パラレルキャリアとは?メリットと注意点を知って人生を豊かにしよう




「パラレルキャリア」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。キャリアと名がついているから、もしかして仕事関係に関連した言葉かな、という印象はありますが、冠されている「パラレル」とははたしてどんな意味があるのでしょうか。

今回は、そんな「パラレルキャリア」について、意味だけではなくメリットや注意しなくてはならない点などについても含め、詳しく見ていこうと思います。もしかしたら、あなたにとって大きな意味のある言葉かもしれません!

パラレルキャリアとはなにか

そもそも、パラレルキャリアとはなんなのでしょうか。まずは、パラレルキャリアについての基礎知識から学びましょう。

パラレルキャリアの始まりはピーター・ドラッカー

パラレルキャリア(英語:parallel career)とは、ピーター・ドラッカーが提唱する「これからの社会での生き方」のひとつ。

ピーター・ドラッカーは『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』で使われた「マネジメント」の著者として、若い世代にも有名な学者ですよね。

彼が著書『明日を支配するもの』にて唱えている「パラレルキャリア」とは、現在の仕事以外の別の仕事を持つことや、ボランティア活動に参加することを指しています(参考:Wikipedia)。

つまり、パラレルキャリアを簡単に言えば、「本業とは別に、全く違ったキャリアを築くこと」となります。

パラレルキャリアは副業なの?

じゃあ副業なのではないのかと思われることも多いのですが、実は全く違っているのです。その理由は、「報酬を得ること自体がパラレルキャリアの目的ではない」ため。

ではなぜパラレルキャリアが存在するのでしょうか。それは、パラレルキャリアの大きな目的が、現在からのスキルアップや長年の夢の実現、社会貢献活動にあるからなのです。

パラレルキャリアが注目される背景

パラレルキャリアが注目されるようになった背景には、様々な社会環境の変化がありました。ここでは、パラレルキャリアがどうしていま注目されているのか、その理由について見ていきます。

企業寿命の短命化

P.F.ドラッカー氏は、前述の著書の中で次のように述べています。

「歴史上初めて、組織より人間の寿命が長命になったため、第二の人生をどうするか考える必要が出てきた。」

企業の寿命は、少し前までは50年といわれていました。しかし、企業寿命は時代の変化の中で激減し、今や25年以下とも言われています。あらたな会社が生まれてはきえの時代になったのです。

その結果、定年まで同じ職場で働きたいと願っても、定年前に企業寿命が訪れてしまう可能性が高く、その時に路頭に迷う人が生まれました。そのようなことがないよう、第二、第三の活動を始めておくべきだとP.F.ドラッカー氏は訴えているのです。

大企業の経営破綻

企業寿命の短命化はなにも、中小企業やベンチャーに限った話ではありません。大企業にとっても、そして良好な経営状態にある企業であっても決して他人事ではなく、数年後には何が起きているか分からないほど、経済は不安定な状態が続いているのです。

大企業に就職したから安泰だという考え方は過去のものとなり、これからは自らの将来について自ら進んで考えていく必要があるのです。

ワークスタイルの多様化

現在、終身雇用や年功序列などの制度は、実質的にすでに破綻していると言えます。しかしこれら雇用システムは、日本の働き方の中核を担ってきているといえ、移行に伴って自分の人生設計に対する責任が以前に比べて大きくなりました。

それに伴い、「どのように生きるべきなのか」という人生における命題に向き合うため、テレワークやサテライトオフィス勤務のように、ワークスタイルも多様化しました。その選択肢の一つとしてパラレルキャリアへ期待が寄せられることになったのです。

人生を豊かに!パラレルキャリアのメリット

自己実現やスキルアップにもなるパラレルキャリア。例えば、今は会社員として働いているけれど、昔から得意だった書道を生かしたいと考えるとします。

この時、実際に書道教室を開いてしまうと金銭が発生し、副業となってしまいますが、「子供たちに書道の楽しさを教えたい」と思い立ち、ボランティアの教室を開くことは副業ではなく、パラレルキャリアになるのです。

これは、長年の夢の実現に繋がり、ゆくゆくはしっかりとした教室を開くための下準備にもなります。

また、それを本職にしようとしなくてもいいのです。パラレルキャリアとしてボランティア活動や新しい活動をするうちに、全く別の分野に触れることができます。それによって、リフレッシュすることができたり、物の見方や考え方の幅が広がることによって、本業へのモチベーションに繋がることもあるのです。

人脈が広がる

パラレルキャリア活動をする過程で、本業では関わる機会のなかった様々な人々と出会うことができます。その結果、とても価値のある資産である、新しい人脈を形成することができます。

ビジネスシーンにおいて、人脈はビジネスチャンスや利益を生み出してくれることもある財産です。 社員の人脈が広がるということは、本業の企業側にとってもメリットであるといえるでしょう。

多様な物事の見方が養える

私たちは、日々のルーティンのなかで、変化の少ない業務を行っています。そうすることで、物事に対する固定概念がつきやすくなってしまうのです。

しかし、パラレルキャリアによって様々な人と関わりを持つ中で、個性的な価値観を持つ人物や、大きな苦難を乗り越えた人物に出会える可能性があります。つまり、自分の知らない世界に身を置いている人との出会いや交流から刺激を受けることで、意識改革が図れるということです。

