「ご武運を」の意味とは? 使い方や類義語などを解説




武運の意味とは?

武運読み方はぶうんであり、むうん、たけうんではないため注意しましょう。

武運の武の意味は威力、戦力ということで、運の意味は宿命ということです。

そのため、武運の意味は、戦いでの勝負の運、軍人や武士としての巡り合わせになります。

もともとの武運の意味は武士としての運、戦いや戦争においての運命ということでしたが、現在では物事を何か行うにあたっての運や全てのシーンにおいての運をだんだん表現するようになりました。

「ご武運を」の意味とは?

「ご武運を」の意味は、負けないで、頑張ってなどというような励ましの言葉です。

武運の頭にごという接頭語をプラスすることによって、丁寧な目上の相手に適した表現になります。

「ご武運を」の使い方とは?

ここでは、「ご武運を」の使い方についてご紹介します。

相手を応援するときにご武運をは使う

ご武運をは、相手を応援するときに使います。

ご武運は、もともと戦争に行く人に対して負けないで生き抜いて、頑張ってと、励まして応援するときに使いました。

また、もともとの意味が転じて、大きな勝負をその人にとってするときにも使います。

例えば、今から試験を受ける人に対してご武運をというときは、試験に受かるように、試験を頑張ってと励ます意味があります。

ビジネスシーンでもご武運をは使う

ご武運をは、ビジネスシーンでも使います。

ビジネスシーンでは、ご武運をは大きなプロジェクトの前や取引の前に使うのに適しています。

相手にご武運をということによって、成功しますように、頑張ってと相手を励ますことができます。

ご武運を願います、ご武運を祈る

ご武運をの使い方としては、ご武運を願います、ご武運を祈るなどがあります。

ご武運を願いますとご武運を祈るは、いずれも相手の無事や活躍を願う言葉です。

ビジネスシーンにおいては、ご武運を願います、ご武運を祈るは上手く相手の仕事が進むように応援するときに使います。

ご武運をお祈りします、ご武運を祈ります

丁寧にご武運をを伝えるときは、ご武運をお祈りします、ご武運を祈りますのように使います。

単体でご武運をを使っても失礼にはなりませんが、もっと丁寧に伝えたいときは、ご武運をお祈りします、ご武運を祈りますに言い換えてみましょう。

ご武運をお祈りします、ご武運を祈りますを使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「彼女のご武運をお祈りします。」
  • 「新しい職場でも活躍できるように、ご武運をお祈りします。」
  • 「あなたのご武運を祈ります。」

ご武運をの類義語とは?

ここでは、ご武運をの類義語についてご紹介します。

家運

家運の意味は、一族の運命です。

家運を使った例文としては、「その名家は不祥事を息子が起こして家運が傾いた。」などがあります。

勝負運

勝負運の意味は、勝ち負けについての運です。

勝負運を使った例文としては、「彼は勝負運が強いため、競輪でよく当てている。」などがあります。

縁の意味は、巡り合わせ、運命のつながりです。

縁を使った例文としては、「縁があったため彼女と巡り会えた。」などがあります。

運勢

運勢の意味は、不運・運が巡り合う程度です。

運勢を使った例文としては、「運勢が今年はよくないということでテンションが下がる。」などがあります。

禍福

禍福の意味は、幸せと災難です。

禍福を使った例文としては、「禍福は糾える縄の如しであり、それほど落ち込むことはない。」などがあります。

吉凶

吉凶の意味は、縁が悪いこととめでたいことです。

吉凶を使った例文としは、「吉凶を占ってもらう。」などがあります。

巡り合わせ

巡り合わせの意味は、自然に決まっている運命です。

巡り合わせを使った例文としては、「このような結果になったのは、巡り合わせが悪いためだ。」などがあります。

宿命

宿命の意味は、前世から決まっている運命です。

宿命を使った例文としては、「このような結果も宿命であると考えて受け入れるしかない。」などがあります。

運試し

運試しの意味は、運がいいか良くないかを見極めることです。

運試しを使った例文としては、「運試しをしてみる。」などがあります。

武運長久を祈るの意味とは?

武運長久を祈るの意味は、戦いに行った兵士の無事を祈ること、戦いや戦場での運命がいい方向にいつまでも進むのを祈ることです。

現在では、大会や試験の会場に戦場を見立てて、参加する子供や生徒がいい結果になることを祈る様子をいいます。

わかりやすく武運長久をいうと、勝敗についてのいい運が長く続くということで、つまり、終わるまで戦いの場にいる人として生き長らえるということになります。

そして、これを祈るため、戦場に行っても死なないようにという意味になったといわれています。

兵士の無事を願う人、戦場に行く兵士の思いが、昔は武運長久という言葉に込められていました。

第二次世界対戦が行われているときにこの言葉が使われており、全ての戦える男性は戦場に行きました。

戦って散ることをその頃の国家は美徳としていたため、これに反対する意見を持っている人はその態度を容易に示せませんでした。

そのため、安易に兵士は戦争に行きたくないといえない状態でした。

そこで、戦場で戦う兵士の無事を祈るのみでなく、戦って頑張って欲しいという意味の武運長久を送ることによって、無事に帰ってきて欲しいという思いを秘密裏に伝えたといわれています。

暗い背景が昔はありましたが、現在では励ましのポジティブな言葉として使われています。

現在では、チャレンジする人、取引先や試験会場というような場所になぞられて使います。

例えば、大学受験に行く子供や取引先に行く部下などというように、いい結果を何かにチャレンジする人が残すように祈っている人になります。

ご武運をの英語表現とは?

「Good luck」が、ご武運をの英語表現になります。

「Good luck」の意味は健闘を祈る、幸運を祈るということで、頑張ってのように相手を激励するニュアンスがあります。

「Good luck」の使い方としては、大きな勝負を戦いやビジネスにおいて控えている人に対して、「I wish you good luck.」(あなたの幸運を祈ります。)などがあります。




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RUN-WAY編集部

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