「身の振り方」の意味と使い方とは?類義語や英語表現などを解説




「身の振り方」の意味とは?

「身の振り方」は、「将来の暮らしについての方針」という意味です。

どのように将来は暮らしたいかを検討するときに、「身の振り方」を使うことができます。

例えば、退職するときなどに将来の暮らしの方針を検討するときなどにも使えるものです。

「身の振り方」は、人生の節目などのときに使うチャンスが多くある言葉であるため、ぜひ把握しておきましょう。

「身の振り方」の使い方とは?

ここでは、「身の振り方」の使い方についてご紹介します。

「身の振り方を考える」

「身の振り方を考える」が、「身の振り方」の使い方としてはよくあります。

「今からの仕事について考える」「将来について考える」というような意味合いで使われるときが多くあります。

「身の振り方を考える」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「身の振り方を考える前に、目の前のことをまず考えたい。」
  • 「長年やっても成功しないため、身の振り方を考えるべきである。」
  • 「どうやらうちの会社は危ないようだ。身の振り方を考えないと心配だ。」

「身の振り方」は人生の転換点や節目に使われる

人生の転換点や節目を迎えるときに、「身の振り方」は使われます。

そのため、仕事については退職や転職を意味し、恋愛については別離を意味するときもあります。

例えば、ビジネスシーンにおいては、退職を匂わせるように「損失が大きくなってしまって、身の振り方を考えるようにと社長にいわれた」というような表現で使われます。

また、「決断しない彼を待っているのもいいでしょうが、身の振り方をそろそろ考えるべきではないか」といえば、「決断しない彼とは別離して、他の人と結婚することを考えてはどうか?」という意味合いとして使えます。

「身の振り方を決める、変える」

「身の振り方」は、「決める」「変える」という表現と一緒に使われるときがあります。

「身の振り方を決める」とすれば「将来について決断する」という意味合いになり、「身の振り方を変える」とすれば「将来についての方針を決める」という意味合いになります。

しかし、「身の振り方」は、圧倒的に「身の振り方を考える」で使われるときが多くあります。

「身の振り方を改める」は間違っている

「身の振り方」は、一緒に「改める」を使うのは間違っています。

そのため、「身の振り方を改める」という表現はありません。

違和感がないため使うかもしれませんが、一般的には「身の振り方を考える」という表現であるため、「身の振り方を改める」は使わないようにしましょう。

退職するときの「身の振り方」とは?

入った会社に満足できないときは、自分の主義主張、実力に応じた会社を自分で探す必要があります。

そのため、自分が身の振り方を決めるしかありません。

転職先が決まったときには、「身の振り方を考えたい」と上長にいって、円満に退職するために誠意を持って行動しましょう。

このときは、転職先が決まってから退職することが大切です。

また、会社が倒産したときは、会社更生法が適用されて、ある程度「身の振り方」は会社が決めてくれるため、これに従うといいでしょう。

しかし、会社の規模が小さいなどのために会社更生法が適用されなく、さらに労働組合もないときは、「身の振り方」を自分で考える必要があります。

一方、定年で退職するときは、他の人から祝福されて自分も達成感があるため、退職してからの「身の振り方」は、再就職や転職が前提ということではありません。

そのため、再就職や転職については、じっくりと退職してから検討しても問題ありません。

「身の振り方」の類義語とは?

ここでは、「身の振り方」の類義語についてご紹介します。

「今後の方針」

「今後の方針」というのは、どのような仕事・方法で今から生活していくかという目標・方向性のことです。

「今後の方針」の意味は、ほとんど「今後どうするか」と同じになります。

「身の振り方」の意味合いとしては、自分が今からどのように生活していくかという「将来の仕事・生活についての方針」ということがあります。

そのため、「今後の方針」は「身の振り方」の類義語として挙げられます。

「去就」「身の処し方」

「去就」の意味は、自分の進退のことで、特に不祥事・トラブルがあったときに「責任をとって辞めるか、それとも現在の職業・地位に留まるか」ということです。

「身の処し方」の意味は、どのように自分の身を処遇するか、どのように今から仕事をしていくかということです。

そのため、「去就」「身の処し方」という言葉に「身の振り方」は言い換えられます。

「進む道」「進路」

「身の振り方」の意味は自分がどのような道で今から生きるかという方針であり、「進む道」「進路」と同じようなニュアンスがあります。

「進む道」というのは、自分が今から進んでいく進学、転職、就職などのことです。

「進む道」と「進路」はほとんど意味が同じです。

そのため、「身の振り方」の類義語としては、「進む道」「進路」が挙げられます。

「身の振り方」の英語表現とは?

「one’s future course」が、「身の振り方」の英語表現になります。

「future」の意味は「将来」ということであるため、「身の振り方」の英語表現がこのようになることがわかるでしょう。

「course」の意味は、「進む道」「進路」のことです。

そのため、「one’s future course」の意味は「将来の進む道、進路」になります。

また、「身の振り方」の英語表現としては、「a plan for one’s future」もあります。

「a plan for one’s future」の意味は、「plan」の意味が「計画」であるため「将来の計画」になり、「身の振り方」の英語表現になるでしょう。

ここでは、「身の振り方」の英語表現を使った例文についてご紹介します。

  • 「How are you mapping out your future after quitting your job?」

この例文は、他の人に「会社を辞めた後はどのように身の振り方をするつもりですか?」などと尋ねるときの英語表現になります。

  • 「You should think more about your plans for the future.」

この例文は、他の人に「あなたは今からの自分の身の振り方を考えるべきです。」などと注意をしたいときの英語表現になります。

  • 「I have not decided which way to go.」

この例文は、「自分が今からの身の振り方に考えていない。」というときの英語表現になります。

「身の振り方」についてのこのようないろいろな例文を把握しておくことによって、スムーズに英語で表現することができるでしょう。

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RUN-WAY編集部

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