東西南北の意味とは?
東西南北の意味は、全ての方角、四方ということです。
周りの全ての方向のことで、4つの東、西、南、北の方角を表現する言葉です。
東西南北の位置と覚え方とは?
ここでは、東西南北の位置と覚え方についてご紹介します。
東西南北の位置
東西南北の位置を表示するマークは、「4」という数字に似ているもので、矢印の上部の三角が北の方角を表示するものです。
地図の隅などに記載されているもので、北だけを表示することによって別の方角も表示できます。
東西南北の覚え方
ここでは、東西南北の覚え方についてご紹介します。
最も簡単な東西南北の覚え方
例えば、小学生でも北南は上下と覚えられても、東西は左右のどちらかがわからなくなることが多くあるようです。
ここでは、簡単に東西南北の東西を覚える方法についてご紹介します。
北の漢字を把握しており、上が北であることがわかっているのであれば、あとは簡単に覚えられます。
まず、北の漢字をイメージしましょう。
実際に、北の漢字を書いてみるのもいいでしょう。
次に、左右に北の漢字をわけます。
その結果、左側は1本のたて棒に2本の横線があり、カタカナのニとこの2本の横線をイメージします。
次に、左右に北の漢字をわけた右側の部首は、カタカナのヒとイメージします。
左側はカタカナの二で西(にし)、右側はカタカナのヒで東(ひがし)と覚えます。
この東西南北の覚え方は、案外と簡単であるためにおすすめです。
上下左右で東西南北を覚える
東西南北を覚えにくいときでも、北が上で南が下であることは間違いなくわかる人が多くいるようです。
しかし、右側が東西のどちらで左側が東西のどちらなのかは、なかなか把握しにくいでしょう。
実際には、東が右側で西が左側ですが、両方は覚えにくいため、いずれか片方だけを覚えておくようにしましょう。
日本地図で東西南北を覚える
日本地図をイメージしてみて、上側は北海道で北、左側は関西で西、右側は東京で東のように、地域名から西と東を覚えるものです。
世界地図で東西南北を覚える
世界地図をイメージしてみれば、上側は北極で下側は南極、左側がヨーロッパの西洋、右側がアジアの東洋です。
方角が局地的に地図を見ればわかりにくくなりがちですが、俯瞰的に日本地図や世界地図を見ればわかりやすくなるでしょう。
東西南北の類義語とは?
ここでは、東西南北の類義語についてご紹介します。
縦横や四方八方、諸方やあちらこちら
東西南北の類義語としては、全ての方向、方角を表現する四方八方や縦横、諸方やあちらこちらなどがあります。
縦横や四方八方、諸方やあちらこちらを使った例文としては、次のようなものがあります。
- 「人は縦横に広がった。」
- 「人は四方八方に広がった。」
- 「人は諸方に広がった。」
- 「人はあちらこちらに広がった。」
横軸と縦軸、X軸とY軸
方角という意味からは、東西南北と要素が同じである横軸と縦軸やX軸とY軸なども類義語といえるでしょう。
しかし、数学的な意味合いが強い表現であるため、使われるシーンや環境は自然と狭くなります。
東西南北の関連用語とは?
ここでは、東西南北の関連用語についてご紹介します。
与謝野鉄幹の第一詩歌集の『東西南北』
『東西南北』は、与謝野鉄幹という有名な明治時代の歌人の第一詩歌集のタイトルです。
『東西南北』の詩集は、1896年(明治29年)に発刊され、明治時代の象徴的なロマン主義に沿った洗練されたものになっています。
東西南北広
東西南北広というのは、首都圏と関西圏を除いた主な都市にある次のような有名な私立大学名の頭文字を組み合わせたものです。
東は仙台にある東北学院大学
西は福岡にある西南学院大学
南は名古屋にある南山大学
北は札幌にある北海学園大学
広は広島にある広島修道大学
東西南北人
東西南北人というのは、四方の全てのところで生活する一定の居住地を持たない人のことをいいます。
中国の有名な孔子という思想家は、流浪な行き着く当てのない自分を東西南北人と呼んだそうです。
東西南北の英語表現とは?
ここでは、東西南北の英語表現についてご紹介します。
東西南北の英語表現と記号
ここでは、東西南北の英語表現と記号についてご紹介します。
- 東は、英語表現が「East」、記号が「East」の頭文字の「E」です。
- 西は、英語表現が「West」、記号が「West」の頭文字の「W」です。
- 南は、英語表現が「South」、記号が「South」の頭文字の「S」です。
- 北は、英語表現が「North」、記号が「North」の頭文字の「N」です。
なお、北東は英語表現が「North West」、記号が「North West」の頭文字の「NW」、南東は英語表現が「South East」、記号が「South East」の頭文字の「SE」です。
東西南北の英語の使い方
ここでは、東西南北の英語の使い方についてご紹介します。
東西南北は、日本語では東から始まります。
しかし、東西南北の英語表現は東からではなく、北から始まります。
「North」(北)、「South」(南)、「East」(東)、「West」(西)の順番になることが、日本語の東西南北と大きく違っているポイントです。
東西南北の英語表現は「North South East and West」であり、「and」が必ず「East」と「West」の間にはプラスした表現になります。
東西南北の英語表現の覚え方
では、英語ネイティブは、どのようにして東西南北の英語表現を覚えるのでしょうか?
ここでは、東西南北の英語表現の覚え方についてご紹介します。
ステップ1は、「North」(北)を起点にして、時計回りで「North」(北)、「East」(東)、「South」(南)、「West」(西)を覚えます。
ステップ2は、「North」「East」「South」「West」の頭文字の「NESW」を単語の一つとして覚えます。
「NESW」の覚え方としてもいろいろありますが、有名なものとしては次のようなものがあります。
「Never Eat Salty Watermelon.」(塩っ辛いすいかを食べるな。)
このように、東西南北の覚え方は言語によっていろいろあります。