経理事務の仕事は未経験でもできる?仕事内容やおすすめの資格を一挙紹介

経理事務

経理事務に興味があっても、どのような仕事であるか詳しくは分からないという人もいるでしょう。

経理事務の仕事内容や経理事務として必要なことはどんなことしょうか。また、経理事務は未経験という人のために、自己アピールの方法やおすすめの資格についても紹介しますので、転職の参考にしてみてください。

【この記事の目次】

  1. 経理事務とほかの部署の事務は何が違う?【一般的な仕事内容の分類】
  2. 企業によって経理事務の仕事内容が異なることがある
  3. 経理事務を行う部署は企業によってさまざま!【経理事務の主な所属先と業務担当】
  4. 【経理事務の主な仕事内容】
  5. 未経験者でもわかりやすい!【経理事務の1日のスケジュール例】
  6. 未経験者は身につけておきたい!【経理事務に求められるスキル】
  7. 当てはまるかチェック!【経理事務に向いている人の特徴】
  8. 該当するなら改善の余地あり!【経理事務に向いていない人の特徴】
  9. 達成感や充実感を実感できる?【未経験者が経理事務を経験して得られるメリット】
  10. 求人募集が少ないのがネック!【未経験者が経理事務を選んだときのデメリット】
  11. 不利な状況では戦略を練ることが大切!【未経験者が経理事務に応募するときのコツ】
  12. まずは自己分析が肝心!【未経験者が志望動機を明確にするときのポイント】
  13. 自分のアピールポイントを見つけて相手に明確に伝えることが大切
  14. ここが見られる!【未経験者が経理事務に応募するときの履歴書の書き方】
  15. 経理事務に向いていると感じさせよう!【未経験者が面接を受けるときのコツ】
  16. 未経験者が経理事務に転職したいときに【おすすめの資格15選】
  17. まとめ

