「破竹の勢い」の意味とは? 使い方や類義語などを解説




「破竹の勢い(はちくのいきおい)」の意味とは?

「破竹の勢い」の意味は、猛烈な勢いです。

「破竹の勢い」は「破竹」と省略して使われるときもありますが、意味は同じになります。

「破竹の勢い」は、「三国志」にも出てくる「杜預」(とよ、どよ)という晋の武将の「杜預伝」の逸話に由来します。

「破竹」の「竹」は植物の竹ですが、竹は節が多いために簡単に割れません。

しかし、最初の一節を刀やナイフなどを使って割ると、あとは最後まで一直線に割れます。

「破竹の勢い」の由来は、この竹の勢いを軍の勢いに「譬如破竹(譬ばを竹を割るが如し)」と例えた杜預の言葉になります。

軍を呉に進める中で、周りから夏を前に兵を一旦引くべきではないかと杜預は進言を受けました。

しかし、「我が軍は現在竹が割れるかのように勢いがある。勢い付いている今はさらに兵を進めるべきであり引くべきではない。」と杜預は述べ、勝利を最終的に得ました。

この逸話に由来する「破竹の勢い」という言葉が、現在「猛烈な勢い」という意味で使われています。

「破竹の勢い」の使い方とは?

ここでは、「破竹の勢い」の使い方についてご紹介します。

ビジネスシーンでは成長する企業に対して「破竹の勢い」を使う

「破竹の勢い」は、ビジネスシーンでは成長する企業に対して使います。

例えば、ベンチャー企業などで、業績を急激にアップしているようなポジティブな意味で使われます。

個人に対しても、あっという間に勢いよく出世するなどのときに使うこともできます。

よく使われる表現としては、「破竹の勢いである」「破竹の勢いの○○」「破竹の勢いで」などがあります。

「破竹の勢い」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「そのベンチャー企業は、快進撃を破竹の勢いで続けている。」
  • 「その俳優は、現在人気が破竹の勢いで出ている。」
  • 「破竹の勢いで伸びている企業は目が離せない。」

スポーツなどでも「破竹の勢い」を使う

「破竹の勢い」は、スポーツなどでも使います。

例えば、リーグ戦で全く負けないで勝っているチームのときに「破竹の勢いで勝ち進む」などと使うことができます。

「破竹の勢い」の意味は「猛烈な勢い」ということがあるため、「圧倒的な差を周りとはつけて勝ち進んでいる」という意味合いになります。

「破竹の勢い」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「リーグ戦を破竹の勢いで勝ち進む。」
  • 「新しく参入してきたばかりであるにも関わらず、ライバル企業の売上を破竹の勢いで抜いた。」

「破竹の勢い」の類義語とは?

ここでは、「破竹の勢い」の類義語についてご紹介します。

「飛ぶ鳥を落とす勢い(とぶとりをおとすいきおい)」

  • 「飛ぶ鳥を落とす勢い」の意味は、「威勢や権力が盛んなこと」です。

飛んでいる鳥さえも落ちるくらいに権勢の盛んなことを例えたものです。

「飛ぶ鳥を落とす勢い」も勢いがある様を表現しているため、「破竹の勢い」の類義語になります。

「旭日昇天の勢い」「決河の勢い」

「勢い」が含まれている慣用句で同じ意味のものとしては、「旭日昇天の勢い(きょくじつしょうてんのいきおい)」「決河の勢い(けっかのいきおい)」があります。

  • 「旭日昇天の勢い」の意味は、「勢いが盛んなこと」です。
  • 「決河の勢い」の意味は、「猛烈な勢い」です。

河水が堤防が切れて流水するような、激しい勢いを例えた言葉です。

  • 「旭日昇天」の意味は、「天に朝日が昇ること」です。

これから転じて、「旭日昇天の勢い」は勢いが天に昇る朝日のように盛んなことを表現する言葉として使われるようになりました。

「怒涛の如し(どとうのごとし)」「草木も靡く(くさきもなびく)」「堰を切ったような(せきをきったような)」

「怒涛の如し」「草木も靡く」「堰を切ったような」も類義語になります。

  • 「怒涛の如し」の意味は、「非常に激しい様子」です。
  • 「怒涛」の意味は、「激しく荒れる大きな波」です。

これから転じて、「激しい勢いで押し寄せる様子の例え」として使われています。

  • 「如し」の意味は、「〜ように」ということです。

「怒涛の如し」は、「怒涛の如く」のように使うこともあります。

  • 「草木も靡く」の意味は、「勢いが盛んで、それに多くの人が従うこと」です。

「草木も靡く」は、風の勢いに従って草木が横に倒れるように揺れ動く様子に例えたものです。

「草木も靡く勢いだ」などと表現することができますが、意味としては「周りの人も従う」ということがあるため、「破竹の勢い」とは違います。

  • 「堰を切ったような」の意味は、「一気に感情などが動き出すこと」です。

抑えつけられていたものが、一気に溢れ出ることを表現します。

「堰」は、水量を調節するために川の流水口や途中に設けて流れをせき止めるものです。

川の水は堰が壊れると溢れ出るため、「堰を切ったように」と例えて使われます。

「破竹の勢い」の英語表現とは?

「破竹の勢い」の英語表現としては、「He is ready to leap over nine hedges」があります。

「nine hedges」の意味は「9つの生垣」、「leap over」の意味は「飛び越える」で、「He is ready to leap over nine hedges」の意味「9つの生垣を飛び越えるくらい勢いがある」になり、「破竹の勢い」と同じ意味になります。

「破竹の勢い」の別の英語表現としては、「carry everything before one」があります。

「carry everything before one」の意味は、「他の追随を許さない」や「向かうところ敵なし」ということですが、「破竹の勢い」の意味でも猛烈な勢いがあるために敵がいないとして使うことができます。

また、「with great force」と「with irresistible force」のいずれも意味が「向かうところ敵なし」の言葉ですが、意味としては「破竹の勢い」でも使うことができます。

なお、「force」の意味は「力」、「irresistible」の意味は「圧倒的な」、「great」の意味は「大きい」ということです。






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RUN-WAY編集部

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