キャパの意味と使い方とは?業界ごとのキャパの使い方などを解説




キャパは、キャパシティを短縮したものです。

ここでは、キャパの意味と使い方についてご紹介します。

キャパの意味とは?

基本的なキャパの意味は、容量、許容範囲、収容能力です。

キャパは、主として、どの程度のものが対象になるものに入るか、対象になる人のスキルの限度や範囲、物事を受け入れるスキルを表現する言葉です。

一般的に、人のスキルの限界や収容量を意味します。

また、ITやスポーツの用語としても使われるときがあります。

キャパの使い方とは?

ここでは、キャパの使い方についてご紹介します。

仕事が多いのでキャパが不足する

自分ができる仕事量をオーバーしている状態、全体の企業の仕事量に対して能力や人材が足りないという意味になります。

キャパを拡大したい

定員、許容量、収容能力などを拡大するという意味です。

例えば、企業の作業量を多くすること、施設の収容能力を拡大すること、工場の製造能力をアップすることなどがあります。

業界ごとのキャパの使い方とは?

ここでは、業界ごとのキャパの使い方についてご紹介します。

IT用語

IT用語のキャパの意味は、管理できるデータ量、処理が単位時間にできる能力などです。

また、キャパプランニングというように使われるときもあります。

キャパシティプランニングというのは、最も適したシステムの改修・開発を行うために、機器台数や記憶容量・処理性能というようなシステムの増強プランを作ることです。

IT用語のキャパを使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「動画を編集するのは、このパソコンのキャパでは無理です。」

スポーツ用語

スポーツ用語のキャパの意味は、アリーナやスタジアムの収容能力です。

スポーツ用語のキャパを使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「このような大きなスタジアムのキャパで試合をすると楽しい。」
  • 「キャパが広くないため、ボールが試合中に飛んでくるときもある。」

電気工学用語

電気工学用語のキャパは、キャパシタス、キャパシタというように使われます。

キャパシタス、キャパシタは、電気二重層という原理が利用された蓄電池で、エネルギーの化学反応なしに電気を充電したり放電したりすることができ、半永久的に使えるといわれています。

しかし、現在の技術では実際にキャパシタの容量を大きくするのが困難であり、実用化のための研究が行なわれています。

キャパシタンスは、絶縁した導体で、電荷がどの程度蓄積できるかを表現する電気容量です。

一般家庭では、同時に使えるアンペア数をキャパシタンスといいます。

つまり、一緒に使える電気機器のトータルの電流になります。

キャパが広い・狭いという使い方はいいか?

キャパのもともとの意味は、容量です。

日本語では、容量が多い・少ないなどと表現しますが、容量が広い・狭いというような表現はしません。

これと同じように、キャパが広い・狭いというような表現は、もともとの意味から考えると間違っています。

しかし、最近は、キャパが広い・狭いというような使い方も多くなっています。

キャパが広い・狭いという表現を積極的に使う必要はありませんが、このような使い方を耳にしたときは意味がわかるようにしておきましょう。

キャパオーバーになる要因とは?

ここでは、キャパオーバーになる要因についてご紹介します。

強い被害者意識がある

キャパオーバーになる要因としては、強い被害者意識があることが挙げられます。

何気なく他の人からいわれた言葉が、負担になってキャパオーバーになることもあります。

例えば、何気なく上長からいわれた「頑張ってよ」というような言葉も、場合によっては非常にプレッシャーになるときもあります。

万一思い当たることがあると、一旦落ち着いて「どうして自分はプレッシャーになっているか」を考えてみましょう。

要因がわかることによって、気が少し楽になるでしょう。

消極的に考える

キャパオーバーになる要因としては、消極的に考えることが挙げられます。

消極的な考えであれば、ちょっとした仕事の失敗を考え過ぎたり、他の人からの注意を考え過ぎたりします。

思慮深く慎重なことはいいことですが、消極的になり過ぎればキャパオーバーになります。

失敗しても、積極的に考えましょう。

キャパオーバーになったときに対処する方法とは

ここでは、キャパオーバーになったときに対処する方法についてご紹介します。

キャパオーバーになったときは、ここでご紹介するような対処する方法を参考にしましょう。

距離を一旦置く

キャパオーバーになれば、判断が冷静にできなくなります。

このようなときは、無理に対処をしないで、その状況やその作業から距離を一旦置きましょう。

冷静になれる以外に気分転換にもなって、キャパオーバーになったときに対処する方法がわかるときもあります。

問題をリストアップする

キャパオーバーになっている状態は、一気にいろいろ抱え過ぎています。

そのため、今どのようなことをする必要があるか、自分がどのようなことを抱えているかを、ひとつずつリストアップするなどすることによって、キャパオーバーになったときに対処する方法がはっきりしてきます。

気持ちを他の人に打ち明ける

キャパオーバーになるのは、その場で一人で考えるためです。

このようなときは、自分の気持ちを他の人に打ち明けてみましょう。

他の人に打ち明けることによって、考えが整理されるときもあるため、単純に他の人に聞いてもらうことが大切です。

キャパの類義語とは?

ここでは、キャパの類義語についてご紹介します。

アビリティ

キャパシティの類義語としては、アビリティがあります。

アビリティは、「ability」という英語表現をカタカナ語にしたものです。

「ability」は、有能な、可能なということを表現する「able」に「-ity」という接尾辞がついてできています。

アビリティは、上手くできる力量・能力・手腕や特定のジャンルにおける技量・才能のことを意味するため、キャパと同じようにできるということを表現しています。

しかし、キャパは許容できる量のことを表現していますが、アビリティは才能や能力自体を表現していることが違っています。

スキル

スキルというのは、トレーニングによってマスターした技能・能力のことです。

「skill」という英語表現をカナカナ語にしたもので、技術、能力という意味になります。

先にご紹介したアビリティとは違って、日本語のスキルの意味合いはトレーニングの後天的なものによってマスターしたということが強調されます。

また、キャパのように許容量というニュアンスはありません。




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RUN-WAY編集部

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