経理事務とほかの部署の事務は何が違う?一般的な仕事内容の分類

事務と一口に言ってもさまざまな種類の事務があります。

  • 一般事務
  • 営業事務
  • 経理事務
  • 総務事務

このように、多くの種類がありますが違いは何なのでしょうか。

経理事務

まず、経理事務とはその名の通り経理に関する事務作業を行うことが特徴になります。

たとえば、製品を受注する際の電話対応や見積書・伝票作成などの作成といった経理関連の事務作業が中心になるのです。

一般事務

一般事務とは、総合的な雑務を担当することが一般的です。電話対応やファイリング、文書作成などといった幅広い業務を担当することが特徴になっています。

営業事務

営業事務は、営業担当者のアシスタント業務を主に行うことになります。

商品の受発注や請求書などの発行、クライアントからの電話対応などがメインです。中にはクライアントへのプレゼン資料の作成などを任されることもあります。

総務事務

総務事務は一般事務と同じように書類作成やファイリングなどの幅広い事務作業が中心になりますが、一般事務とは違い社内外の幅広い業務を任されるのが特徴です。

秘書的な役割を担うこともあり、来訪客への対応といったことも業務の一部になりますし、福利厚生に関する手続きや社会保険事務などを担っていることが多くあります。

企業によって経理事務の仕事内容が異なることがある

経理事務は経理に関連する事務を行うのが一般的ですが、その範囲や仕事内容は企業によって違うことがあるのです。

大企業や上場企業

規模の大きい会社の場合には、経理事務の中でも経理や財務、決算などというように部署がわかれていることが多くなっています。

そのため、その分野に対する専門性を求められる業務を任せられることが多いのが特徴です。

中小企業

中小企業の場合には、経理部として経理や財務、決算といったことをまとめて行うことが多いです。

また、規模が小さい企業の場合には総務といった管理部門も一緒になっていることも多いため、総務の仕事を行うこともあるでしょう。

外資系企業

外資系企業の経理事務は、海外の親会社への決算報告と日本国内での税務申告用の決算という仕事が主になります。それぞれの目的に合わせた業務をすることになるでしょう。

海外とのやりとりも多いため、英語力が必要になるのも特徴です。

経理事務を行う部署は企業によってさまざま!経理事務の主な所属先と業務担当

経理事務を行う部署はそれぞれの企業によって違ってきます。所属先が違うだけでなく組織構成の関係上、経理事務以外にほかの業務を担当することもあるのです。

経理や財務などの部署がわかれている場合

大企業のように経理や財務、決算といった部署がわかれている場合には、それぞれの部署に配属されて事務作業を行うことになります。

部署が独立しているだけに、その部署に必要な専門性を求められることになるのです。

経理全般を任される経理部

経理部の場合には、経理や財務、決算といった経理に関係するすべての業務を任されることになります。

ですので、経理に関する幅広い知識やスキルが必要になるでしょう。

一般事務を行うことも

経理事務の仕事だけではなく、電話対応や接客といった一般事務の仕事を担うこともあります。

中小企業の場合には、細かく部署がわけられておらず経理以外の事務全般を任されることもあるので、事務に関する幅広いスキルが必要になる場合もあるのです。

経理事務の主な仕事内容

日々行わなくてはならない日次業務とは?

経理事務として毎日行わなければならない日次業務には次のようなものがあります。

  • 現金や預金の管理
  • 仕入れに関する管理
  • 売上に関する管理

これらが具体的にどのようなものであるか見ていきましょう。

現金や預金の管理

現金の出納管理や残高確認などを主に行います。現金や預金の管理の際には、それにともなって納品書や請求書、領収書などの発行や確認、整理、仕分け作業なども付随してきます。

仕入れに関する管理

仕入れに関する管理も毎日の大事な業務です。仕入れ管理や買掛金の管理、支払伝票の作成といったことを行います。

売上に関する管理

売上に関する管理では、売上管理や受注出荷事務、請求書や領収書の発行といった売上全般に関わる業務を行っていきます。

毎月決まったサイクルで行う月次業務

経理事務には、毎日行う日次業務以外にも毎月決まったサイクルで行っていく月次業務があります。

  • 取引先からの入金確認
  • 売掛金の滞留分析
  • 帳簿の締め切り
  • 月次決算
  • 月次決算のチェックや報告
  • 源泉所得税の納付
  • 給与計算や支給
  • 取引先への支払い
  • 請求書の発行
  • 社会保険料の納付

