「チームビルディング」の意味とは?具体的な実施内容などを解説




「チームビルディング」の意味とは?

「チームビルディング」というのは、思いを仲間が一つにして、同じゴールに向かって進める組織づくりです。

もうちょっと詳しくいえば、「チームビルディング」は主体的に仲間が多様性、自分らしさを発揮して、お互いに関わりながら同じゴールを一丸となって達成しようと挑戦するような組織を作るための全般的な取り組みになります。

また、そのために考えられたプログラムや方法、セミナー自体を「チームビルディング」という時もあります。

日本においても、ここ25年ほどの間に、「チームビルディング」が組織の多くの人材開発、リーダシップセミナーの現場において導入されるようになっています。

「チームビルディング」の具体的な実施内容とは?

ここでは、「チームビルディング」の具体的な実施内容についてご紹介します。

経験の共有

「チームビルディング」の一環としては、親睦を社内で深めるための社員旅行やイベント、職場内での飲み会など、経験を共有することが考えられます。

お互いに知りあって、多くコミュニケーションを図ることによって、関係性のベースをチームとして作ることができます。

「チームビルディング」の合宿・セミナー

「チームビルディング」のために開発したセミナーのプログラムを実施すると、効果がさらに期待できます。

「チームビルディング」のセミナーにおいては、難しい課題にメンバーとチャレンジし、改善点を行動の振り返りによって探し、改善点に反映して再度チャレンジするなどのプロセスを行います。

この中において、本気で取り組む達成感や夢中になる感覚を得たり、チーム力を発揮するためのいろいろな行動の考え方、方法を得たりすることができます。

合宿プログラムを2日間~数日間に渡って行うことによって、「このチームであればどのようなことでもできる」と思われるような深い信頼関係を築くこともできます。

継続した組織づくり

職場などの日常のシーンにおいて、取り組みを毎日続けることも大切です。

例えば、取り組みとしては次のようなものがあります。

  • チームミーティンチームグを定期的に行って、普段のコミュニケーションを振り返って改善する
  • ビジョン・ミッション、部署の目標を、オフサイトミーティングなどで新しく見直す
  • より良い関係性にチームがなるような人事制度を築く

また、組織が大きい時に組織を変えるシーンにおいては、セミナーやイベントなども長期的な観点で組み合わせることもあります。

「チームビルディング」のメリットとは?

ここでは、「チームビルディング」のメリットについてご紹介します。

セミナーにおいては、いろいろなゲームスタイルの課題にチャレンジします。

例えば、課題としては次のようなものなどがあります。

  • 何mの壁を全員で道具を使わないで乗り越える
  • 何秒以内に全員が一つの輪をくぐり抜ける
  • ゴールに謎を解いて到達する

一見すると、非常に難しいというようなものもあります。

「チームビルディング」は、難しいようなゴールに対してどのようにして立ち向かうかということから始まります。

一人ではできないことを一緒に仲間と作戦を立てて、実践して、課題を探して、改善して再度チャレンジして、チームで悩んで力をお互いに出して乗り越えます。

本気になると、考えてもみなかったような突破口が開ける時もあります。

成功しなければ悔しく、自分の殻を脱ぎ捨てることも次に成功するためには必要でしょう。

取り組んで夢中になることによって、達成感や一体感を得ます。

このようなプロセスによって、気持ちが動く感じをチームで取り組む時に体得します。

「チームビルディング」の第一歩は、この感じを日常のシーンに帰った時にも体得したい、どのようにすれば体得できるだろうかとそれぞれの人が考えて行動するようになれば成功といえるでしょう。

このような経験をした後に日常のシーンに帰ることによって、日常の行動、考え方、関係性においても、変化が次のような形で起きてきます。

  • チームの中の部下、上長などの上下の壁がなくなる、薄くなる
  • 達成感を共有したため、モチベーションが日常のシーンでもアップする
  • 仲間に対する信頼や尊敬が増して、活発にコミュニケーションや会話がなる
  • コミュニケーションを改善する方法についても仕事を通じて学習するので、普段から正直で素直にやりとりできるようになる
  • 相手がいうことを聞く心の余裕が生まれる
  • 思考の枠組みをなくして、アイディアがいろいろ出せるようになる
  • 明確な実践すべき行動指針をリーダーは持つようになる
  • イノベーションをチームとして起こす方法がわかる

チームは、変化がこのように起きることによって育ってきます。

「チームビルディング」の対象になる人とは?

「チームビルディング」の対象になるのは、次のような人です。

  • 社長、役員などの経営層
  • マネージャーなどの管理職層
  • リーダー、中堅層
  • 新入社員、内定者
  • 組織に関係する派遣社員、契約社員、アルバイト・パートなどを含む全ての人

経営層、管理職層などの時は、チームマネジメントのより複雑なものが要求される状態をモデル化した課題、難易度がより高い課題にチャレンジします。

この課題の中において、リスクがあって普段は試せないメンバーとの関わり方、チームマネジメントの方法を行なってみることができます。

また、多くの経験があるため、深く職場での状態と関連付けて学習することができ、大きく全体の組織に影響する成果に繋げられます。

また、部門や職種別でもそれぞれ行われており、横のそれぞれの部署の繋がりを強くするための「チームビルディング」もあります。

例えば、「チームビルディング」としては、次のようなものなどがあります。

  • 部署の課題を解決するための「チームビルディング」
  • 部署を横断するようなタイプのプロジェクトチームのキックオフ・ミーティング
  • 全社のビジョンを共有する会議

なお、チームというのは、思いを仲間が一つにして、同じゴールに向かって進める組織です。

この時のゴールは、単純にやるとできるようなものではありません。

実現するのが難しいと思えても、本気でチャレンジするだけの価値があり、実現するとチームの全てのメンバーが成長できるようなゴールです。

「チームビルディング」の合宿・セミナーの中においては、本気で「難しいゴール」に向かうプロセスを体験することによって、単なる人の集まりがだんだんとチームに変わっていきます。

このような体験は、セミナーのみでなくチームとして日常においても力が発揮できるベースになります。




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RUN-WAY編集部

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