未経験から経理になるには?アピールポイントと必要なスキル

未経験から経理になるには?




未経験で経理の仕事に就くポイントとは?

未経験者でも経理職に就く事は可能ですが、何も準備しないままでは他の未経験者との差別化も出来ずましてや経験者を差し置いて採用を勝ち取る事は難しいと言えます。未経験からでも採用試験で生き残る為のポイントを押さえておきましょう。

経理に役立つ資格を取得しておく

資格は未経験者でもその仕事の分野における能力を証明出来る貴重な材料となります。未経験者の人材でも募集している企業は、実践の業務を通して人材を育成する事を視野に入れている事が多いです。未経験者であっても最低限の予備知識を備えている事が証明出来れば、入社後の新人研修でなるべく手間がかからない事をアピール出来ますし何より自分が苦労しません。採用試験前に取得しておくと有資格者である自信からメンタル的にも良い状態で試験や面接に臨む事が出来るでしょう。

エクセルの使い方をなるべく深く勉強しておく

表計算ソフトであるエクセルは帳簿を付ける際に必ずと言って良い程使われるオフィスソフトです。会計ソフトとは異なりどの企業でも共通で使用される事が想定されるものなので、事前に自前で準備して使い方を覚えておく事で戦力アピールが可能になります。目安としてはエクセル上で簡単なマクロを自分で組める程度まで勉強しておくと良いでしょう。マクロとは作業内容を記録して自動的に実行する機能の事を言います。これを組める様になるとルーチン化している作業内容がボタンやクリック一つで片付くので、仕事の効率化を図る事が可能です。経理職未経験でも現場で役に立てる事をアピールする大きな材料になるのでマイクロソフトオフィスは自前で購入、もしくはオンライン版を使用して使い慣れておきましょう。

自分のこれまでの経歴を棚卸して、経理に役立てそうな実績があればまとめておく

業務内容に専門的なスキルが要求されるとは言え、経理の仕事に活かす事の出来る経験というものはあります。アルバイトでも構わないので、今までの自分の職歴で役立ちそうなものをピックアップしてみましょう。今までの職歴や経験を紐解いて「どんな事をしてきたか」「どんな時にやりがいを感じたか、力を発揮出来たか」を整理する事を「キャリアを棚卸しする」と呼んだりします。職歴が多い場合は職種別に一旦書き出してグループ分けすると選びやすくなります。
例えば、「事務処理能力の正確さを買われて所定のポストへ就いた」「接客業の経験があり人とのコミュニケーションに自信がある」「自営業の経験があり経営管理に造詣が深い」など職種を問わずアピールポイントは見つけられるでしょう。目標達成率や販売数、売上高など具体的な数字を残した実績があるなら数値と共に履歴書に記しておくと効果的です。

また、周囲に経理経験者が居るなら自分の経歴を見てもらうのも良いでしょう。その他にも、転職アドバイザーに相談するというのも一つの手段です。自分一人では見つけられなかったアピールポンイトが見えてくるかも知れません。

履歴書で基本的なパソコンリテラシーがある事を明記しておく

業務環境のIT化が進む職種ではパソコンの基本的な操作が出来る事が十分アピールポイントとなり得るので、履歴書の資格欄や特技欄に忘れず明記しておきましょう。取得したパソコン系の資格があるならばより説得力が増しますし、試験日を控えた勉強中の資格でも職務経歴書に記載する事でアピール出来る場合があります。直接経理職への関わりがなくても過去にプログラマーやSE職に就いていた経歴があれば高度なパソコンリテラシーをアピール出来るポイントになるでしょう。

自分の具体的なキャリアプランに経理職を選んだ理由を絡めて話せる様にしておく

未経験からの就職・転職ではあなたは新しい分野への挑戦をする事になりますが、採用試験までにその理由や動機を明確にしておきましょう。ただし「将来経営分野の仕事に就きたいから」というような一文ではアピールポイントに欠けてしまいますし、場合によっては具体的なビジョンが持てていないという印象を面接官に与えてしまい兼ねません。自分が経理を志望した理由は将来の展望と併せて「この会社で何を学ぶ事が出来ると考えているか、その学んだ事を将来にどう活かせるか」という所まで自分の中で煮詰めておきましょう。

また、経理職で一人あたりが担当する分野は会社の規模や種類によって異なります。採用試験を受けた会社で学んだ事が本当に自分のキャリアプランにマッチしているかどうかも確認しましょう。そこで齟齬が生じてしまうと面接官にも「うちの会社をあまり理解出来ていない」「将来設計の甘い人だな」と思われてしまう可能性もあります。例えば、自分が将来経営全般の事に関わって行きたいのならば幅広く財務の業務に関わる事の出来る中小企業やベンチャー企業を、連結決算や多数の会社を取りまとめた大規模な決算業務に関わりたいのならばグループ企業を受ける必要があるのです。
定番の質問ではありますが採用試験で会社側は「数ある企業の中で何故うちを選んだのか」という事を知りたがっています。採用試験を受ける企業の事は綿密に下調べした上で、自分の将来設計と結び合わせて勉強意欲と入社への意志をアピール出来る様にしておく事が大切です。

未経験から経理職を就く為のポイントは大きく分けて「資格」「PCスキル」「キャリア」の3つです。自分に足りない部分や強みをもっと伸ばせる部分を洗い出して、効果的に採用担当官へのアピールを行う準部を心がけておきましょう。




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RUN-WAY編集部

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