地頭が同じくらいでも優秀なひとがやっていること【ライター/トイアンナ】

地頭が同じくらいでも優秀なひとがやっていること




こんにちは、トイアンナです。採用の条件に「地頭がいい」なんて言葉がありますが、私はほとんど幻想だと思っています。

 

ホモサピエンスに生まれた時点でほとんどの人間の知能指数は変わりません。ましてや同じような学歴や職歴の人を筆記で集めた面接での能力差なんて0.001%の誤差について話すようなものでしょう。

 

ましてや頭の回転速度なんて睡眠時間や直前の食事で変わります。地頭なんて面接時間だけでは判断できないでしょう。

 

優秀な人は、悩む時間を削る

それでも同じような経歴の人が集まる仕事で「優秀」とされる人はいます。そういう人に話を聞いても、並外れた記憶力があるわけでもなければ、努力の量が多いわけでもありません。もちろん人並みの準備や訓練はしていますが、「あの人だけ毎日3時間も練習している」なんてことはないんです。

 

けれど優秀な人は時間を無駄にしません。具体的には「あれ、やらなきゃな……でもやりたくないな」と悩む時間が少ないのです。

 

誰にでも、ワクワクする業務と退屈なものがありませんか? 私なんかおおざっぱな人間なので、経費精算や誤字チェックの業務が大変苦手です。そして嫌な業務のことを考えるだけでゆううつになります。「ああ、そろそろ経費精算の時期だ……面倒くさいな」と。

 

悩む時間に、手を動かしている

優秀な人はそこで「とりあえずやろう」と手を動かします。たとえば経費精算が苦手なら、「経費精算をしなくてもいいから、とりあえずデスクへ戻ろう」とハードルを下げます。そして1件だけやっておこう、じゃあ次の1件をやろう……と、とにかく手を動かすのです。

 

もちろん、優秀な人も休みは取ります。ただ、休むときは「もう絶対に休むぞ! あとは知らない!」と割り切って休んでいます。

 

「あれ、やらなきゃ……でもやりたくない……うー、寝るか……」と追い込まれながら休んでも、回復できないことを知っているからです。それよりは思い切って寝たほうがいい。だから優秀な人は意外とぐっすり寝ているのです。「やらなきゃ」と手が動いていない時間が減るだけでも、作業はぐっと早くなります。

 

私のように普通の人材と、とびきり優秀な人との差は「とりあえずやってみる」こと。そう思うと、今からでも始められそうにありませんか? 目の前にある手を付けづらい業務、完璧になんてできなくていいんです。とりあえず1件だけ、触ってみませんか。

 

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ライター。新卒で外資系企業に勤めて以来、数百名の消費者ヒアリングを重ねました。その経験から恋愛・キャリアを主なテーマに執筆しています。

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