「僥倖」の意味とは?由来や使い方、類義語などを解説




「僥倖」の由来とは?

「僥」は「望むこと」「願うこと」が語源です。

「人」と「堯」から「僥」は成立しています。

「堯」は徳が高い「気高い」という意味です。

また、「堯」は3つ土が並んでいるため、土器が積み重なっていたり、土が高く盛られていたりする様子を表現しています。

「人」がここにプラスされて、土が高く盛られたのを担ぐ崇高な巨人や背が高い人などを言うことから、「偉大」「気高い」などというような意味があります。

「倖」は「願い望む」「幸い」が語源です。

「人」と「幸」から「倖」は成立しています。

「幸」は、もともと「手械」という罪人の手にはめるものを表現する字でした。

このような意味になったのは、罪人が逮捕されることが幸いであるためです。

「僥」と「倖」がこのようにして一緒になって、意味としては「気高き幸せ」であるため「思いがけない幸せ」「なかなか入手できない幸せ」になりました。

「僥倖」の意味とは?

「僥倖」の意味としては、大きく分類すると2つあります。

1つ目の意味は「思いがけない幸い」「偶然的な幸運」、2つ目の意味は「心待ちに幸運が来るのを願うこと」です。

「僥」は「ねがう」「もとめる」と訓読みで読み、「倖」の意味は「こぼれ幸い」「思いがけない幸い」です。

また、「僥倖」の意味は「本来獲得することができないような幸を獲得する」も多く含まれるので、「到底普段は入手できないような幸せや幸運が思いがけなく降ってくる」という意味も強くあります。

「僥倖」は、名詞的に「偶然入手できた幸い」「思いがけない幸運」という意味で使用するときもありますが、一方「幸運が来るのを待ち願う」という意味で使用するときもあります。

また、「偶然的な幸運を逆境や追い詰められた状態で望む」というような意味が含まれる言葉でもあるので、ビジネスにおいても無理難題で進まなくなったときや追い詰められたときなどに「幸運を願い待つ」という意味で使用されるときがあります。

「僥倖」の使い方とは?

名詞として「僥倖」は使うことができるため、助詞の「てにをは」などを後にプラスして「僥倖で」「僥倖は」「僥倖を」などの使い方をします。

ここでは、「僥倖」の使い方についてご紹介します。

幸運が偶然舞い込んだときに使う

「僥倖が起きた」「僥倖です」などと、幸運が偶然舞い込んだときに使います。

「僥倖です」と使うことによって、 幸運が偶然に起きた様子を表現することができます。

しかし、「僥倖」は、かしこまったイメージがあるので、フォーマルなシーンで使われるときが多くなります。

「僥倖」というと普段の会話においては伝わらないことがあるため、普通に「偶然の幸せ」と言い直しましょう。

偶然の幸せを願うときに使う

「僥倖する」などと、偶然の幸せを願うときに使うことがあります。

「幸せな出来事がこのような時に起きないだろうか」というような表現ができます。

しかし、言葉としては「期待する」「待つ」「望む」などの方が、「僥倖」に含まれる「幸運」の意味になる言葉であるため、 「僥倖する」という言葉は堅苦しいので注意しましょう。

幸運を願うときに使う

「僥倖に期待する」「僥倖を待つ」などと、幸運を願うときに使います。

この使い方は、「することが祈る以外にない」という意味で差し迫った状況に使うときが多くあります。

「僥倖」の類義語とは?

「僥倖」の類義語としては、次のようなものがあります。

「幸運」

幸せ、いい運の意味です。

「好機」

チャンス、いい機会の意味です。

「奇貨」

利用すると利益を意外に獲得できる見込みがある機会や物事の意味です。

「僥倖」の対義語とは?

「僥倖」の対義語としては、次のようなものがあります。

「災難」

災い、思いがけなく起きる不幸なことの意味です。

「奇禍」

思いがけない災いの意味です。

「難儀」

容易でないこと、難しいことの意味です。

「僥倖」の英語表現とは?

「僥倖」の英語表現としては、次のようなものがあります。

「chance」

「chance」の意味は、「機会」「好機」です。

「僥倖」を表す最も近い意味としては、「by chance」があります。

「luck」

「luck」の意味は「幸運な」です。

「僥倖」として使うときは、「stroke of luck」と表すことによって意味として「幸運に偶然にも打ち当たる」というものを含ませることができます。

「僥倖」と同じような意味のことわざとは?

「棚から牡丹餅」というのは、「僥倖」と同じような意味のことわざです。

「棚から牡丹餅」の意味としては、苦労しなくていいものを獲得すること、思いがけない幸運を獲得することがあります。

「僥倖」の意味と、思いがけない幸運を獲得するというのは同じようなものです。

丁度良く開いていた口に棚から落ちてきた牡丹餅が落ちて収まる様子を表現しており、「棚牡丹」と省略して言われるときもあります。

美味しい牡丹餅が棚から落ちてくることなどは予測していないことであり、偶然開いていた口にこの牡丹餅落ちてくるというのは、本当に思ってもいない幸運です。

難しい「僥倖」などの言葉は、意味が同じような言葉と一緒に記憶すれば覚えやすくなります。

「好機」と「僥倖」の違いとは?

簡単に「好機」と「僥倖」の違いを言えば、「好機」は自分で掴む機会やチャンスのことで、「僥倖」は偶然に入手する幸運や幸せのことです。

「好機」は自分で掴むもので、「僥倖」はたまたま入手するものです。

「僥倖」は、幸運を偶然に獲得したときや幸せを思いがけなく掴んだときなどに使われます。

幸せは予測していたものでなく、自分の手の中にたまたま落ちてきたものを「僥倖」と表わします。

また、このような幸せが来るのを待つことを、「僥倖」と表すときもあります。

いずれにしても、表現としては非常に受け身的なものであり、積極的に自分から幸せを入手するために行動するという意味はありません。

「僥倖」と意味が同じような言葉としては、「棚から牡丹餅」や「ラッキー」という言葉があります。

「僥倖」という言葉は、零れてきた幸いであると記憶しておきましょう。

一方、「好機」の意味は、物事を行うためにちょうどいいチャンスのことです。

他の言葉で表せば、頃合いなどになります。

「好機」とは、長く継続するものではなく、その瞬間のことです。

また、「好機」は自分から掴むもので、自分から行動してチャンスを活かす必要があります。

「僥倖」のように、手の中に受け身でいて落ちてくるものでなく、自分が行動することによって意味があるものです。

「好機」と「僥倖」の使い分けで迷ったときは、「好機」は自分が判断して行動したことによって入手したチャンスや機会で、「僥倖」は何もしなくても入手できた幸せであると覚えておきましょう。






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RUN-WAY編集部

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