旧友への追悼の曲、チャイコフスキーの《偉大な芸術家の思い出》【ヴァイオリニスト/月元ハルカさん】

月元悠

第2楽章 主題と変奏

主題は少し晴れやかな明るいピアノの旋律で始まります。変奏が11あり、最後の変奏がとても長大です。変奏を経て、ずっと長調だったのが短調に転調し、派手に終わるかと思いきや、最後は第1楽章のはじめの主題が出現し、そして葬送行進曲風に終わります。全2楽章ですが、最後の最終変奏が最終楽章の役割を持っています。

副題の意味は?

この曲は、チャイコフスキーの友人のニコライ・ルビンシュテイン(ロシアのピアニスト、指揮者)への追悼音楽です。一貫して暗く悲しい曲の雰囲気となっているのはそのためです。ロマンティックな第1楽章に対して第2楽章が古典的なのはルビンシュテインが古典主義者だったためなのではないかと言われています。

いかがでしたか?いつか弾いてみたいピアノ三重奏曲ですがなかなか気軽に手が出せずにいます・・・近々、覚悟を決めて取り組んでみたいと思います。次回もお楽しみに!

 

<プロフィール>
月元 ハルカ
長崎県出身。3歳よりヴァイオリンをはじめる。田代典子、木野雅之各氏に師事。これまでに、エドゥアルド・オクーン氏、豊嶋泰嗣氏、大山平一郎氏、ロバート・ダヴィドヴィチ氏、ハビブ・カヤレイ氏、加藤知子氏、小栗まち絵氏のマスタークラスを受講。また、ながさき音楽祭、球磨川音楽祭、霧島国際音楽祭、NAGANO国際音楽祭に参加、マスタークラス修了。各地で演奏活動を行う。西南学院大学 国際文化学部 卒業。現在、福岡教育大学 大学院 音楽科 修士課程修了。各地で演奏活動を行う傍ら、後進の指導を行う。クラシックをより身近に感じてもらうためのコラムサイト『COSMUSICA』(cosmusica.net)にて、連載「映画で学ぶクラシック」執筆中。

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RUN-WAY編集部

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