このように、経理事務の月次業務はさまざまな業務内容があります。

入金確認や取引先への支払い、売掛金の回収や給与計算などを行いながら、公認会計士などと折衝を行い月末に月次決算書を作成するというのが一般的流れです。

この月次決算書を四半期、半年、一年ごとに集計することで決算書が作られますから、月次決算書を作成してチェックや報告するのは重要な業務になっています。

決算業務や年末調整など年次ごとに行う年次業務

決算業務や年末調整といった年次ごとに行うべき年次業務も重要な仕事になります。年次業務には以下のような仕事があります。

  • 決算業務
  • 法人税等の申告・納税
  • 年末調整
  • 償却資産の申告
  • 次年度の予算編成

経理の仕事の中で1番忙しいとされているのが、決算業務と年末調整の時期です。

決算業務の際には、一年間で企業がどのぐらい儲かったのか、どのようなことにいくらぐらい使ったのか、会社の資産はどれぐらいかということをまとめることになります。

決算書や貸借対照表などの外部に開示する資料を作成することもあれば、会社内の棚卸しを行う場合もありますので、さまざまな業務をこなす必要があるでしょう。

年末調整では、転職者がいる場合には前職の源泉徴収票の回収が必要になります。

従業員による申告書類の回収、年末調整の計算、提出書類の作成などといった業務がありますので、年末調整が始める11月~1月の間は仕事が多くなるでしょう。

その他にも次年度の予算編成や、税金の申告・納税、償却書類などの申告とお金に関わる年次業務は多くあります。

未経験者はまず日次業務から!基本を覚えてステップアップする

未経験だけれども経理事務を担当したいという場合には、まず日次業務から覚えていくことになります。

月次業務や年次業務の仕事内容は難易度が高いものが多くなっていますから、基本的な日次業務から任されることがほとんどです。

日次業務は経理事務の基本になりますから、それらをしっかりとこなして仕事内容を覚えていくことでスキルアップしていくことができるでしょう。

日次業務に慣れてきたら簡単な月次業務をこなしていきます。

日次業務と月次業務を覚えたら、難易度の高い月次業務や年次業務を覚えていくようにしましょう。

いきなりすべての業務を任されるわけではありませんし、経理事務にはある程度の知識とスキルが必要になります。

未経験から始めたいという場合には、日々の仕事のなかでキャリアを積みながら少しずつ仕事内容を覚えていくことが大切です。

未経験者でもわかりやすい!経理事務の1日のスケジュール例

経理事務の仕事内容がわかりやすいように、1日のスケジュールを見ていきましょう。

◯出社後
まず、出社後にメールチェックをします。重要なメールがきていないかどうか朝一番に確認しておくのです。

◯午前中
午前中には、手提げ金庫の用意、現金の確認、現金の出金、普通預金の入出金確認や備品のチェックや補充といったことを行います。手提げ金庫とは日常の業務で発生する少額の支払いをするための現金が入っているものです。金庫から取り出しておきます。

◯午後
これらの業務をこなしたら、昼食をはさんで午後の業務に移ります。小切手の受け取りや振込手続き、仕訳帳簿類への記録、預金残高や現金残高の確認、現金実査などを行います。小切手の受け取りや振り込みの手続きは早めに行っておくのがポイントです。

◯退勤前
退勤前には書類の整理やファイリングを行って、手提げ金庫の返却をします。

これらが終了して退勤の時間になったら、一日の仕事は完了です。

未経験者は身につけておきたい!経理事務に求められるスキルとは?

経理事務は会社のお金を取り扱う重要な業務です。そのため、慎重で正確に業務をこなす必要があるのですが、求められるスキル、身につけておきたいスキルはどのようなものでしょうか。

計画性と実行力

経理事務はお金に関わる仕事というだけでなく仕事内容が多いので、計画的に仕事を進めることが重要になります。

そのため、しっかりと計画を立てることができる計画性と、をきちんと実行に移すことができる実行力が重要になるのです。

正確さ

経理事務にとって正確さはもっとも重要なスキルになります。

会社のお金を取り扱う仕事ですから、間違いは許されませんし、売掛金の回収など取引先との関係もありますから、正確で間違えのない仕事をする必要があるのです。

パソコン能力

経理事務はパソコン作業も多くあります。ワードやエクセルといった基本的なパソコンスキルがなければ難しいという可能性もありますから、ある程度のパソコン能力は必須でしょう。

コミュニケーション能力

経理事務は、社内の各部署とのやり取りや社外とのやり取りをすることになります。その際、コミュニケーション能力が求められることになるのです。

お金が関わる部署ですから必然的にさまざまな人と関わることになります。上手くコミュニケーションを図れることは重要でしょう。

【コミュニケーション能力を高めよう!おすすめ記事】
コミュニケーション能力を身に付ける【ライター/DJあおい】

当てはまるかチェック!経理事務に向いている人の特徴とは?

経理事務に向いている人の特徴はいくつかあります。

  • 集中力がある
  • 慎重
  • 冷静
  • 几帳面
  • 記憶力が良い
  • パソコンが得意
  • コミュニケーション能力が高い

このような特徴に当てはまる人は経理事務に向いているといえるでしょう。

まず、経理事務はひたすら電卓を叩いたり、数値を入力したりということが多い仕事です。そのため、集中力がなければ数値を間違えてしまうということも考えられるのです。

同じように、慎重さや冷静さも数値を間違えないようにするには重要になります。

几帳面な性格だという人も、細かい数字の計算が多い経理事務には向いているでしょう。

また、たくさんの数値を扱うことになりますから、それらを覚えることができる記憶力がいい人も向いています。

前述したように、パソコン能力やコミュニケーション能力は重要ですから、これらに自信がある人も経理事務にはいいでしょう。

該当するなら改善の余地あり!経理事務に向いていない人の特徴

経理事務に向いていない人の特徴もありますので見ていきましょう。

  • デスクワークが苦手
  • 1人で黙々と作業するのが好き
  • 数字が苦手
  • わかりやすい成果が欲しい
  • 華やかなものを好む
  • 自由度が高い社風を求める

これらの特徴が当てはまる人は、あまり経理事務には向いていませんので改善することが求められるでしょう。

基本的に、経理事務は地道な仕事です。ひたすらデスクワークをするということも珍しくありませんから、デスクに向かって仕事をするのが苦痛という人には難しいでしょう。

また、人と関わることの多い仕事でもありますから、人と関わらずに1人で仕事をしたいという人にもあまり向いていません。

数字に関する仕事が主ですから数字が苦手ということでは辛いでしょう。

また、経理事務はわかりやすい成果があったり、華やかで自由な仕事であったりというわけではありませんから、目立つ仕事をしたい、自由に仕事をしたいという場合にも向いていないと言えます。

