「罪悪感に苛まれる」とは? 「罪悪感」を無くすための方法などを解説




「罪悪感」の意味とは?

「罪悪感」の意味は、「悪いと自分が思う感情、自分をそのために責める感情」です。

「罪悪感」は、法律に触れる犯罪行為のような行動のみでなく、倫理的、道徳的に良くないと思える行動をとったときに、自分を責める感情を持つことです。

「罪悪感」の要因、心理とは?

「罪悪感」は、他の人を傷つけたときに持つ一つの感情ともいえますが、使う背景や要因になる出来事はいろいろです。

例えば、「ダイエット中であるにも関わらず甘いものを夜中に食べた。」というように、自分を責める意味で自分の決まりを破ったときに使うことも多くあります。

重苦しい心理描写だけに使うのではなく、よく日常的にも見たり聞いたりする表現です。

「罪悪感に苛まれる」とは?

「罪悪感に苛まれる」は、「ざいあくかんにさいなまれる」という読み方で、意味が「悪いと自分が思う感情に、非常に苦しめられること」です。

「罪悪感」の意味は、「悪いと自分が思う感情、自分をその気持ちから責める感情」です。

また、「苛まれる」の意味は、「苦しい思いを強いられること」「非常に苦しめられること」です。

そのため、これを組み合わせた「罪悪感に苛まれる」の意味は、「悪いと自分が思う感情に、非常に苦しめられること」になります。

「罪悪感」を無くすための方法とは?

大なり小なりの「罪悪感」は、誰でも持つでしょう。

では、「罪悪感」に苛まれる人がどうしているのでしょうか?

というのは、幼少期からのしつけや教育が非常に影響しているのでしょう。

「嘘をつくヤツは最低だ」「悪いことをするな」などというようなことを親から何回もいわれると、子供自身の哲学にその忠告がなることがあります。

このような子供は、問題を何か起こしたときに、「とんでもないことを自分はした」とネガティブに過剰に捉えてしまいます。

特に、協調性が日本では重んじられており、「迷惑を他の人にかけてはいけない」ということも非常に浸透しています。

このようなこともあり、「罪悪感」を持つ人も多くいるでしょう。

では、「罪悪感」に苦しんでいるときは、どうすれば無くせるのでしょうか?

ここでは、「罪悪感」を無くすための方法についてご紹介します。

自分以外にも問題の要因があると考える

「罪悪感」を持つ人は、問題が発生したときに、自分のみにその要因があると思って、物事を多面的に見られないことがあります。

そのため、「自分も悪いが、問題が相手の行動にもあり、タイミングも悪かったかもしれない」などのように相手や環境などのいくつかの要因を考えるようにすれば、フラットに物事が見られるようになって、過剰な自責思考も少なくなります。

しかし、頭ではこれがわかっていても、実際に行なうのは困難であるため、トレーニングが継続的に必要です。

まず、「罪悪感を持っている自分がいる」と客観的に自分を見て、気持ちを一旦落ち着かせることがポイントでしょう。

次に、メモでも日記でもいいため、自分が思っていることや問題の要因を書き出してみることによって、頭の中のモヤモヤが見える化でき、判断が冷静にできるようになるでしょう。

「罪悪感」を持った相手に謝る

「罪悪感」を持ちがちな人は、謝ることが得意でないことが多くあります。

特に、10代のときは、謝罪するのは負けであるという考えが強く、自分の負けを認められなかったり、相手が許してくれないだろうと思って謝る勇気がなかったりします。

しかし、喧嘩や傷つけあいは、人との付き合いの中でよくあることです。

このようなときに関係性を戻す方法がなければ、対人関係を継続的に築けなくなって、だんだん孤立してきます。

そのため、非が自分にあるなと思ったときは、基本的に謝ることです。

このときは、次のようなことを把握しておきましょう。

(場所やタイミングを考える)

周りに他の人が少なく、落ち着いてお互いに話せるところを選びましょう。

(素直に誠実に謝る)

相手を責めたり、ごまかしたりしないで、まっすぐに謝罪の気持ちを伝えましょう。

(相手の話を聞く)

自分の気持ちを伝えるのみでなく、しっかりと相手の気持ちも受け入れましょう。

(感謝の気持ちを最後に伝える)

自分の気持ちを聞いてくれ、自分の気持ちを伝えてくれた相手に感謝しましょう。

過ちを糧にする

相手に謝ることが、「罪悪感」を無くす基本です。

しかし、どこに「罪悪感」を持った相手がいるかわからなかったりすることもあるでしょう。

このようなときは、「前向きに罪悪感を背負って生きていく」ことも大切です。

例えば、中学生のときの野球部でのミスが現在に生きているようなこともあります。

ドラマのような話ですが、3年生の引退のときの試合で、自分に最終回の2死満塁のときに打席が回ってきました。

一発打つと、逆転のチャンスでしたが、自分はそのときに三振をしないことのみを考えて、フルスイングができませんでした。

それで、ゴロを打って、試合が終わりました。

そのときは、「自分がフルスイングをしなかったために、試合に負けた」と非常に「罪悪感」を持ちました。

しかし、悔やんでも仕方ないため、この経験を糧に「今からの人生でここぞというシーンでは、フルスイングを必ずしよう」と思うようになりました。

過ちを糧にすることによって、過ちの意味が自分の中で変わっていきました。

少しずつ「罪悪感」が薄れていきました。

「罪悪感」の英語表現とは?

ここでは、「罪悪感」の英語表現についてご紹介します。

「罪悪感がある」の英語表現は、「feel guilty」になります。

「guilty」の意味は、「罪を犯して」ということ以外に、「罪の自覚がある」もあります。

また、「罪悪感を持つ」の英語表現としては、「have a sense of sin」(罪の意識を持つ)もあります。

「罪悪感がある」つまり「後悔している」という意味の英語表現としては、「feel regret」もあるでしょう。

「feel guilty」を使った例文としては、次のようなものがあります。

  • 「I feel guilty when I was absence from school.」(学校を休んだので罪悪感がある。)

また、「罪悪感」の英語表現としては、「a sense of guilt」や「a sense of wrongdoing」があります。

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RUN-WAY編集部

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