オリエン(オリエンテーション)の意味と使い方とは?ビジネスシーンでのオリエンテーションの使い方などを解説




オリエンというのは、オリエンテーションを短縮したものです。

ここでは、オリエンテーションの意味と使い方についてご紹介します。

オリエンテーションの意味とは?

オリエンテーションの意味としては、次のようなものがあります。

  • 新しい考え方や環境などに順応、適応すること
  • 方向づけ
  • 方向を決めること
  • 方位を合わせること

オリエンテーションの語源は、ラテン語のオリエントであり、オリエントの意味は東になります。

オリエンテーションの言葉の中には、昔と同じように方向づけをするという意味が含まれています。

そのため、新しい企画などを話し合うシーンで、オリエンテーションという言葉は使われています。

いろいろな業界におけるオリエンテーションの意味

オリエンテーションという言葉は、企業や学校に新しく入った人が早く新しい環境に適応できるような説明会や活動のことをいうときが多くありますが、オリエンテーションの意味が業界によってちょっと違っています。

学校

学校に入った後に、できる限り学校に早く慣れてもらうため、基本的な決まりや規則などを説明をするためのシーンがあるでしょう。

あるいは、学年が進んでクラスを替えるときも、早く新しいクラスに馴染むように担任の先生が「このようなクラスにしましょう」ということを話すときがあるでしょう。

このような説明会のようなスタイルを、オリエンテーションといいます。

オリエンテーションという説明会は、先生が話をすることを十分にわからない幼稚園、保育園、小学校の1年生などのときは、一般的に保護者のために行われます。

ビジネスシーン

ビジネスシーンでの代表的なオリエンテーションは、新入社員のためのものでしょう。

このオリエンテーションは、学校を出て社会人に初めてなった人としての基本のマナーを説明したり、企業の方針などを把握してもらったりすることがメインの目的になります。

広告業界

広告業界においては、広告を載せて欲しい企業が、広告を制作する会社に対して商品やサービス、広告を載せるときのポイント、予算、制作日程などを説明することをオリエンテーションといいます。

医療業界

医療業界でも、新しい医師や看護師に対する説明会などをオリエンテーションといいますが、医療業界においては別の意味でも使われています。

意識障害の指標となる見当識が、別の意味になります。

簡単にいえば、現在自分がどこにいるか?現在は何時で今日は何日か?誰がここにいるか?など、基本的に自分が置かれている状況を掴む力のことです。

そして、認知症を改善する一つのリハビリとして、リアリティ・オリエンテーションが採用されています。

リアリティ・オリエンテーションの代表的なものは、レクレーションを介護施設などで行うときに進行するスタッフと一緒に基本情報の日時や名前などを確認する方法です。

日常の会話において、「梅が咲くシーズンになりましたね」などというように状況を掴むような声かけをするときもあります。

建築業界

建築業界においては、設計図面でどの位置が北になるかを調査したり、設計図面にこれを書いたりすることをオリエンテーションといいます。

オリエンテーションの建築業界での意味は、方位を合わせることになります。

ビジネスシーンでのオリエンテーションの使い方とは?

ここでは、ビジネスシーンでのオリエンテーションの使い方についてご紹介します。

企業の概要を説明するときに使う

ビジネスシーンにおけるオリエンテーションというのは、企業が新入社員に企業の概要や規則、業務内容などを説明することです。

例文としては、次のようなものがあります。

  • 「入社式が終わった後に、オリエンテーションが開催される。」
  • 「企業のオリエンテーションに新入社員が参加する。」

業務内容を説明するときに使う

部署の中でオリエンテーションが開催されるときがありますが、このときのオリエンテーションの意味は業務内容を説明することになります。

オリエンテーションは、新しい業務に関して部署の中で意思を統一するために開催されます。

例文としては、次のようなものがあります。

  • 「次のプランに関してのオリエンテーションを開催します。」
  • 「新しい案件のオリエンテーションは来週の月曜日に決定した。」

社外で開催するときに使う

オリエンテーションを社外で開催するときもあります。

例えば、社外コンペなどのように他の企業に対して自社の概要やビジネスなどについて説明をするときにオリエンテーションを使います。

例文としては、次のようなものがあります。

  • 「社外コンペに参加する企業をオリエンテーションで集める。」

オリエンテーションとガイダンスの違いとは?

ここでは、オリエンテーションとガイダンスの違いについてご紹介します。

ガイダンスは全く事情がわからない人に対する説明である

オリエンテーションと同じような意味の言葉として、ガイダンスがあります。

ガイダンスというのは、全く事情がわからない人に対する説明です。

例えば、学校に入学したい人や新入生に対して学校が行う説明がガイダンスになります。

ガイダンスよりもオリエンテーションは細かい説明である

一方、オリエンテーションの意味も説明ということですが、説明をされる人は基本的な事項はすでにわかっていており、さらに詳しい説明をするときに使います。

そのため、オリエンテーションとガイダンスの違いは、説明をされる人が基本的な情報を持っているかどうかになります。

オリエンテーションの類義語とは?

オリエンテーションの類義語として、明確なものはありませんが、オリエンテーションの内容や意味によっては、○○セミナーと言い換えることもできます。

しかし、オリエンテーションはセミナーと意味が全く同じということではありません。

例えば、新人セミナーといえば、オリエンテーションといったり、○○セミナーといったりするときもあります。

セミナーのときは、「Training」(トレーニング)という英語表現になるため間違えないようにしましょう。

オリエンテーションの英語表現とは?

「Orientation」が、オリエンテーションの英語表現になります。

「Orientation」という英語の意味としては、順応や適応ということになります。

カタカナ語のオリエンテーションの意味としても、企業や学校に入ったすぐ後に順応や適応を目指すということがあります。

また、「Orientation」は、次のようによく使われています。

  • 「orientation meeting」(オリエンテーション会議)
  • 「I attended the school orientation.」(学校の説明会に私は出席した。)

オリエンテーションという言葉は、英語表現もあることを把握しておきましょう。




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RUN-WAY編集部

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