柔軟な発想力は本業においても効果を発揮し、企業側に大きな利益をもたらすことになるでしょう。

指導力やコスト意識が身に付く

企業で働くだけでは、与えられた仕事をこなすだけで指導力やコスト意識は身につきにくいものです。しかし、パラレルキャリアとして(どんなものを販売するかは各自の自由としまして)自営業を選択した場合、商品の仕入れや販売だけでなく経理なども自ら行うことになります。

また、業務内容や規模によっては従業員を雇用して育成することもあります。このような経験によって身に付くコスト意識や指導力は、本業においても経費削減や後輩への指導という形で活かされることでしょう。

タイムマネジメント力が向上する

パラレルキャリアはすべてのことを自分でやらねばならないので、ルーティン業務ではありません。

これまで繰り返しのように行ってきた日々の業務から離れ、新しい環境でパラレルキャリアを行うということは、想像以上に大きなパワーと時間を必要とします。 そのため、本業とパラレルキャリアを両立させるには、しっかりとした自己管理と時間管理が必須となるのです。

パラレルキャリアによってタイムマネジメント力が向上することで、本業における業務の効率化と速度アップが期待できるでしょう。

育成コストをかけることなく人材育成が行える

パラレルキャリアを通じて、私たちは様々なスキルや経験を獲得できます。企業がこのような実践型人材育成を行う場合、 育成失敗時のコストを恐れてなかなか踏み出せないものです。

パラレルキャリアを活用すれば、新たなコストをかけることなく頼りになる人材育成を行うことができるのです。パラレルキャリアは従業員だけでなく、企業にとって素晴らしい選択肢であるといえるでしょう。

福利厚生や社会貢献としても活用できる

正社員の場合、収入を得ることを目的とした副業は禁止されています。趣味出始めたものが軌道に乗り、事業を行ってみたいと考えた場合にも就業規則があるため、困難なケースがほとんどです。

しかし、パラレルキャリアはスキルアップや人との繋がりを目的とした新しい余暇活動なので、これまでは行えなかった事業運営ができるようになります。パラレルキャリア先はボランティアとして動くことも多いので、企業にとっても「社会活動を推進する企業」というプラスイメージを得ることも可能となるのです。

パラレルキャリアの注意点

いいイメージの多いパラレルキャリアですが、実は注意点もあります。ここでは、パラレルキャリアを行なうにあたり気をつけるべき注意点について説明していきます。

パラレルキャリアにも注意点がある

最も大きなデメリットは、「時間的余裕」でしょう。パラレルキャリアは副業ではなく、かつ収入を得られない仕事のため、週末の休みや仕事後に行わざるを得ません。ですので、「本当にやりたいこと」でないと、続けることが辛くなってしまうケースもあるのです。

また、前述のとおりパラレルキャリアでは、報酬を得ないことが大前提。ですので、利益や報酬が発生しないことが多いのです。社会人として「仕事には対価として金銭が付随する」という感覚のままパラレルキャリアを始めると、どうしてもやりがいを失ってしまいがちなのです。

パラレルキャリアを提案するITサービス

パラレルキャリアは、もちろん趣味の一環としてひとりでやりたいことをするのもいいのですが、コミュニティに属しておくのもおすすめです。ここでは、 パラレルキャリアを提案するITサービスについて紹介していきます。

日本最大級のスポットコンサルプラットフォーム visasq(ビザスク) 

個人がその知識や知見を様々なビジネスシーンで1時間からのスポットコンサルティングとして提供し、活躍できるサービスです。5,000人を越えるアドバイザーが登録しており、コンサルティングの範囲も電気製品から食品、金融、経営/管理、教育、IT/システム、営業・マーケティングと非常に幅広くなっています。

謝礼にはギフトカードや寄付も選択できるので、案件によっては副業禁止規定がある方でも利用できますよ。ちなみに、英語版サイトもありますので、海外進出を考える日本企業や、日本進出を狙う企業を相手とした翻訳系の仕事も増えてくるかもしれません。

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課題を抱える企業と課題解決ができるプロを結ぶエンファクトリーのサービスです。登録している現在も第一線で活躍中のプロが、自身の経験や知識を活かして提供できるビジネススキル・知見を生かして企業のお手伝いをします。

企業側はスポット的にコンサルを受けたい場合、実績やプロフィールから案件に見合ったプロを選ぶことができますし、受けるプロ(パラレルキャリアを提供する人)もクラウドソーシング的に事業を受けることができます。

まとめ

パラレルキャリアに冠された「パラレル」は、パラレルワールドにも冠された言葉。パラレルワールドとは、現在住んでいる世界とは違う、もう1つの世界。

本業だけでは見ることの出来なかった新しい世界を得られる可能性のあるパラレルキャリアは、これからの新しい働き方として、今後より広がっていく働き方になるでしょう。興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?






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RUN-WAY編集部

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