達成感や充実感を実感できる?未経験者が経理事務を経験して得られるメリット

経営について理解できる

経理事務は会社の経営を支えるポジションで働くことができます。そのため、スキルアップしていけば経営陣に近いポジションで働くことも可能です。

そのことによって、経営について理解することができるようになりますから、会社の現状や課題なども見えやすくなり経営思考が身につきます。

キャリアステップがわかりやすい

未経験から経理事務をする場合には、自分が成長しているということを実感しやすいでしょう。

初めは日次業務のみだったのが、次第に月次業務や年次業務といった難易度の高い業務を任せてもらえるようになり、スキルアップしていることがわかりやすく、やる気も出やすいのです。

転職に強い

経営事務はどこの企業でも必要とされる職種です。

また、経理事務の業務内容はどこの業界、企業でもあまり変わりがありませんから、一度スキルを身につければ、どこの会社でも通用するようになり転職する場合にも有利に働くでしょう。

収入アップの可能性も

経理事務としてキャリアを積んだり資格を取るなどしていけば、給料がアップするという可能性もあります。

会計の基礎について働きながら学べる

未経験の場合には、初めのうちは簡単な業務を任されることになります。そのため、それらを確実にこなしていくうちに会計の基礎について学んでいくことができます。

求人募集が少ないのがネック!未経験者が経理事務を選んだときのデメリット

経営事務のデメリットとしてまず一番に挙げられるのが、求人募集が少ないということです。

もともと経理事務の求人募集はそう多くはないことに加え人気があるため倍率が高いのですが、未経験ということになると更に求人募集は少なくなってしまいます。

そのため、転職しようと思っても希望するような条件の企業がない、未経験可という求人がなくてなかなか応募することができないというデメリットがあるのです。

また、未経験可というような求人だったとしても、資格を保有していることが応募条件になっているということもあります。

簿記などの経理に必要になる資格を持っていなければ応募することができないので、まずは資格を取ることから始めなければならないという場合も少なくはありません。

不利な状況では戦略を練ることが大切!未経験者が経理事務に応募するときのコツ

未経験から経理事務に転職する場合には、やはり経験者と比べると不利になってしまいます。

そんな不利な状況を覆すにはしっかりと戦略を練ることが重要になるでしょう。

志望動機を明確に!

まず、なぜ経理事務を志望しているのか、なぜその企業なのかということを明確にする必要があります。

そのためには、経理事務への理解と応募先の企業への理解が必要です。しっかりと自己分析や企業研究をして志望動機を明確にしましょう。

アピールポイントを表現しよう

自己分析をして、アピールポイントを上手く伝えられるように練ることも重要です。

経理事務に向いていると思う特徴やスキルなどがあれば、それらを踏まえたエピソードで的確にアピールしましょう。

履歴書でアピール

履歴書は第一印象として重要ですから、誤字脱字などに気を付けつつアピールできるような内容で書きましょう。

志望動機や特技、資格など採用担当者の目につくように内容を練ってください。

面接でアピール

書類選考に通ったら面接です。

経理事務はコミュニケーション能力が重要な仕事ですから、ここでしっかりとアピールする、自己PRを的確に話せるようにする、質問や逆質問についても考えておくといったことが大切になります。

まずは自己分析が肝心!未経験者が志望動機を明確にするときのポイント

自己分析はどの職業に転職するにも重要なポイントです。

志望動機などを明確にするには、自分をよく知ることが必要になるからです。なぜ未経験であるにも関わらず、経理事務の仕事に就きたいのかということを深堀していきましょう。

