「彷彿(ほうふつ)とさせる」の意味とは? 使い方や類義語などを解説




「彷彿(ほうふつ)とさせる」の意味とは?

「彷彿(ほうふつ)とさせる」の意味は、ある人や物事などに遭ったときに、それが従来に経験した物事などがそこにあたかも現れたように思われるくらい似ている様です。

例えば、「最初にその男の子を見たとき、彼の昔の姿を彷彿とさせた。」の意味は「小さい男の子が非常に彼の昔の姿に似ており、まるでそこに昔の彼が現れたような錯覚になるくらいであった。」ということです。

「彷彿」の意味とは?

ここでは、「彷彿」の意味についてご紹介します。

「よく似ている」

「彷彿」の意味は、よく似ている様や似ていることを表します。

例えば、「彼の顔つきは、彼の父親を彷彿とさせる。」の意味は、「彼の顔つきを見ると父親の顔と非常に似ていた。」ということです。

「眼前に現れる」

「彷彿」の意味は、眼前にありありと現れる、脳裏にはっきりと浮かぶ様です。

例えば、「吹奏楽の演奏は、中学校時代のものを彷彿とさせる。」の意味は、「現在聞こえる演奏は、目を閉じると中学校時代の吹奏楽部の演奏が眼前に現れるようである。」ということです。

「おぼろである」

「彷彿」の意味は、おぼろであることです。

例えば、「彼の意識は病み上がりでまだ彷彿としていた。」の意味は「彼は長い間病気で寝ており、目が覚めたが意識は未だもうろうとしていた。」ということです。

このように、「彷彿」の意味は3つありますが、「おぼろである」という意味では一般的に使われることがなく、ほとんど「よく似ている」「眼前にありありと現れる」という意味で使われます。

「彷彿」の使い方とは?

ここでは、「彷彿」の使い方についてご紹介します。

「彷彿させる」

「彷彿させる」の意味は、クリアにはっきりとイメージされたことやよく似ているものを見ることで、それとは違った物事が思い浮かぶということがあります。

「彷彿させる」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「出で立ちは、昔の彼を彷彿させるようなものである。」
  • 「今回のゲームは、○○さんの全盛期の頃を彷彿させるようなプレーであった。」

「彷彿として浮かぶ」

「彷彿として浮かぶ」の意味は、クリアにはっきりと頭に浮ぶことやよく似ているものを見て、それとは違った物事が浮かぶということです。

「彷彿として浮かぶ」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「あの頃の楽しい出来事が彷彿として浮かぶ。」
  • 「この写真を見れば、彼女と過ごした日々が彷彿として浮かぶ。」

「彷彿する」

「彷彿する」の意味は、クリアにはっきりと頭に浮ぶことやよく似ているものを見て、それとは違った物事が思い浮ぶということです。

「彷彿する」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「あの痛ましい事件を彷彿するような出来事が起きた。」
  • 「この仕事は、以前の習慣を彷彿する。」

「彷彿した」

「彷彿した」の意味は、クリアにはっきりと頭に浮かんだことやよく似ているものを見て、それとは違った物事を思い浮かべたということです。

「彷彿した」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「彷彿した風景が頭から離れない。」
  • 「猫をペットショップで見ると、昔飼っていた愛猫が彷彿した。」

「彷彿」の類義語とは?

ここでは、「彷彿」の類義語についてご紹介します。

「連想(れんそう)」

「連想」の意味は、関連のあることをあることから思い浮かべることです。

専門用語として心理学にも使われている言葉です。

「彷彿」と同じような意味があるため、類義語になります。

「連想」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「連想ゲームは、何回やっても飽きない、面白いものです。」
  • 「おじいちゃんの洋服を連想させるような柄です。」

「聯想(れんそう)」

「聯想」の意味は、関連のあることをあることから思い浮かべることです。

「彷彿」とニュアンスが似ています。

しかし、基本的に意識や考えに限られるということにおいて違いがあるでしょう。

「聯想」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「〇〇に聯想する表現を挙げましょう。」

「想起(そうき)」

「想起」の意味は、以前行ったことや過去にあった経験を思い起こすことです。

以前にあったことや過去にあった経験ということにおいて、連想する条件や環境に決まりが設けられています。

このことにおいては、大きく「彷彿」とは違うでしょう。

「想起」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「〇〇を想起させるような事件でした。」

「思い出される」

「思い出される」の意味は、過去や忘れていたことが脳裏にはっきりと浮かぶこと、心に蘇えることです。

「彷彿」と同じようなニュアンスがある言葉です。

「思い出される」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「この写真を見れば、自然にあの時の光景が思い出される。」
  • 「この手紙を読めば、あの頃の惨めさが思い出される。」

「彷彿とさせる」と「彷彿させる」の違いとは?

では、「彷彿とさせる」と「彷彿させる」は、どのように違うのでしょうか。

結論からいうと、「彷彿とさせる」と「彷彿させる」は厳密な違いがないため、いずれを使っても正しいということになります。

しかし、「彷彿たり」という形容動詞が「彷彿とさせる」の元になるもので、「彷彿する」という動詞が「彷彿させる」の元になるものです。

このように「彷彿とさせる」と「彷彿させる」は違った語源があるため、全く違う言葉ともいえます。

なお、特に「彷彿とさせる」と「彷彿させる」は使いわけをされていないため、いずれを使っても間違いであるといわれることはないでしょう。

「彷彿とさせる」の英語表現とは?

「彷彿とさせる」の英語表現は、「be reminiscent of」になります。

「be reminiscent of」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「The music is reminiscent of the story.」(物語を音楽は彷彿とさせる。)

また、「彷彿とさせる」の英語表現は、似ているという意味の「resemblance to」もあります。

「resemblance to」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「The boy has a strong resemblance to his father.」(その少年は彼の父親を彷彿とさせる。)






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RUN-WAY編集部

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