ストレス耐性は「ある・なし」じゃなく「相性」【ライター/トイアンナ】

ストレス耐性は「ある・なし」じゃなく「相性」

こんにちは、トイアンナです。あなたはストレス耐性がある方ですか? 私はかつて「ある」と勘違いしていた人間でした。

 

新卒で入った会社はその厳しさから休職者が後を絶ちませんでしたが、そこでピンピンしていたからです。調子に乗った私は「私ってストレスに強いんだ。きっとこれから何があっても大丈夫だ」と、修羅場をいくつも潜り抜けながら思っていました。けれどそれは、とんでもない誤解だったのです。

 

人格否定であっという間にダメになった

 

もともと、新卒で入った会社は正論でド詰めする社風。上司の言葉はいくら厳しくても数字で根拠があり、ぐうの音も出ませんでした。だから逃げ場が無くなり、病む人は病みます。

 

けれどその会社では、人格否定がほとんど皆無でした。「ダメなのは仕事の業績で、あなた自身じゃない」と思えたので、耐えられたのです。

 

けれど退職後、ある取引先で人格否定をされ続けたことがありました。1日に数時間は呼び出されて「何でこんなミスをするんだ、知恵遅れか?」の差別用語から始まり、しまいには「男を見る目がない」「料理がヘタ」など全く仕事と関係ないところまで叱られ続けたのです。

 

最初は平気でしたが、3か月もしないうちに「このままじゃ病む」と直感しました。ラッキーなことに病む直前で逃げおおせたのですが、ふと泣きそうになったり、自宅でも仕事のことばかり浮かんで悪夢を見たり。鬱になる一歩手前、ギリギリで踏みとどまったに過ぎませんでした。

 

自分は強いと誤解して、戦場にとどまることはない

 

ギリギリになるまでこらえてしまったのは、自分が「ストレスに強い」と誤解していたからでした。私は理詰めに強かっただけで、人格攻撃には弱かったのです。

 

この世にはストレスに「強い人間」と「弱い人間」がいるのではありません。ただ、ストレスごとに耐えられる人、ダメージを受けやすい人の相性があるだけです。それなのに強いと過信すると、私のように前線でズタボロになります。

 

いま耐えられるからといって、明日耐えられるかはわかりません。違うストレスに強いかもわからないのです。だからあえて戦場へ向かうのはやめましょう。明日のあなたを守るためには、危ういところへ最初から近づかないほうがよいのです。会社はあなたがいなくても回ります。いざとなったら有休をすべて消化してでも休む心構えで、さっさと逃げ出すことにしましょう。

 

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ライター。新卒で外資系企業に勤めて以来、数百名の消費者ヒアリングを重ねました。その経験から恋愛・キャリアを主なテーマに執筆しています。

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