経理事務のどのようなところに魅力を感じているのか、経理事務としてどのように働いていきたいのか、自分の心と向き合ってそれらをはっきりさせてください。

その上で、なぜ応募先の企業を選んだのかということを考えるようにすると、その企業を選んだ理由というのも明確にしやすくなるでしょう。

なぜこの会社を選んだのか、というのは採用担当者にとっては入社熱意を図るために重要ですから、きちんと答えられるようにしておいてください。

自分のアピールポイントを見つけて相手に明確に伝えることが大切

転職を有利にするためには、自分のアピールポイントを見つけてそれを上手く伝えることが大切です。

良い部分があっても、相手に伝わらないのでは意味がありませんから、しっかりとアピールするようにしましょう。

前職で培ったスキルや経験が経理事務にも活かせると思うのならば、どのように活かしていけるのかをはっきりと伝えるようにしてください。

経理事務に転職するために取った資格や以前に取った資格などがあるのなら、それもアピールしましょう。

特に経理事務に転職したくて資格を取ったということであれば、熱意の高さもアピールすることができますから一石二鳥です。

得意なことや性格で、経理事務に向いていることをアピールするのもいいでしょう。

人とコミュニケーションを取るのが好き、几帳面で真面目な性格で地道な作業が好き、というように経理事務に向いている面を伝えると効果的です。

【未経験の自己PRの仕方について詳しく解説!おすすめ記事】
どう書いたらいいの?!未経験でも好印象を与える自己PRの書き方とは

ここが見られる!未経験者が経理事務に応募するときの履歴書の書き方

履歴書の書き方ひとつで印象は大きく変わります。

まず、誤字脱字がないように記入するというのは大前提です。どの業界・職種でもこれは変わりませんが、経理事務の場合にはより気を付けるようにしてください。

誤字脱字がないことで、経理事務に必要な正確さや慎重さをアピールすることができます。

また、正確で美しい字や見やすい字、見やすい構成で書くということも効果的でしょう。

これも同じく慎重さや几帳面さということをアピールすることに繋がります。誤字脱字のない綺麗で見やすい履歴書作りを心がけるようにしてください。

内容では、資格だけではなく特技などで経理事務に向いていることをアピールするといいでしょう。

こうすることで、熱意の高さを伝えることが可能です。

【事務職未経験の場合の志望動機の書き方!おすすめ記事】
未経験でも二大アピールポイントで書類突破!事務職の履歴書の書き方

未経験者が面接を受けるときのコツ!経理事務に向いていると感じさせよう

面接まで進んだ場合には、経理事務に向いていそうだと感じさせるような受け答えをする必要があります。

具体的には、志望動機をはっきりと答えられる、企業にとって有益な人間だとアピールできる、コミュニケーション能力が高そうだと思われるような話し方をする、ということです。

まず、志望動機は面接では必ず聞かれることになる質問です。

これに、はっきりと明確に答えることが重要になるでしょう。なぜ経理事務を選んで、なぜこの企業だったのか、わかりやすく伝わりやすい言葉で語るようにしてください。

また、企業にとって有益な人間だと思われることも大切です。

資格や得意なこと、今までの経験などからその企業のために良い働きができるとアピールしましょう。はきはきと話すことで、コミュニケーション能力の高さをアピールすることも忘れないでください。

これだけではなく、身だしなみも清潔感のあるものにすると好印象です。

未経験者が経理事務に転職したいときにおすすめの資格15選

未経験から経理事務に転職したいと思っても、いきなり高レベルの資格や級の高いものを取るのはなかなか難しいものです。

しかし、低い級のものであっても資格を取っているということが有利に働くこともありますし、実務に役立つ場合もありますから、取っておいて損はないでしょう。

未経験であっても、資格などを取って努力しているということは熱意をアピールするポイントにもなります。

また経理に関する資格ではなくても、企業人として役に立つことができるというアピールにもなるのでいいでしょう。

自分がどのようなことが得意なのかを知ってもらうためにも、資格は重要です。

経理事務に転職を目指している時におすすめの資格を具体的に紹介していきます。

経理事務におすすめの資格1.経理系資格の王道「日商簿記検定」

経理や会計関連で知名度の高い資格がこの「日商簿記検定」です。

日本商工会議所が主催している簿記検定で、4級から1級までのランクにわかれています。

この日商簿記では、貸借対照表などの財務諸表を読む力や、企業の経営管理の基礎知識を身につけられる資格なのです。

4級は入門レベルで、数字が小さくなるにしたがってレベルが上がっていきます。

企業の現場や実務で役に立つレベルは、2級からになっています。

1級まで取ると、税理士試験の受験資格が与えられますので、経理や会計士としてステップアップしたいのなら1級を目指すのもいいでしょう。

日商簿記を取れば、財務諸表などが読めるようになりますし、経理の仕事のひとつである税金の申告の仕方や社会保険などについても詳しくなりますので、スムーズに業務をすることができます。

