「邂逅(かいこう)」の意味と使い方とは?語源や英語表現などを解説




「邂逅」の意味とは?

「邂逅」の意味は、「偶然巡り合うこと」「思いがけない出会い」です。

「邂逅」は、「物事・人・思想・芸術」などの対象をいろいろ取れるので、幅広く使える言葉です。

また、一般的に「かいこう」が「邂逅」の読み方ですが、「わくらば」と古語表現としては読めます。

古語が「邂逅」の由来であるため、普段の会話として使われるよりも、多く使われるのは文章表現です。

「邂逅」の語源とは?

「邂」と「逅」の由来としては、次のようなものがあります。

「邂」の意味は、「偶然道で出会う」「打ち解ける」です。

「逅」の意味は、「お目にかかる」です。

「邂」と「逅」は、「しんにょう」という部首がいずれも使われており、意味は「道」ということです。

また、「邂」の元である「解(ける)」の意味としては「打ち解ける」ということがあり、「偶然道で出会う」に転じてなりました。

一方、「逅」の元である「后(きさき)」の意味としては「天皇の妻」ということがあり、敬語的な意味合いがある「道でお目にかかる」に転じてなりました。

現在は、広く「偶然の出会い」として使うことができます。

「邂逅」の使い方とは?

ここでは、「邂逅」の使い方についてご紹介します。

一般的な「邂逅」の使い方

「邂逅」は、偶然の大きな出会いである「運命的な出会い」などのときに使います。

思いもよらないところで随分会っていない人と偶然出会ったり、大切な人と偶然出会ったりすることをいいます。

人以外に、書籍や芸術、あるいは思想などのいろいろなこととの運命的な出会いについても使われます。

また、「邂逅」はほとんど話し言葉では使われません。

ほとんどは文学的な文書や小説などの表現として使われます。

口頭で使うときは、大げさであると見られたり、相手に伝わらなかったりすることがあるため、使うときは十分に注意しましょう。

そのため、「邂逅」はあまりビジネスシーンで使われるときはありません。

しかし、文書では使われているため、しっかりと把握しておきましょう。

主な「邂逅」の使い方の例文としては、次のようなものがあります。

  • 「後から夫婦になった二人の邂逅のストーリーです。」
  • 「リング上で二人はついに邂逅し、力をお互いにぶつけ合った。」
  • 「思わぬ邂逅をあの小説と果たしたことによって、大きく自分の人生は変わった。」
  • 「30年ぶりの彼女との邂逅には、運命的なものを感じた。」

良くない意味でも「邂逅」は使われる

「邂逅」は良くない意味で使われるときもあります。

偶然出会ったものや人は、必ずしもいいというものではありません。

自分の人生がある人との出会いによって悪くなったり、再度と会いたくなかった人と偶然出会ったりしたときにも使えます。

「邂逅」の使い方の例文としては、次のようなものがあります。

  • 「この邂逅さえないと今頃自分は自由になっていた。」
  • 「今さらあいつとこんなところで邂逅するなんて」

「邂逅」を使った四字熟語とは?

ここでは、「邂逅」を使った四字熟語についてご紹介します。

「邂逅」を使った四字熟語は複雑に感じるかもしれませんが、個々の漢字を見ればそれほど難しいものではないことがわかります。

「邂逅相遇」

「相遇」の意味も、「邂逅」と同じように「偶然出会う」というようなものがあります。

「邂逅相遇」の四字熟語は、同じような意味合いの「邂逅」と「相遇」という二字熟語を組み合わせてできたものです。

「邂逅」の類義語とは?

ここでは、「邂逅」の類義語についてご紹介します。

「邂逅」の「離れていた人同士の再会」を意味する類義語

「久しぶりに会う」「導かれ会う」「再会を果たす」「巡り会う」などが、「邂逅」の「離れていた人同士の再会」を意味する類義語です。

例文としては、次のようなものがあります。

  • 「久しぶりに学生時代の友人と会った。」
  • 「10年ぶりに別れた彼女との再会を果たした。」

「邂逅」の「道で思いがけず対面」を意味する類義語

「たまたま会う」「行き会う」「鉢合わせる」「偶然お目にかかる」などが、「邂逅」の「道で思いがけず対面」を意味する類義語になります。

例文としては、次のようなものがあります。

  • 「ばったり街角で古い友人と鉢合わせした。」
  • 「偶然好きな作家の作品にお目にかかった。」

「邂逅」の英語表現とは?

ここでは、「邂逅」の英語表現についてご紹介します。

会話のスパイスとして、国際的な交流の一つのシーンで「邂逅」の英語表現を取り入れてみましょう。

「encounter」が「邂逅」の英語表現である

「邂逅」を意味する英語表現は、「encounter」(エンカウンター)になります。

実際に「出会う」「会う」ことであれば、「meet up」「see each other」が英語表現になりますが、「ばったりと予期しない状況で出会う」ことであれば「encounter」が英語表現になります。

なお、「偶然」の英語表現としては、「accidentally」「by coincidence」「by chance」「by accident」などになります。

文章を作るときに、「see」をこのような言葉と組み合わせてもいいでしょう。

また、普段の会話で「鉢合わせする」という意味の「run into」や「bump into」はよく使われます。

このようなことを考慮して、適切な英語表現を状況に応じて選びましょう。

「encounter」の使い方とは?

ここでは、「encounter」の使い方についてご紹介します。

「Our encounter has lead us to have a life together forever.」(二人は運命的な邂逅によって人生を一緒にするようになった。)

「The encounter with a masterpiece sometimes heal someone’s heart and soul.」(芸術との素晴らしい邂逅は心をときに癒してくれる。)

「It must be heart touching moment if you haven’t seen somebody special for 20 years.」(20年ぶりの邂逅は間違いなく劇的である。)

「邂逅」が使えるシーンとは?

では、「邂逅」はどのようなシーンで使えるのでしょうか?

ここでは、「邂逅」が使えるシーンについてご紹介します。

初対面の人

「邂逅」は、偶然初対面の人と出会ったときに使えます。

例えば、街中で好きな映画俳優と偶然出会ったとしましょう。

「私、あなたのファンです。サインしてください。」と話して、サインをもらったようなときは、「街で好きな映画俳優と邂逅した」と表現することができます。

友人

友人でも、「邂逅」を当然ですが使えます。

友人といえば関係が漠然としていますが、「邂逅」の対象になる友人はほとんど他人のような「なんとなく知っている」くらいのような人です。

旧友

仲が昔から良かった友人に出会うシーンでも、「邂逅」が使えます。

しかし、日常的に現在でも交流している旧友に出会っても、「邂逅」を使うのは適当ではありません。

「思いがけず」の箇所が「邂逅」は強調されるので、「偶然何年かぶりに出会った」というようなシーンにこそ適当な言葉です。






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RUN-WAY編集部

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