メンタルが弱い人は言語能力が低い【ライター/DJあおい】




読めるけど、書けない漢字って相当ありますよね

絵を見れば何のキャラクターかわかるけど、そのキャラクターを描けと言われたら無理、みたいなことも多々あります

インプットはできるけど、アウトプットはできない、みたいな

実はそういう現象って、対人コミュニケーションでもあるんです

他者が何を言っているのかはわかるし、何を伝えたいのかもわかる

でも、自分の気持ちを言葉で表現することができない

自分の中に内包された感情を上手く他人に伝えることができない

そうなると、インプットばかりでアウトプットが滞ってしまいますので、他人の気持ちはわかるけど、自分の気持ちをわかってくれる人がいないという、一種の孤独感を覚えてしまうんです

『言葉で表現することが苦手』という自覚症状がある人ならまだ救いがあるのですが、殆どの場合は無自覚なんですよね

『相手が何を言っているのかわかる』というだけで『私は日本語がわかる』と思い込んでしまっているのです

『読める』というだけで『書ける』と思い込んでしまっているようなもの

実は言葉ってインプットよりもアウトプットの方が断然難しいんです

そして病みやすい人やメンタルが弱い人ほどこの『アウトプット不全』の傾向が高いんですよね

キャパオーバーするほど思い詰めているのに、それを上手に言語化することができないから、外に出すことが出来ずに已む無く独りで抱え込んでしまうということです

 

言語能力を鍛えるために、偉い人はよく『本を読め』と言うことが多いのですが

本当は本を読むだけでは足りないんですよね

とくにアウトプット能力を身に付けるためには『読む』ではなく『書く』という課題が必要になります

『読んで書く』という読書感想文方式が一番いいんですけどね

読書感想文というとアレルギー反応を起こす人も多いと思うのですが、なぜ感想文にアレルギー反応を起こしてしまうのかといえば、ぶっちゃけつまんねえ本を読んでいるからなんです

べつに宿題ではないですから、感想文の題材なんて文学や哲学でなくても結構

なんなら好きな漫画でもいいし、もっと言えば好きなドラマや映画の感想文だっていいし、好きな推しについての感想文でもいいんですよ

題材が自分の好きなものなら、軽く一万字くらいは書けてしまうはず

それを何度も読み返して修正を繰り返し、適正な言葉を選ぶ作業を続けていれば、アウトプット能力は向上してストレスを蓄積しない体質になるはずです

 

一度やってみるとよくわかりますよ

自分がどれだけ日本語を理解できていないということがね

それを理解することがスタートラインに立つことだと思ってください

DJあおい

謎の主婦。 ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万人。 サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー約15万人。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されていますが、その素性はいまだ謎のままです。

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