経理事務におすすめの資格2.スキル評価と達成度合いがアピールできる「FASS検定」

FASS検定とは、経理や財務の技能試験になっています。

会計基準や規則などは変わることがありますから、それに対応するために最新の実務技能を身につけているかどうかをはかる検定です。

FASS検定は1科目の試験で、資産や決算、税務、資金といった4分野の実務知識から出題される検定で、月次の業績管理といったことから決算業務の進め方、税金の申告方法などの経理に必要な業務に役立つものが出題されるのが特徴になっています。

FASS検定は合否などはなく、総合点からA~Eというレベルで分けられてスキルを評価する形式です。

実務で役立つには、最低でもCランクを取っている必要があるでしょう。

日商簿記よりも実務的な知識や能力を問われる検定ですので、受けることによって知識や技能が身についているか確かめられる、苦手分野の洗い出しなどができるという効果があります。

経理事務におすすめの資格3.実践重視の資格「経理事務パスポート検定(PASS)」

経理事務パスポート検定はPASS検定と呼ばれている、日本CFO協会とパソナが共同開発した検定になっています。

どこの業界でも通用するような経理知識を3段階、1級~3級に分けてある検定です。

PASS検定の特徴としては、受験から学習までインターネットを使ったeラーニングで行うため、経理初心者や興味があって学習してみたいという人でも気軽に受けやすいということでしょう。

