「今日も今日とて」の意味とは? 使い方や類義語などを解説




「今日も今日とて」の意味とは?

「今日も今日とて」の表現はアニメなどでも使われますが、今日も同じような一日、いつもと変わらない様子という意味です。

今日は昨日と同じようなものということで、毎日が代わりばえのないことを表現しています。

「今日も今日とて」の表現は、アニメなどの作品だけでなく、古典の有名な文学にも使われています。

語呂がいいため、幅広く小説や漫画、ブログなどで使われています。

「とて」は古文で使われる用法ですが、「今日も今日とて」のときの使い方は係り助詞的なものです。

このときの意味は、ある事実が一般的な場合に含まれていることや例外ではないことです。

そのため、「今日という日」の意味は例外ではないことになり、いつもと同じような今日というような表現になります。

いつもと同じような毎日を表現しており、なんとなく雰囲気がものうげなものを感じるでしょう。

しかし、この言葉は良くない意味は含まれていなく、プラスの意味を使い方によっては表現することもできます。

単純に毎日が変わらないことで、使い方によってはプラスにもマイナスにもなることを覚えておきましょう。

「今日も今日とて」の使い方とは?

ここでは、「今日も今日とて」の使い方についてご紹介します。

「今日も今日とて午前様」

「今日も今日とて午前様」は、自分の現状について気が付くと午前様がまた続いているというように同じような毎日にちょっと飽きたときに使います。

「午前様」の箇所を「朝帰り」「コンビに弁当」「残業組」「空説教」「ルーチンワーク」「外回り」などに変更すると、代わり映えのしない昨日と同じような少し皮肉ったように個人的な状況を表現することができます。

ため息が全く変更できない現実に聞こえてきそうですが、客観的に見た自分を滑稽であると考えられるレベルであれば、ストレス度はまだ低いといえるでしょう。

「今日も今日とて君が好き」

「今日も今日とて君が好き」はリズム感のある表現ですが、一見すると意味の捉え方で困惑することもあるでしょう。

語り手は、「今日も今日とて」の流行り言葉を使って、「今日も昨日と同じように君が好きだ」という気持ちを表現しようとしています。

しかし、「今日も今日とて君が好き」という表現は、大きく表現の幅を広げ、もともとの使い方からちょっと離れた自由なものであるため、違和感を感じることもあるでしょう。

当然ですが、オリジナル感溢れる個性のある言葉として実際に使っている人もいます。

「今日も今日とて雨が降る」

「今日も今日とて雨が降る」の意味は昨日も今日も同じように雨ということですが、昨日と今日の2日間のみでなく、ここ1週間雨であったことも考えられます。

「今日も今日とて」の表現は、日常的に訪れる雨が降る、夜が明けるなどの現象を表現するときに使うこともできます。

当然のように毎日訪れるものについて、感慨深い思いとあきらめの気持ちが入り混じったときに相応しい表現といえるでしょう。

「今日も今日とてありがとう」

「今日も今日とてありがとう」という表現を使うことがあるかもしれませんが、これは適切な表現ではありません。

基本的に、「ありがとう」の言葉は、相手の行為について瞬間的に感謝を感じる気持ちであるため、日常的で継続的な感情やものごとに使う「今日も今日とて」を頭に付けるのは使い方が間違っています。

「今日も今日とて可愛い君」

「今日も今日とて可愛い君」の意味は、昨日と同じようにいつも可愛い君ということです。

あまり使われない表現ですが、ありきたりな「今日も変わらず可愛い君」というよりも「今日も今日とて可愛い君」ということによって、狙いとしては独特の風情を醸し出すことができるでしょう。

「今日も今日とて」の類義語とは?

ここでは、「今日も今日とて」の類義語についてご紹介します。

「明けても暮れても」

「明けても暮れても」は、太陽が毎日同じように昇ったり沈んだりする様子から、同じような毎日を表現しています。

毎日起きることを意味していることでは「今日も今日とて」と同じように使えますが、表現が比喩的であることが違っています。

また、何かを1日中している状態や様子を表現するときに適しています。

例えば、「明けても暮れてもクラブ活動に没頭した。」などのように使います。

「来る日も来る日も」

「来る日も来る日も」の意味は、同じことが毎日のように繰り返されている状態で、どちらかというとマイナスなニュアンスで使われます。

一般的に、何かに毎日打ち込んでいるにも関わらず報われないというような使い方で、例えば、「来る日も来る日も試験勉強をしたが希望した大学には入れなかった。」などと使います。

「今日も今日とて」をポジティブな意味で使う文章に言い換えるときは、適さない表現でしょう。

同じような毎日について、表現をどのようにしたいかを考えてみましょう。

「代わりばえしない」

「代わりばえしない」の意味はいつもと同じようなことですが、同じようなことについて退屈であると思っているときに使われる傾向があります。

マイナスの意味は「今日も今日とて」には含まれていないため、いい換えるときは同じような毎日をどのように表現したいかを考えましょう。

「ルーティン」

「ルーティン」の意味は、毎日決まっている日課やタスク、決まっている一連の作業や動作のことです。

「今日も今日とて」はフラットなニュアンスで使えるため、マイナスの意味もプラスの意味も持たせない使い方のときは同じような意味合いが表現できるでしょう。

また、「ルーティン」は、別の言葉と一緒に使うことが多くあります。

定型的な「モーニングルーティン」や「ルーティンワーク」などの表現があります。

「今日も今日とて」を英語表現とは?

「今日も今日とて」の英語表現としては、次のようなものがあります。

  • 「every day」
  • 「day after day」
  • 「day in and day out」

例えば、「今日も今日とて、仕事が忙しい。」の英語表現としては、次のようなものがあります。

  • 「My work stays busy day after day.」
  • 「Day in and day out I’m busy with my work.」




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RUN-WAY編集部

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