。

そのため、「エンジョイ勢」と「ガチ勢」の最大の違いは、目的が違っていることです。

また、もともと「エンジョイ勢」と「ガチ勢」はゲーム用語でしたが、非常に汎用性が高いためにゲーム以外の分野でも使われています。

ネットスラングというのは、ネット上で使われている俗語です。

そのため、ネットスラングは、若者言葉や流行語などと同じように、意味や使い方が時代とともに変わることがあると把握しておきましょう。

また、ビジネスシーンでは、ネットスラングを使うことができません。

なお、「エンジョイ勢」と「ガチ勢」はネットスラングであるため、英語表現として直訳したものはありません。




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RUN-WAY編集部

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