実務で役に立つレベルとしては、最低でも2級は欲しいところです。3級は入門編のような位置づけになっていますから、3級を取ったら2級を目指してみましょう。

PASS検定の2級では、発生頻度の高い請求や支払い、経費の取引や仕分けといったことを理解できるレベルになりますから、月次業務などにも役立ちます。

経理事務におすすめの資格4.給与計算業務に自信がつく「給与計算実務能力検定」

給与計算業務の基本的な技能を身につけるための検定が、この給与計算実務能力検定です。

給与計算実務能力検定は、内閣府が認可する団体が主催している資格になっており、採用担当者の間では経理の基礎能力を測るための指標とされていると言われています。

この検定では、経理の重要な仕事である給与計算の基本から社会保険、各種税金について実用的な知識を学ぶことができます。

1級と2級にわかれていて、2年ごとに資格更新の手続きがあります。

実務で役立つレベルなら、2級を持っていれば十分ですが、複雑な給与形態や年末調整などの年次業務をしたいと思うのなら1級を目指すべきでしょう。

この資格を取ることで、給与計算の基本知識が身につきますから月次業務に役立つはずです。

経理事務におすすめの資格5.会計ソフトのスキルが上がる「電子会計実務検定」

電子会計実務検定は、会計システムの導入や会計情報の分析、把握をするための知識が身につく検定です。

これだけではなく、e-Taxなどでの電子申請や納税、帳簿などの電子保存といったスキルも習得できます。

電子会計実務検定では、簿記の知識はもちろんのこと、会計ソフトを使用しての試験もありますので、それらの扱いに慣れておく必要があるでしょう。

1級~3級までに分けられており、1級が上級になっています。

実務で役立つのは2級からになっていますので、2級の取得を目指しましょう。

2級は日商簿記2級程度の難易度だと言われています。

ほとんどの企業では、会計システムや会計ソフトを使用しての業務が多くなっていますから、この資格を取ることによりスムーズにシステムを扱うことができるのです。

経理事務におすすめの資格6.会計の知識が身に着く「ビジネス会計検定」

ビジネス会計検定は、財務諸表の作成や分析といった「会計」に関する知識が身につく検定になっています。

分析手法を学ぶことで、より財務諸表についての理解を深めることができますから、作成においても役立つでしょう。

ビジネス会計検定は、1級~3級までに分けられています。

3級では、会計用語や財務諸表の基礎を理解しているレベルになります。

経理のみであるのなら3級レベルでもいいでしょうが、更に深く企業戦略などについても理解したいと思うのなら2級の取得が必要になるでしょう。

経理事務において理解していることが求められる財務諸表の読み方や分析方法、作成方法などといった知識が身につきますので、月次業務においても役立ちます。

経理事務におすすめの資格7.日本国内でも知名度の高い「国際会計検定(BATIC)」

国際会計検定はその名の通り、国際的な会計検定になります。

東京商工会議所が主催をしている英文会計の検定で、国際コミュニケーションのための簿記会計検定とも言われています。

日本国内だけでなく、国際的に通用する会計基準を英文簿記と国際会計理論というふたつの分野で学べるものになっており、試験はすべて英語で行われます。

外資系企業やグローバルな活躍をしている企業の経理事務を目指しているのなら、取っておくと便利な検定です。

合格の基準などはなく、スコアによって4つの段階に分けられます。

1,000点~880点でコントローラーレベル、879点~700点でアカウンティングマネージャーレベル、699点~320点でアカウンタントレベル、319点~200点でブックキーパーレベルとなっています。

実務で役に立つには、アカウンタントレベル辺りが必要になるでしょう。

国際的な会計基準などを学べますから、外資系企業や海外と取引のある企業の経理事務の業務につくなら役立ちます。

経理事務におすすめの資格8.金融系の転職にも有利な「ファイナンシャル・プランナー」

幅広いお金についての知識が身につくのが、ファイナンシャル・プランナーです。

税金から節約、投資や住宅ローン、不動産や相続といった仕事だけでなく生活にも役立つ知識が学べるのが特徴になっています。

経理以外でも役立つお金の知識を学べるので、金融系への転職にも有利に働く検定です。

ファイナンシャル・プランナー検定は、1級~3級までに分けられています。

経理事務の仕事で役に立つレベルなら、2級まで取得しておくといいでしょう。

2級を受験するためには資格が必要ですから、その点は気を付けてください。

3級を取得していれば2級の受験資格が与えられます。とりあえず3級から取得するといいでしょう。

ファイナンシャル・プランナーの資格では、税金関係について学ぶことができ、税金の申告などをするときに役に立ちます。

経理事務におすすめの資格9.ビジネス英語の向上を目指す「TOEIC」

TOEICは、知名度の高いビジネス英語の検定です。

TOEICでハイスコアを記録していることで、グローバル企業や外資系企業などへの転職には有利に働くことになるでしょう。

TOEICは合否判定ではなくスコアで結果が出るようになっています。評価は聞き取りと読解のふたつに分けられており、それぞれに5点~495点の5点刻みで採点されます。

合計は10点~990点で、試験はすべて英語で行われます。

外資系企業などで経理事務をしたいという場合には、最低でも700点~795点程度のスコアがあるといいでしょう。

ビジネス英語を最低限理解できる、日常業務のやりとりができるのがこのぐらいのスコアです。

外資系やグローバル企業では、英語で会話することもありますからTOEICを受けて英語力を高めておくと、コミュニケーションを取りやすくなります。

経理事務におすすめの資格10.語学力のアピールができる「英検」

英検は実用英語技能検定の略で、国内最大規模の英語検定になっています。

英検では、TOEICとは違ってヒアリング、スピーキング、リーディング、ライティングの4つの技能を測定して合否の判定を行います。

そのため、TOEICよりも幅広い英語の技能が必要で、総合力が試される検定なのです。

また、級によっては英作文と面接試験があるのが特徴です。英検は、5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級の7つのレベルにわかれています。

