「卵が先か鶏が先か」とは? 意味や使い方などを解説




「卵が先か鶏が先か」の意味とは?

「卵が先か鶏が先か」の意味は、矛盾した問題であるため、いずれが先であるかがわからないということです。

例えば、矛盾した問題としては次のような人材と給料が挙げられます。

給料が安いために人材が集まらなく、儲けが出ない

儲けがないために給料を高くすることができなく、人材が集まらない

このような問題では、人材が集まらないことと給料が安いことのいずれが先に生じたものであるかがわかりません。

「卵が先か鶏が先か」は、このようなときにいずれが先であるかわからないことを表現するものです。

「卵が先か鶏が先か」の使い方とは?

ここでは、「卵が先か鶏が先か」の使い方についてご紹介します。

2つの関係する事柄のいずれが先かわからないときに「卵が先か鶏が先か」は使う

「卵が先か鶏が先か」という言葉は、2つの関係する事柄のいずれが先かわからないときに使います。

例えば、人材は給料が安いと集まらなくて儲けが出ないが、儲けが出ないために人材に投資できないというものです。

「まるで卵が先か鶏が先かの問題のようだ」というのは、いずれが先であるかの結論が出ない問題に対して表現します。

矛盾する問題の例えとして「卵が先か鶏が先か」は使う

卵から鶏は生まれますが、鶏が卵を産みます。

卵が先とすると、卵は鶏がいないと生まれないことになり、鶏が先とすると、鶏は卵がないと生まれないことになり、問題がそれぞれに発生します。

卵と鶏のいずれが先に生まれたかの結論が出ないため、相反する事柄や矛盾する問題の例えとしても、「卵が先か鶏が先か」は使われます。

ビジネスシーンでも「卵が先か鶏が先か」は使う

「卵が先か鶏が先か」という問題は、ビジネスシーンでも発生します。

例えば、設備や人員に投資するのが先か、成果の儲けなどを出すのが先かという問題です。

儲けや成果が出なければ、設備や人員に投資しにくくなります。

しかし、設備や人員が整備されなければ儲けや成果を出しにくくなることもあります。

「卵が先か鶏が先か問題」は、投資が先か儲けが先かという問題などに対して表現します。

先行投資ということで投資を先に行うときは、投資の結果である儲けや成果をオーバーする投資をしないように十分に注意する必要があります。

「卵が先か鶏が先か」を使った例文

  • 「その問題は、本当に卵が先か鶏が先かのようですね。」
  • 「いくら考えても、卵が先か鶏が先かの結論は出ないよ。」
  • 「卵が先か鶏が先かのような討論を継続して結論が出ないため、このくらいで終了しませんか。」

「卵が先か鶏が先か」の結論とは?

思想や学問によって、「卵が先か鶏が先か」の結論は違います。

そのため、新聞やテレビなどで「卵が先か鶏が先か」の問題を論じることも多くあります。

ここでは、「卵が先か鶏が先か」の結論についてご紹介します。

遺伝学

卵が先が、遺伝学の結論です。

というのは、鶏に鶏の祖先から進化したときに、初めの鶏のDNAを持っている卵があるためです。

進化生物学

卵が先が、進化生物学の結論です。

というのは、鶏の祖先が時間をかけて鶏に進化するときに、鶏に生まれる卵が突然変異として生じたとするためです。

生化学

鶏が先が、生化学の結論です。

というのは、鶏の卵巣に卵を形成するためのタンパク質のOV-17があることが見つかったためです。

しかし、説としては、どのようにしてOV-17を持っている鶏が生まれたのか、卵がOV-17を持っている鶏が生まれるためには必要であるため、卵が先であるというものもあり、研究が継続されています。

統計学

卵が先が、統計学の結論です。

というのは、アメリカにおける1930年~1983年の卵の生産量と鶏の飼育数を調べた結果、次のようなことがわかったためです。

鶏の飼育数を、卵の時系列が持っている情報から予測することができる

卵の数を鶏の飼育数から予測することができる

鶏の数を卵の数から予測できるが、卵の数を鶏の数から予測できないため、卵が先であると結論づけました。

神学

鶏が先が、神学の結論です。

キリスト教とユダヤ教の教典の『創世記』にある文章によると、動物を神が創って、「増えろ」と動物に命じました。

この考えによると、結論は卵よりも鶏が先ということになります。

仏教

鶏でも卵でもないのが、仏教の結論です。

「循環時間論」という時間は循環して、歴史は繰り返すという考え方が、仏教にはあります。

この考えによると、時間は永遠で、初めも終わりもないようになります。

そのため、結論としては、卵が先でも鶏が先でもなく、意味がこの矛盾自体にないということになります。

「卵が先か鶏が先か」の類義語とは?

ここでは、「卵が先か鶏が先か」の類義語についてご紹介します。

「堂々巡り」

「堂々巡り」は、祈願するためにくるくるとお堂の周囲を回っている様子に由来するようです。

同じような考えのみで、先になかなか進まない様子を表現する言葉です。

「水掛け論」

「水掛け論」は、悪口をいっていない、いったなどのように、解決の糸口がいつまでの見えないことで口論を継続するようなことをいいます。

「イタチごっこ」

「イタチごっこ」は、 子どもの手遊びに由来する言葉で、「ねずみごっこ」などともいわれています。

「イタチごっこ」の意味は、埒があかないこと、終わりがないことをいいます。

「卵が先か鶏が先か」の英語表現とは?

「the chicken or the egg」や「chicken and egg problem」が、「卵が先か鶏が先か」の英語表現になります。

ニュアンスとしては、「鶏か卵のような状態」「鶏が先か卵が先か問題」ということです。

万国共通の問題として「卵が先か鶏が先か」という言葉は浸透しているため、「chicken and egg」のみでも伝わるでしょう。

「chicken and egg」は、いずれが先かわからないときなどに使う英語表現です。

「the chicken or the egg」「chicken and egg」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「Which came first, the chicken or the egg?」(卵と鶏はいずれが先か?)
  • 「It’s a chicken and egg situation.」(それは卵が先か鶏が先かのようなものだ。)






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RUN-WAY編集部

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