「資質」の意味とは? 使い方や類義語などを解説




「資質」の意味とは?

「資質」の「資」の意味はもちまえということで、「質」の意味は生まれつきということです。

「資質」の意味は、天性、生まれつきの才能や性質です。

生まれつきその人が持っている性質や能力、巧みに物事をこなすことができる性質を表現します。

その職業に適する性質という意味も、これ以外に含まれます。

「資質」の使い方とは?

「資質」の使い方としては、「資質がスポーツ選手としてある」「資質に恵まれている」などがあります。

例えば、「資質がサッカー選手としてある」の意味は、「天性の性質をサッカー選手として持っている」ということになります。

「資質」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「モデルとしての資質に彼女は恵まれているため、事務所に入る方がいい。」
  • 「彼は両親の優れた資質を受け継いでおり、医学部に今年から通うようになった。」
  • 「彼は体力もセンスもあるため、プロ野球選手としての資質に恵まれている。」
  • 「常にあの人は自分の考えが間違っていないと思って、他の人の意見を聞かないためにリーダーとしての資質がない。」
  • 「彼は優れた資質があるため、先々は学者や研究家になるだろう。」

「素質」と「資質」の違いとは?

ここでは、「素質」と「資質」の違いについてご紹介します。

「素質」というのは、生まれつきの性質です。

「素質」の「素」の意味は「素材」や「素地」などからもわかるように、もととなるものということがあり、特に先々発揮されると考えられる優れた能力のベースになるよう能力や性質をいいます。

そのため、「素質」は、まだ能力としては確定していないものというニュアンスが強く、立場や職業について使われる確定的な能力である「資質」とは意味合いが違っています。

例えば、「素質」は、「素質がない」「素質を伸ばす」などのように使います。

「素質」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「子供に芸術的な素質があるときは、早期教育の効果がある。」
  • 「いかに頑張っても、サッカーの素質がないとプロのサッカー選手にはなれないだろう。」
  • 「両親は素質を伸ばせる環境を与えてくれたために感謝したい。」

「能力」と「資質」の違いとは?

ここでは、「能力」と「資質」の違いについてご紹介します。

「能力」というのは、実行や働きができる力のことを表現した言葉です。

「能力」の「能」の意味は、働き、力ということがありますが、優れたというニュアンスもプラスされています。

「資質」と優れているという意味では同じですが、「能力」には後天的に環境や教育などによって形成された性質という意味があり、生まれつき持っている能力という意味の「資質」とは違っています。

「能力」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「能力があっても、発揮する場に恵まれなければ宝の持ち腐れだ。」
  • 「抜群の身体能力を持った彼は、スポーツ選手として大成するに違いない。」
  • 「行き過ぎた能力主義は、かえって全体のパフォーマンスを押し下げるようだ。」

「資質」の類義語とは?

ここでは、「資質」の類義語についてご紹介します。

「素質」

「素質」の意味は、将来あるものになるために必要な性質や能力です。

「素質」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「彼女は画家としての素質がある。」

「気質」

「気質」の意味は、先天的な体質に関係する性質や感情です。

「気質」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「自分の父親は職人気質である。」

「天性」

「天性」の意味は、生まれつき持っている性質、天から受けた性質です。

「天性」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「素晴らしい彼女の歌声は天性である。」

「先天的」

「先天的」の意味は、持って生まれた様、生まれつきの様です。

「先天的」を使った例文としては、次のようなものなどがあります。

  • 「彼女は先天的なくせ毛である。」

「資質」の対義語とは?

「資質」の対義語としては、後から身についたものという意味の「後天的」があります。

しかし、「彼は後天的なリーダーシップ能力がある。」などとはほとんど表現することはありません。

「資質」がないことを話の最中に表現するときは、「資質がない」というだけで十分です。

「資質の向上を図る」の意味とは?

「資質の向上を図る」の意味としては、次のようなものがあります。

生まれながら持っている天性をアップする

もともと持っている才能をアップするために、訓練する、させる、専門教育を受けさせる

リーダーに要求される資質とは?

優れたリーダーになる「資質」としては種類が多くありますが、リーダーシップのスキルアップにつながるものとしては、主として次のようなものがあります。

強い責任感がある

リーダーは、チームのそれぞれのメンバーの担当業務について、リーダー自身を含む担当者が責任を自分で持つようにする必要があります。

担当業務をはっきりさせることは、リーダーシップの大切な一つの側面です。

決断力がある

リーダーは、別のメンバーの歓迎されない判断を下したり、振る舞いを注意したりするなど、決断力をいろいろなシーンで発揮する必要があります。

コミュニケーションが得意である

簡潔で積極的なコミュニケーションが図れることは、自分が主導しているプロジェクトやチーム、ミーティングに参加している別のメンバーを動かすことができます。

高い共感力がある

リーダーにとって、どのようにプロジェクトやいろいろな決定事項、モチベーションなどについて自分の周囲にいる人が考えているかを把握するのは大切なことです。

頭が柔軟である

仕事をチームで行っていると、常に課題や目標、仕事内容が変わります。

頭が柔軟なリーダーは、チームの変化に対応してミーティングやプロジェクトの主導権を保つことができます。

「資質」の英語表現とは?

「資質」の英語表現としては、「quality」や「attributes」などがあるでしょう。

「quality」と「attributes」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「She have quality appropriate to a teacher.」(教師としての相応しい資質を彼女は持っている。)
  • 「He had all the attributes of a leader.」(指導者としての全ての資質を彼は持っていた。)




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RUN-WAY編集部

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