3級が高校生レベルになりますから、ビジネスで役立てたいと思うのなら最低でも2級程度は必要になるでしょう。

経理事務は書類の作成や他部署の社員とのやり取りなどが必要ですから、ライティングやスピーキング技能も鍛えられる英検はグローバル企業で働くのなら役に立つでしょう。

経理事務におすすめの資格11.MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

PCの基礎的な操作を覚えることができるのがこの、MOSです。

その名前の通り、マイクロソフトオフィスのエクセルやワードなどの技能を高めることができます。

ワード、エクセル、パワーポイント、アクセス、アウトルックの5つの分野に分かれていて、身につけたいスキルを選んで受験することが可能です。

パソコンスキルに自信がないという場合には、MOSを受験して基礎的な知識や使い方を覚えるようにするといいでしょう。

また、経理事務として転職を目指している場合には、ワードやエクセルを使用することが多いですから、このふたつを選んで受験するといいでしょう。

パソコンを使っての業務が多くありますので、基礎的な操作や応用などを覚えられるMOSはおすすめの資格です。

経理事務におすすめの資格12.パソコン知識や実技が身に着く「日商PC検定」

日商PC検定は、プレゼン資料の作り方やデータの分析方法、文書作成などと行った実務に特化したパソコン技能を学ぶための検定です。

パソコンを使えるということだけでなく、ビジネスで役立つような文書作成の仕方などを学ぶことができるようになっているのが特徴です。

初級であるベーシックと3級~1級に分けられていて、それぞれに必要なスキルが違ってきます。

経理事務の現場で役立つレベルの技能を身につけたい、またスキルアップしたいと思うのなら、2級まで取得しておくといいでしょう。

2級では実務に必要なIT知識やスキルを身につけ、業務の円滑化をはかることができます。

パソコンを使うことが多い経理事務ですから、知識やスキルを身につけておくことで業務がスムーズに行えるようになるでしょう。

経理事務におすすめの資格13.書類保存の知識が身に着く「文書情報管理士」

文書情報管理士は、主にオフィスで取り扱う文書や帳票類、伝票類、技術資料などといった紙の文書をパソコン画面で見ることができるようにするためにスキャナで保存をしたり、書類を安全で効率的に長期保管したりするための技術とそれに関連する法律や規格などの知識をはかるための検定です。

上級・1級・2級に分かれていて、一般的な経理事務なら2級程度を取得しておけばいいでしょう。

2級では文書の電子化や法律などについて学ぶことができます。

中小企業などで、一般事務も任されるような職場なら、文書情報管理士は文書を効率的に保存する、電子化して見やすくするなどのことをスムーズにできるようになります。

また、伝票類や帳簿類の整理にも役立ちます。

経理事務におすすめの資格14.文書作成のコツが学べる「ビジネス文書検定」

ビジネスで使える文書作成に役立つ検定がこのビジネス文書検定です。

ビジネス文書には一定の形や特有の言い回しといったものが存在しますから、それに沿った形で文書作成をする必要があります。

そのビジネス文書の基礎的な内容やコツを学べるようになっているのがこの検定です。

社内文書や社外文書の書き方、正しい用字、用語の使い方、わかりやすく礼儀正しい文書が作れるといったことを検定で確かめます。

ビジネス文書検定は1級~3級までに分けられています。

文書作成などをする機会も多い経理事務ですから、2級程度を取っておけば間違いはないでしょう。

社外に向けた文書を作ることもありますから、基本的な言い回しなどをしっかりと学んでおくことで失礼のない文書を作ることができます。

経理事務におすすめの資格15.ビジネスマナーが身に着く「秘書技能検定」

経理事務の中でも秘書のような役割を担う場合もあります。そのような時に役立つのが秘書技能検定です。

秘書技能検定では、ビジネスの場に相応しい対応や言葉遣い、文書作成の方法などを身につけること目標にしています。

秘書技能検定は、3級、2級、準1級、1級の4つに分類されています。

ビジネスの場で使えるレベルを身につけたいと思っているのなら、準1級まで取得しておくことが望ましいです。

準1級は筆記試験だけではなく面接試験もありますので、言葉遣いや立ち居振る舞いなども見られることになります。

経理事務でも、電話対応や来客対応などをする場合もあります。

その際の対応が会社の顔になる場合もありますから、ビジネスマナーを身につけておくとよいでしょう。

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経理事務未経験でも志望動機や熱意が伝われば採用につながる可能性がある

このように、経理事務にはさまざまなスキルが必要になります。

なかなか求人募集がないことに加えて、人気が高い職種ですから未経験から入社するというのは狭き門になるでしょう。

しかし、しっかりと業務内容や応募先の企業についての理解を深めて、志望動機や資格の取得などで熱意をアピールすることができれば、採用してもらえることもあります。

未経験だからといって諦めずに、採用してもらえるように自己分析をしたり、自分を高めて行ったりしましょう。

そうすることが、採用の近道です。

未経験からでも、しっかりと仕事をして経験を積んでいく、役立つ資格を取得するなどすれば給料アップの可能性もありますし、有利な転職も見込めますから、一歩ずつスキルアップしていってください。

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RUN-WAY編集部

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